今回の安保法(戦争法)の諸問題を、系列的に並べて検証する必要性を感じている。無数の疑義と、政府の虚偽が混在するので簡単に次の項目に分けてみた。
①まずは、この法案が集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて、安倍晋三の個人的な有識者会議、安保法制懇(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の提案を受けて作成さた法律であること。因みに、この安倍晋三のお友達で構成される安保法制懇のメンバーには国会議員一人も入っていない。そして、憲法など法的安定性を否定する与党と事務局が作成し、僅かに、与党協議として公明党側が僅かに注文を付けた程度である。
立法府としての国会の存在意味が無く、与党の内部協議も全くなかったといって良い。与野党を問わず、国会議員なら異論を出すべきである。
②さらには、安倍晋三が11本もの法律を、一つに束ねるという極めて乱暴な出してきたことが事態を混乱させることになる。これは法制懇か首相周辺の知恵者の差し金だろう。全部賛成か反対かという踏み絵のような作用しかなく、論議するとか、部分修正するなどとはおよそできる状況を作らなかった。
①について、自民党や公明党内部にも同調するものも少なくはないが、党議拘束が民主主義の基本理念を握りつぶしていると言える。
③最も重要な、法案の裏付けとその内容の杜撰さ、そして強行採決に象徴される拙速さである。集団的自衛権行使容認の必要性に掲げていた、ホルムズ海峡の機雷敷設除去も米軍艦船に収容されている邦人(なぜか母と子どもである)の救出は、あっけらかんと自ら否定した。存立危機事態については、総合的判断しかないことが判った。なら法案は差し戻されるべきである。
根拠の一つとし掲げた、急速な中国と名指ししてまでの脅威も、その実態と法案による抑止効果など何も説明できもしない。中国の軍事力は、1990年に比して実際は21.12倍になったが、この間の経済成長は32.95倍である。日本はこの間防衛費は、2.11倍から2.21倍になっている。軍事予算のGDP比は、アメリカが3.86%、中国が2.02%、日本が0.96%であるが、中国は日本に対して高度成長期を含め、軍事的脅威など述べたことはない。アメリカや中国のような軍事国家に比肩しても意味がない。
安倍晋三は中国にたし、外交のドアは開いていると言いながら、ドアから出ようとせず危機を煽るばかりである。
唯一残った根拠の中国脅威論も偽装である。本法案が採択されたら、中国が南沙諸島から手を引き、尖閣には手を出しませんとでもいうと思っている国民などいない。むしろ逆である。安倍晋三の軍事的脅威論の懸念の方が、圧倒的に大きい。
①については、明らかな憲法違反である。内心憲法に抵触すると思っている自民党議員も、③の必要性のために、違憲を黙殺し党の方針に逆らわない議員が圧倒的である。国会でも自民党議員から憲法論議などでてこない。
野党と多くの国民は、①の入り口論で、すなわち憲法違反ということで本法案に強く反論をしている。創価学会までが異論を抱いている。これから際限なく繰り広げられる法廷闘争に国が勝つ見込みなどない。
そして最後に残ったのが、安倍晋三のアメリカ属国化宣言である。習近平がボーイングを300機買うと表明した。アメリカの財界は大喜びである。中国にアメリカが日本防衛のため、砲弾を撃ち込んでくれることなど絵空ごとでしかない。
①まずは、この法案が集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて、安倍晋三の個人的な有識者会議、安保法制懇(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の提案を受けて作成さた法律であること。因みに、この安倍晋三のお友達で構成される安保法制懇のメンバーには国会議員一人も入っていない。そして、憲法など法的安定性を否定する与党と事務局が作成し、僅かに、与党協議として公明党側が僅かに注文を付けた程度である。
立法府としての国会の存在意味が無く、与党の内部協議も全くなかったといって良い。与野党を問わず、国会議員なら異論を出すべきである。
②さらには、安倍晋三が11本もの法律を、一つに束ねるという極めて乱暴な出してきたことが事態を混乱させることになる。これは法制懇か首相周辺の知恵者の差し金だろう。全部賛成か反対かという踏み絵のような作用しかなく、論議するとか、部分修正するなどとはおよそできる状況を作らなかった。
①について、自民党や公明党内部にも同調するものも少なくはないが、党議拘束が民主主義の基本理念を握りつぶしていると言える。
