8月に町長選挙があります。そういえば奥田英朗の同名の小説ありましたね。
実際のわが町の話です。
4年前の選挙では、いわゆる町民の健康づくりを謳い文句にした「箱物」を約30億円かけて作るかどうか、が争点でした。
国からの交付金をもらうためには、時期的なこともあるから、是非今このときに、と訴える候補者と、無駄な出費は避けるべきだと反対を主張する候補者の一騎打ちになりました。結果、数百票の差で、建設推進派が勝利して、建物は完成しました。
その後、国からの交付金がでないことが判明(こんな負担になる出費の件なのに、まったく調査不足ですよね)。
土地・建設の借金返済と、運営費で年間5億円かかるとのこと。
件の健康施設(足腰が弱った人が、水着を着て、水中歩行するもの)は、20人も入れば、いっぱいになるプールだそうです。世帯数1万4000弱の町で、1日あたり137万円の負担。あぁ。
とのことで、今回の選挙で出馬表明したひとりは、抜本的な見直しもふくめ、より全町民が有効に使えるように、と呼びかけています。
ところがです。
本人(現在町議会議員)自身が発行している「議員活動報告」によると
―― 以下引用 ――
新聞に(出馬の)記事が出てから、私を出馬させないよう直接的、間接的に実にさまざまなしんじられないようなことが起こり、いまも続いています。
私の人徳の無さが招いたことかもしれませんが、選挙というものは人の心の醜さが出てくるものだと痛感しています。
しかし、○○町を「住んでよかった町」にして、次の世代に引き継ぐため…。
以下略。
奥田氏の小説では、双方が業者と癒着していて、どっちもどっちで、眺めいてる分には、笑える話でしたけれど、「現実に出馬させないための、信じられないようなことが起こっている」とは、情けない。
それをしているのは、町の数人の人たちなのでしょうけれど、なんとも情けない話です。
できてしまった借金は仕方が無い、でも、その状態で最善策をと、逐一説明されている報告書に目を通しているものだから、期待していたのに、この町の誰かが、それを悪意で拒絶しようとしています。
違った言い分があるならば、論戦を持ちかければいいでしょうに。
外側からは見えない、この町の混沌を見た思いです。
実際のわが町の話です。
4年前の選挙では、いわゆる町民の健康づくりを謳い文句にした「箱物」を約30億円かけて作るかどうか、が争点でした。
国からの交付金をもらうためには、時期的なこともあるから、是非今このときに、と訴える候補者と、無駄な出費は避けるべきだと反対を主張する候補者の一騎打ちになりました。結果、数百票の差で、建設推進派が勝利して、建物は完成しました。
その後、国からの交付金がでないことが判明(こんな負担になる出費の件なのに、まったく調査不足ですよね)。
土地・建設の借金返済と、運営費で年間5億円かかるとのこと。
件の健康施設(足腰が弱った人が、水着を着て、水中歩行するもの)は、20人も入れば、いっぱいになるプールだそうです。世帯数1万4000弱の町で、1日あたり137万円の負担。あぁ。
とのことで、今回の選挙で出馬表明したひとりは、抜本的な見直しもふくめ、より全町民が有効に使えるように、と呼びかけています。
ところがです。
本人(現在町議会議員)自身が発行している「議員活動報告」によると
―― 以下引用 ――
新聞に(出馬の)記事が出てから、私を出馬させないよう直接的、間接的に実にさまざまなしんじられないようなことが起こり、いまも続いています。
私の人徳の無さが招いたことかもしれませんが、選挙というものは人の心の醜さが出てくるものだと痛感しています。
しかし、○○町を「住んでよかった町」にして、次の世代に引き継ぐため…。
以下略。
奥田氏の小説では、双方が業者と癒着していて、どっちもどっちで、眺めいてる分には、笑える話でしたけれど、「現実に出馬させないための、信じられないようなことが起こっている」とは、情けない。
それをしているのは、町の数人の人たちなのでしょうけれど、なんとも情けない話です。
できてしまった借金は仕方が無い、でも、その状態で最善策をと、逐一説明されている報告書に目を通しているものだから、期待していたのに、この町の誰かが、それを悪意で拒絶しようとしています。
違った言い分があるならば、論戦を持ちかければいいでしょうに。
外側からは見えない、この町の混沌を見た思いです。