カジノは賭博であって民法で禁じられている。民法の公序良俗の「第90条:公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」というのは賭博行為の禁止である。賭けマージャンや花札でスポーツ選手や芸能人が逮捕されるが、賭博が禁止されているからである。この法律は改正されているわけではない。
安保関連法と同様に、現行法を無視して通したのがIR法である。その時の強硬採決したのが委員長が、今日逮捕された秋元司である。
2017年8月、第3次安倍内閣で国土交通副大臣(観光立国の推進、航空行政、道路、港湾など担当)兼内閣府副大臣(IR担当)兼復興副大臣を任命されている。派閥の領袖の二階が報道記者を怒鳴りつけても、菅官房長官がIR遂行にいささかの狂いもないといってみたところで、この男はIR推進のトップの人物といえる。
贈賄側の500ドットコムも3人が逮捕され、収賄側も秋元のほかに国会議員などの事務所が捜査されいずれ逮捕されるようである。今後どうなるかは不明であるが、今回は東京地検特捜部がよく頑張ったと思う。賭博を推進する人物はイチかバツか、所詮こんなものである。
これまで同種の事件の甘利明は、典型的な贈収賄事件でありながら、睡眠障害などという明らかな詐病を理由にほぼ一年トンずらしたままであった。復帰後は津の重鎮として、あの事件を忘れた国民の前で動き回っている。。
森友加計学園や桜を見る会も同じである。大物は逮捕されないし、時間が経つと多くの国民は忘れてくれるだろうを期待している。見方によってはこの秋元司の逮捕で、桜おみる会の悪行が正月を超えるころには、安倍の期待通り多くの国民は忘れてくれることになろう。
賭博は勤労の美徳を穢すものであって違法行為である。