③最も重要な、法案の裏付けとその内容の杜撰さ、そして強行採決に象徴される拙速さである。集団的自衛権行使容認の必要性に掲げていた、ホルムズ海峡の機雷敷設除去も米軍艦船に収容されている邦人(なぜか母と子どもである)の救出は、あっけらかんと自ら否定した。存立危機事態については、総合的判断しかないことが判った。なら法案は差し戻されるべきである。
根拠の一つとし掲げた、急速な中国と名指ししてまでの脅威も、その実態と法案による抑止効果など何も説明できもしない。中国の軍事力は、1990年に比して実際は21.12倍になったが、この間の経済成長は32.95倍である。日本はこの間防衛費は、2.11倍から2.21倍になっている。軍事予算のGDP比は、アメリカが3.86%、中国が2.02%、日本が0.96%であるが、中国は日本に対して高度成長期を含め、軍事的脅威など述べたことはない。アメリカや中国のような軍事国家に比肩しても意味がない。
安倍晋三は中国にたし、外交のドアは開いていると言いながら、ドアから出ようとせず危機を煽るばかりである。
唯一残った根拠の中国脅威論も偽装である。本法案が採択されたら、中国が南沙諸島から手を引き、尖閣には手を出しませんとでもいうと思っている国民などいない。むしろ逆である。安倍晋三の軍事的脅威論の懸念の方が、圧倒的に大きい。
①については、明らかな憲法違反である。内心憲法に抵触すると思っている自民党議員も、③の必要性のために、違憲を黙殺し党の方針に逆らわない議員が圧倒的である。国会でも自民党議員から憲法論議などでてこない。
野党と多くの国民は、①の入り口論で、すなわち憲法違反ということで本法案に強く反論をしている。創価学会までが異論を抱いている。これから際限なく繰り広げられる法廷闘争に国が勝つ見込みなどない。
そして最後に残ったのが、安倍晋三のアメリカ属国化宣言である。習近平がボーイングを300機買うと表明した。アメリカの財界は大喜びである。中国にアメリカが日本防衛のため、砲弾を撃ち込んでくれることなど絵空ごとでしかない。
これ韓国に対してですよね。習さんとは会談してますし。
中国は日本に対して高度成長期を含め、軍事的脅威など述べたことはない・・
当たり前じゃないですか,自衛隊を外に出すのでさえあれだけ議論しているんですから。日本を軍事的脅威に思った国なんて・・・韓国は思っているかも。
中国が南沙諸島から手を引き、尖閣には手を出しませんとでもいうと思っている国民などいない。むしろ逆である・・
だから法案可決されても,それほど支持率下がらないんだと思いますよ。手続きや内容には反対だけど,必要性は認めるってところじゃないですか。
それだけ中国の潜在的脅威を感じている人が多いんですよ。実際大きい国だし,歴史的に見てもアジアのリーダー且つ脅威は常に大陸にある国でしたから。ほんの数年だけ日本がその立場になりましたけど。
とろ様も”アジアのリーダー”などカタカナを使いますので、お互い様としておきましょう。
私は新安保法は違憲、後方支援や駆けつけ警護は星条旗51番目の星(日本州USA)になるのではないかとの危機感をおぼえている小心者です。
とろ様のコメント内容の立ち位置が明確であればしっかりと論議したいと思います。ご意見を表明していただけることを願っています。
理由ご存知ですか?漢字読めない人達のためかな。
文言上見れば違憲だと思います。それはおかしいから憲法かえましょうという考えです。
関係ないですが、ある教授がつぶやきで、「ハードルがあまりに高ければ迂回されるか、最悪の場合は権力によってハードル自体が壊される・・。1962年にドゴールがやったのは後者。権力とはそういうもの、という認識も必要」。なるほどなと思いました。今回は前者ですね。
自衛隊はPKOはいいのでは。困ったときはお互い様ですから。
東日本復興対策本部提言書に「フクシマ」との記載があるようで、政府も意図的に使うのでしょう。
とろ様は漢字読めない人への配慮などと気遣った表現ですが、No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマなど、「核なき世界」を願う人間の表現と思います。
おかしければ憲法をかえましょうという考えですが、日本国憲法には改憲手続きの方法が示されています。とろ様は新安保法を違憲と認めていますね。手続き上の問題は別にして、選ばれた国会議員によって決議されたことが根拠となっているのでしょう。
憲法ってサークルや町内会の決まり事程度の軽さでしょうか?
突然、ドゴールの話題に驚きました。1962年はフランス領アルジェリアが解放された年と思います。むしろドイツ占領下でレジスタンス運動にかかわったド・ゴールは全権委任を条件に総理就任をした部分と思います。今の日本は全くそんな状況ではありません。
確かに、フランスは独自に憲法を制定し核保有国となりました。
ちなみに、2年前「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と述べたのは麻生氏です。この発言はあまりにも卑劣で国民を見下した発言と思いませんか?
