そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ウクライナは二大大国ロシアの不条理とアメリカの横暴に従順にならなければ生き残れないなのか

2025-03-04 | プーチン

ロシアのメディアは、ゼレンスキーとトランプの会談物別れというより、詰り合いを大喜びで報道している。招かれた大統領貴賓室から豚が追い出されたとか、ゼレンスキーは和平を拒否したとかいうのである。
結局はこうした報道されると同時にトランプは大きなカードを切った。
「アメリカはウクライナ側が誠意ある和平交渉へのコミットメントを示していると、トランプが判断するまで、すべての軍事支援を停止する」と宣言し、今日ウクライナへのあらゆる武器援助を、一時停止すると発表した。
アメリカ政府関係者は、空路または海路で輸送中の武器やポーランドで移送待ちとなっている武器など、ウクライナにまだ到着していないすべて米国製軍事装備の輸送が停止されると述べている。
これでウクライナの取る道は二通りしかなくなった。ゼレンスキーがトランプに従うと完全に白旗を上げるか、辞任して新たな指導者に任せるかしかないだろう。
欧州首脳会議はほぼ全首脳がゼレンスキー支援を表明している。ゼレンスキーは辞任も方針転換も苦渋となる。
確かに3年間ウクライナが、ロシアの侵略に持ちこたえてはいるが、戦況が好転しているわけではない。アメリカの膨大な支援があって持ちこたえているといえる。プーチンの望んだ東部四州の8割は占拠されているし、子どもたちはロシアに大勢拉致されているし、住民は殺害されるか暴力的支配下にある。連日ウクライナ全土にドローンが飛び交い攻撃する。
トランプの和平案を飲むことはそれらを容認することになる。そしてまたアメリカと言う大国の横暴、不条理をも認めることになる。
そしてまた、アメリカと言う支援大国の横暴を認めなければ、トランプの地下資源の権利認めろということにもなる。
ウクライナはどちらに転んでも、世界の二大大国、ロシアとアメリカの横暴に従うことになる。
ウクライナに多くの選択肢はない。

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