そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ボブ・ディランのノーベル賞を歓迎する

2016-10-14 | ノーベル賞
今年のノーベル賞、しかも文学賞をボブ・ディランが受賞した。歌手での受賞は初めてであるが、なんといっても本音の新鮮な歌詞がいい。日本ではほとんどが反戦フォーク歌手と紹介している。若いころにはそうしたことにも違和感もなくはなかったが、現在はスーッと驚くような言葉が、一緒に成長した世代に支えられてきた。ひょっとしたら、ボブ・ディラン氏は受賞を拒否するのでないかと思ってみたが、どうやらそうした動きはない。
サプライスであると同時に、平和賞でなかったことで安心した。何かと問題が多い、禍根を残すような事象が数多くある、政治的側面と実績評価に大きな温度差がある、平和賞ではなく文学賞ということで歓迎したい。
選考委員は、「アメリカの輝かしい歌曲の伝統の中で、新しい詩的表現を生み出してきた」ことを評価したと述べている。世界を席巻するような文学作品がかつてのようになくなったことも背景にあるが、ボブ・ディランのノーベル文学賞の受賞を嬉しく受け止めたい・

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4 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-10-14 22:36:07
Dylan自身は受賞を手放しで喜ぶような俗物ではないと信じるが、彼の主張が体制保守派にも評価受容されたとするなら、それは喜ぶべきことだろう。ノーベル賞には批判も多いが、どこかの国の「なんとか旭日大ハッタリ勲章」如く、しっかり権力側犬として支え仕えた者への冥土のみやげ的賞と比べるとまだましと言えるかもしれない。

それでも、もしDylanが本心で真実を語ってきたとすれば、彼が求めてきたのは、不正で暴力的な社会の終焉のはずである。だが、それはいつになってもいっこうに実現しない。
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Unknown (きなこ)
2016-10-15 04:33:43
ボブディランさん、よく知りません、すみません(゚ω゚?)
アメリカ中西部、祖父母はウクライナやリトアニアからのユダヤ系移民、ということで、さぞかし複雑な人なのだろうか、と、想像するばかり「(゚ペ)
村上春樹訳「グレートギャツビー」で、"これは結局、中西部の物語なのだ。"とあったので。一見、明朗で華やかで健康的に見えても、アメリカ中西部には?社会には?すっごい裏表がある、という話だったと思います。村上さんが一番好きな小説だそうです。
村上さんはそういうアメリカ小説を中心に翻訳してくれている気がして、いくつか読んでいます、が、村上さんのオリジナル小説は読んだことがありません(;^ω^)
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Unknown (きなこ)
2016-10-15 05:08:50
「グレートギャツビー」は、昔、別の人の訳で読んだときは「ピンクのスーツを着た趣味の悪いロバートレッドフォード「(゚ペ)?」という印象しか残らなかったのですが、村上春樹さんの訳では、村上さんにとって世界を変えた最高の傑作小説!と言われるのも納得できました。翻訳って大事ですね。
ボブディランさんの歌詞も、よくわからないなあ(゚ω゚?)、その背景を知らないからでしょうね。
単純でも明快でもないアメリカの心を歌った詩人、なのでしょうか。。
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Unknown (ひろき)
2016-10-15 10:10:48
そうですね、平和賞なら、ともかく。なぜ今さら権力に媚びなけ?
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