中国の潜在的脅威(歴史的に見てもアジアのリーダー。ほんの数年だけ日本がその立場になった。)の認識も異なるものがあります。
集団的自衛権を認め…自衛隊はPKOはいいのでは。困ったときはお互い様ですから。…はあまりにも安易な発想です。困るのは国民ですかそれとも権力者ですか、間違っても兵器製造産業ではないでしょうね。
え?違うんですか?それとアベについてはどう思われます?
憲法守るのは大事ですよ。ただ、70年前と今では状況も違ってきてますから変えた方がいいと思うんですが、現状改憲は無理でしょう。だから解釈変えて法案通すってことになったんだと思います。手続きや内容は問題だけど、必要性は認識しているから世間も容認している。自衛隊の存在と似ているのかな。それが支持率あまり下がらなかった理由かなと。
ドゴールはよく知らないので・・・迂回の方をフォーカスしていただければ。ある教授のツイートを見た私の雑感ですから、読み捨てていただければと思います。
麻生さんは最後に「重ねて言いますが喧騒の中決めないでほしい。それだけは是非お願いしたいと思います。」と言われているので、国民を見下しているとは思いません。
中国の・・・認識も異なるものがあります。
歴史の見方は色々あるので。私が必ず正しいとは思ってませんし。ちなみにどのような認識なんですか?
PKOもダメですか?唐松様はどのくらいなら問題ないと思われていますか?
PKOも最初は揉めに揉めましたけど、最近はほんと静かになりましたね。それだけ重要性が認知されたのか、単に忘れちゃったのか。
私の場合、嫌悪感(原発事故処理、エネルギー政策、新安保法、TPP等)も伴います。
論点が多すぎますが、まず前回の質問に応えていただけませんか。
・・・「困ったときはお互い様ですから。」…困るのは国民ですかそれとも権力者ですか、間違っても兵器製造産業ではないでしょうね。・・・
困るの対語は喜ぶでしょうか。大きい、小さい。重い、軽いなど基準に基づいて使い分けます。
憲法を守る(権力者が勝手に変えることを独裁)…すべての日本国民は憲法によって守られ、権力者は憲法によって権力を制限されています。(外国大使館、米軍基地は治外法権。日米地位協定も例外)
「迂回する」で思い出しました。四次元の相対性理論の説明で、ヒトとミミズのたとえ話がありました。ミミズはA点からB点に移動する場合、障害物を迂回して目的地を目指し、ヒトは障害物を取り除くでしょう。
麻生氏の「喧噪の中で決めないでほしい。」という発言、まるで反対論を抹殺もしくは黙らせろという内容にも受け取れますが。ちなみに、中国は歴史という時間軸に基づいて語ってください。
確かに70年は長い時間です。フランス歴史はパスしますが、アフガン後方支援(PKO)で55人が犠牲になったドイツです。世論は冷めてきたと報道されています。
人の主張の引用は良いことですが、もう少し内容確認が大切と思うのですが。
前回の質問で,困っているのは紛争地域の住民です。
日本も将来,国内でドンパチすることもあるかもしれません。そんとき国連軍が入って治安維持にあたってもらうかもしれませんから。
すべての日本国民は憲法によって守られ、権力者は憲法によって権力を制限されています・・・
仰る通りですけど,憲法は外国からの攻撃には無力ですから。
反対論を抹殺もしくは黙らせろという内容にも受け取れますが・・・
言葉の取り方は人それぞれですね。私はそうは受け取りませんでした。
中国は歴史という時間軸に基づいて語ってください・・・
ですから,「歴史的に見てもアジアのリーダー且つ脅威」と書いたのですが。認識が異なるということなので唐松様はどう思われています?
「紛争地域で困るのは国民です。」…具体的な想定はシリア難民ですか?
