関西から遠く北関東の小都市に引っ越して、息子は3歳で幼稚園に入った。
関西で姉が通っていた幼稚園に母親と何度も同行していた時は、「幼稚園は楽しいもの」のイメージだったので、入園には依存がなかったハズだった。
朝、幼稚園バスの通りまで送ろうとしても、塀の内側に身を寄せて縮こまるようになった。初めての社会生活、親離れの際の葛藤だろうと、何度も説得を繰り返し、無理やりバスに乗せたこともあった。
しかし、息子の行動の一因には幼稚園の方針との違和感もあったらしい。時間制約があり、みんなと同じことをさせられる。自由教育の関西の幼稚園とかつてが違うことは、入園早々に察せられた。
最初の個人懇談の時、先生が母親に伝えた言葉「○○ちゃんは、いつもその隅にじっとしているんですよ」と。塀の内側の隅にへばりつく息子を何度か目にしているから、幼稚園にまできてと思うと、ぐっときた。
家では、次々と楽しく遊んで得意になっているのに!
家庭での元気な気質を伝え、お願いした。
母「反古の紙で結構ですから、紙と鉛筆を使わせてやってください。空き箱で好きに工作でもするように言ってやってください。この子は大好きなはずですから」
先生「はさみはまだ使い方を教えていないからダメです。でも紙と鉛筆なら…」
その後、空き箱を持参してもよくなった(大阪の幼稚園では家庭から空き箱を持参、みんなで持ち寄ったものから自由工作を楽しんでいた)。
ある日、幼稚園バスから得意げに降りてくる。
「バスの中で、年長のお兄ちゃんが、『すごい!』って」と、手に鉄人28号と称するロボット(工作)を大事そうに抱えている。
それで、息子の幼稚園登園拒否は終了。
そう、息子のアルバムには「彼の鉄人28号」を両手に抱えて得意げに映っている写真が残っているハズです。
関西で姉が通っていた幼稚園に母親と何度も同行していた時は、「幼稚園は楽しいもの」のイメージだったので、入園には依存がなかったハズだった。
朝、幼稚園バスの通りまで送ろうとしても、塀の内側に身を寄せて縮こまるようになった。初めての社会生活、親離れの際の葛藤だろうと、何度も説得を繰り返し、無理やりバスに乗せたこともあった。
しかし、息子の行動の一因には幼稚園の方針との違和感もあったらしい。時間制約があり、みんなと同じことをさせられる。自由教育の関西の幼稚園とかつてが違うことは、入園早々に察せられた。
最初の個人懇談の時、先生が母親に伝えた言葉「○○ちゃんは、いつもその隅にじっとしているんですよ」と。塀の内側の隅にへばりつく息子を何度か目にしているから、幼稚園にまできてと思うと、ぐっときた。
家では、次々と楽しく遊んで得意になっているのに!
家庭での元気な気質を伝え、お願いした。
母「反古の紙で結構ですから、紙と鉛筆を使わせてやってください。空き箱で好きに工作でもするように言ってやってください。この子は大好きなはずですから」
先生「はさみはまだ使い方を教えていないからダメです。でも紙と鉛筆なら…」
その後、空き箱を持参してもよくなった(大阪の幼稚園では家庭から空き箱を持参、みんなで持ち寄ったものから自由工作を楽しんでいた)。
ある日、幼稚園バスから得意げに降りてくる。
「バスの中で、年長のお兄ちゃんが、『すごい!』って」と、手に鉄人28号と称するロボット(工作)を大事そうに抱えている。
それで、息子の幼稚園登園拒否は終了。
そう、息子のアルバムには「彼の鉄人28号」を両手に抱えて得意げに映っている写真が残っているハズです。