日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

選挙結果、こんな見方

2005-09-12 22:35:37 | 社会問題
巷では自民党の圧勝との声。
TVタックルの番組を見ていて心に残ったこと。
民主党の原口さんの発言。
「確かに自民党の圧勝で当選者数は2.7倍ですが、比例区の投票を見れば得票数は1.3倍なだけですよ」と。
小選挙区制の特徴で、1.3倍が少しずれると、民主党の勝利もありうるわけです。
「いつ選挙となるかは政権政党が決めることなので、僕らはいつでも対応できるようにしておかなくてはならない」
「小泉さんは郵政民営化法案が否決されたときは、ピンチだったわけですよ。それをこんな風にチャンスに変えた」
「だから、我々だって、今のピンチをチャンスに変えられるのだ」と。

自民党の若手論客氏の発言(途中から番組を見たので名前はわかりません)。
今回初めて直前に立候補が決まって、当選した人を自民党は責任を持って育てなくてはならない。時間がなくて、経歴と論文のいくつかをざっと見て決めたような実情だから、彼らを今までのように派閥に所属するだけの人員にしてしまうと、自民党はなんだといわれる。当選したのは自分の力と思い込みがちかもしれないけれど、そうではないのであり、しっかりと育ていくべきだ。
そう、この大量当選が足元をすくうことにならないように、政権維持のための、次の配慮ということなのだろう。

どちらの話も前向きで、2大政党制の芽は彼ら30代40代の若手議員らは、スムーズに身に付けていっているのだと、ふたての若手政治家の話し振りに時代の移り変わりを感じた。

敗者に鞭打つわけではないけれど、岡田党首の小泉さんの政治を全面否定するような演説口調は違和感を感じた。
なぜなら、どちらも莫大な赤字を抱えているこの国を「改革する」ということは共通するハズなのに、どうしても旧来の野党の「為にする反対」のように感じてしまった。

2大政党が切磋琢磨することが、この国の為にはよいことだと思うから、原口議員のおっしゃるとおり「ピンチがチャンス」です。
国の舵取りは劇場型ではないはずです。たった1.3倍の得票の違いだったのですから、チャンスだと思いますよ。





コメント
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選挙結果すごいですね。

2005-09-12 07:09:59 | 社会問題
皆さん開票報道で昨夜は遅かったのでしょうか。
すごい結果となりましたね。
以下街中の案山子の雑感二つ三つです。

① 自民、公明で3分の2
どのチャンネルだかのコメンティター(新聞記者)の弁ですが、「僕は小泉さん支持って訳ではないけど、郵政民営化して欲しいから、このまま国が38万人も公務員を抱えていって欲しくないから」といっていました。そんな人の票が集まったんだと思いました。
だから、イラク派兵問題とか、靖国問題の件についても、小泉さんOKじゃあないと、そう理解したいものです。

② 比例区名簿順位みんな「1」
惨敗した民主党ですが、テレビ報道を見ていて、60数名の比例区立候補者全員同列1位。全員を惜敗率で当落順位を決める。合理的でさわやかな方法だと思いました。
一方自民党は、出馬をお願いする時の交換条件が先行して、逆差別のような扱いが非民主的に見えました(「民主」党じゃなくて、「自由」がつくから、民主的でなくてもいいのかな。苦笑)。結果的には佐藤さんも藤本さんも善戦なさったから、厚遇がなくても通ったでしょうけれど、なかなか立候補依頼を受ける時に「皆さんと同じように」の一言がいえないものなのでしょうね。

③ 料理研究家の立候補
藤本真紀子さんの選挙運動風景がを何度かテレビニュースで見ましたが、おやっと思うほどの野太い声で一生懸命でした。
一度テレビで見たときは「高級お菓子の先生」というイメージだったのですが、それは彼女の一部分であって、結構政治向いているのかなと思った次第です。
当選でしたよね。今回は短い期間しかなかったから、演説の中味が限られていたけれど、大きくはばたいていって欲しいものです。
コメント (3)
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