米国の軍事介入が現在の悲劇を増大しています。治安が安定する方法を私は知りませんが、ロシアの空爆で事態はさらに悪化。軍事予算を紛争地の武器回収や復興支援に向けことができれば、難民はどれほど救われることでしょう。
「憲法は外国からの攻撃には無力」「日本も将来,国内でドンパチすることもあるかもしれません。そんとき国連軍が入って治安維持にあたってもらう」
憲法を無力化しているのは安保法は合法と繰り返す阿部政権です。時期国政選挙では改憲を正面に掲げると宣言しています。
ドンパチの可能性は外国の侵略ですか、国内反乱ですか。政府説明では近代兵器やミサイル攻撃で一瞬に勝負は決まると説明しています。
そもそも安保法案は戦争抑止力の切り札としての政府提案ですが、とろ様の発想は妄想の世界へ飛び出していませんか。
麻生氏の発言は、参院本会議決議の様子(棒倒し戦法)がすべてを語っています。
中国が「歴史的に見てもアジアのリーダー且つ脅威」という場合、いつの時代からの判断ですか。
私は古代中国の四大発明(羅針盤、火薬、紙、印刷)や稲作、漢字、文化、技術伝来など日本は大きな恩恵を受けたと思っています。
ざっくり日清戦争から最近まで日本はアジアのリーダーであり、1979年にはジャパン・アズ・ナンバーワンと世界から持ち上げられた時代すらありました。
とろ様は集団的自衛権を違憲と判断しています。自衛隊を外に出すとのコメントが気になります。どんな状態で出すのですか?
冗長になりますが、話題を変えさせてください。
2014年ノーベル賞を受賞したマララ(パキスタン)はご存じと思います。もう一人の受賞者、 カイラシュの「 平和を実現するには?怒りなさい」という講演要約です。
怒りはエネルギーだ・・・エゴと言う殻、自己中心的な生き方では憎しみ、暴力、復讐、破壊へと変わる・・・でも、殻を破れば怒りは大いなるパワーへと変わる・・・殻を破るには思いやりを発揮すること・・・
最も怒りを持っている人が怒りをアイデアにし、行動に変えられる・・・そして、世界へつながり、世界がもっとよくなっていく。
彼は敷物の不買運動で児童労働を劇的に減らし、すべての子どもが学校に通うことができることを目指して運動を推進しています。
漢字表記できるものをなんでカタカナ使っているのかって疑問に思っているだけですから。
具体的な想定はシリア難民ですか?
具体的な想定は特にありませんよ。シリアに関しては,レッドラインを引いたのに越えても何もしなかったアメリカというかオバマさんに今の混乱の一因があるのではないかと思っています。そんなわけでアメリカのせいというのには同意です。
早く収まるといいのですが,専門家も手の打ちようがないと言うくらいですからね~。
憲法を無力化しているのは安保法は合法と繰り返す阿部政権です・・・
仮に無力化しているのが安倍さんだとしても,攻め込む側から見れば,そんなことどーでもいいことですから。
麻生氏の発言は、・・・がすべてを語っています・・
そうですか。とらえ方は人それぞれですね。
中国の認識に関してはだいたい同じです。
具体的にいつからって言われると困ってしまいますが。
日本がリーダーだったのは日清に勝ってから第二次大戦で負けるまで。それ以降経済的にはトップでしたけど,リーダーは政治軍事面での影響力こそ必要だと思うので。
自衛隊の海外派遣はPKOで国連と一緒ならいいのでは。
学問は必要ですからね,今後も頑張って欲しいですね。
以下、とろ様の中国に対する最初のご意見…
「中国の潜在的脅威を感じている人が多い。実際大きい国,歴史的に見てもアジアのリーダー且つ脅威は常に大陸にある国。ほんの数年だけ日本がその立場になりました。」
今回のご意見…
「第二次大戦で負けるまで。それ以降経済的にはトップでしたけど,リーダーは政治軍事面での影響力こそ必要だ。」
→今度は政治軍事面の影響力。つまり、とろ様の真意ですね。阿部政権のスローガン「日本を取り戻す」の中身と重なりますか?
登呂様は明治~敗戦までの大日本帝国再来を望んでいるのですね。
この時代は、軍国主義、膨張主義、植民地主義、覇権主義と批判された日本でもあります。八紘一宇のスローガンのもとアジア統一を画策した時代もありました。
中国の国連代表権は1971年、中華民国から中華人民共和国に入れ替わってます。最近では、「対中国包囲網がついに完成!四面楚歌に追いこまれた習近平」などの論評も出始めています。
その他、論点が多すぎ!!
①紛争地で困るのは国民…具体的な想定は特にない。
②ドンパチの可能性→これも具体的な想定はない?
③憲法…攻め込む側から見れば,そんなことどーでもいい→だから誰が攻め込むの!?
麻生氏…とらえ方は人それぞれですね。→国民に丁寧に説明すると言ってたことは?
(国連軍と一緒に?)自衛隊を外に出す→ドイツPKOを例示しました。自衛隊員の多数の犠牲も想定内?
集団的自衛権は違憲、憲法は迂回しても構わない。これがとろ様の主張ですね。
「どうでもいい」、「とらえ方は人ぞれぞれ」とのコメントは単なる揚げ足取りになります。少なくとも、誠実に論議する意志は伝わりません。