2000年中国映画、監督チャン・イーモウ。
「あの子を探して」を見たことがあります。中国農村地帯のこども達がかつてはわたし達の国でもと、懐かしさを覚えさせる映画でした。
同じ監督だということで、昨日BS2の録画で、「至福のとき」を見ました。
導入部にしても、そして各所に見られる画面切り替えがシャープで、展開が小気味良くて、説明っぽくなっていないところが好きです。
ひとつ思うのです。きっとアメリカ映画だと、バックに音楽を入れるだろうな、と。
さては、監督、音楽得意じゃないのかな、なんて邪推したりして(笑い)。
エンディングで、少し曲が流れましたけれど。
そっと、しずかに、「至福って、こんなときです」と、差し出してくれたような、面白おかしい、そしてやさしい、話でした。
「活きる」も、同監督作品なのですね。これ、お勧めです。
あの監督なんだ、と先程検索していて気づきました。言いたいことをしっかり押さえているのに、随所に「滑稽」も取り混ぜる器もあって、すごい作品だと思ったものです。
そういえば、「至福のとき」も、途中失明した少女を巡ってのドタバタで、少女の置かれている境遇は、先の見えない不幸そのものなのに、そこにじっくり歩調をあわせるのではなく、「滑稽味」の中に彼女を取り込んで、素敵な笑顔の場面を創り出す。見ているほうは、筋を追いながら、「至福」の答えにたどり着くっていう仕掛けです。
良かったです。
「あの子を探して」を見たことがあります。中国農村地帯のこども達がかつてはわたし達の国でもと、懐かしさを覚えさせる映画でした。
同じ監督だということで、昨日BS2の録画で、「至福のとき」を見ました。
導入部にしても、そして各所に見られる画面切り替えがシャープで、展開が小気味良くて、説明っぽくなっていないところが好きです。
ひとつ思うのです。きっとアメリカ映画だと、バックに音楽を入れるだろうな、と。
さては、監督、音楽得意じゃないのかな、なんて邪推したりして(笑い)。
エンディングで、少し曲が流れましたけれど。
そっと、しずかに、「至福って、こんなときです」と、差し出してくれたような、面白おかしい、そしてやさしい、話でした。
「活きる」も、同監督作品なのですね。これ、お勧めです。
あの監督なんだ、と先程検索していて気づきました。言いたいことをしっかり押さえているのに、随所に「滑稽」も取り混ぜる器もあって、すごい作品だと思ったものです。
そういえば、「至福のとき」も、途中失明した少女を巡ってのドタバタで、少女の置かれている境遇は、先の見えない不幸そのものなのに、そこにじっくり歩調をあわせるのではなく、「滑稽味」の中に彼女を取り込んで、素敵な笑顔の場面を創り出す。見ているほうは、筋を追いながら、「至福」の答えにたどり着くっていう仕掛けです。
良かったです。