日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ニュースで流れた「父子の写真」

2006-07-01 09:15:47 | 社会問題
横田めぐみさんの夫が幼子を抱いた写真が、お茶の間にニュースとして届く。
めぐみさんがなくなったと発表されている9ヶ月前、93年の撮影だという。
私たちのアルバムにもありそうな普通の写真。
こんな写真、映しているのは母親だと考えるの普通じゃない?
写真を写そうか、ということになって、母親がカメラを抱えて父子を写す。
じゃあ、今度はわたしね、といって、夫にカメラを渡す妻。
だとしたら、めぐみさん母子の写真もその時写したのではないだろうか。

横田さんご夫妻は、強い意志で、感情を押さえていらっしゃるのだろうけれど、親だったら、その場面を空想し、カメラを手にしている我が娘を頭の中に思い描いていらっしゃることだろう。
不本意な、まったく人権もなにもあったものではない形で、その後の人生を送らなくてはならなくなった人たちに、かける言葉もありません。

今、ニュースで話題になっている人たち以外にも、よく似た立場の人がいるとも聞きます。言論統制されている国に暮らす人たちの絶望感を思うと、生半可なことはいえませんが、一滴の水が磐を砕くことがあるように、解決の日がくることを願っています。

私のふるさとも北陸の海岸線にそう遠くはありません。1970年頃は夕方の浜辺にカップルで出かけたこともあります。事件の当事者になるならないでまったく真剣さは違います(その頃は、拉致という話題は聞かなかった)。
中学時代の同級生も遭難事故扱いだったけれど、実は・・・、と聞いたこともあります。

「実は元気だった」そんな話題がいつか飛び込んでくることを願っています。
コメント
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