イラク滞在期間中の安全確保が優先したために、そういう仕組みになっていたのですかと、昨日の朝日新聞朝刊1面の「サマワからの報告 下」読んで学びました。
無事イラクからの撤退が済んだと、胸をなでおろした国民の一人ですが、事後の問題を残してきたことが書かれています。
自衛隊の後を引き継いだイラク軍がサマワヘ行くと地主らから「自衛隊と同じ処遇をしろ」と詰め寄られ、困っているとのこと。
自衛隊と地主らとの破格の借地の協定を結んでいたこと。さらに「自衛隊は金を使って部族長に様々な便宜と事業契約を与えた。ザイヤード族から運転手、護衛、清掃作業員もやとっていた。その代わりに安全を得ていた」とあります。
強力な部族社会が自爆テロに訴える武装勢力の接近を食い止めていて、ザイヤード族はその中心にいたとのこと。
新聞では、何度かあった宿営地への攻撃も、反米部族の風を装いながらの、恩恵にあずかれなかったザイード族の不満分子の仕業と見られていると。
有力部族長の地元の道路を整備し、学校を改修し、医療センターを作ったのは、地元ではその部族長への「贈り物」とみなされているという。
サマワを「非武装地域」に維持することが、最大の目的となっていったと。
自衛隊に何かがあると、日本の世論に、派遣したことで政府の行為を非難の声が上がるでしょう。その非難をどうしても避けたいために、資金投入を惜しまず、引き上げ後に難題は考慮外だったのでしょう。
目的のすり替えがおきていたことを記事は伝えています。
国際協力として資金投入すると、別の問題が起こるという話はあちこちで見聞きします。
イラク派兵についても、こうして紙面を通して知ることによって、イラクだけではない、世界各国の現場で起こっているのだと、改めて思います。
「良くないことだからゼロに改善」なんていうことは、容易くできない問題だとは思います。
仕方がない部分は残るとしても、すべてを仕方がないのだと言われてしまうと、私たちの国のお金のつかい方、これでいいのだろうかと疑問に思わないで入られません。
そして、日本の戦後復興のときも、恩恵を受けて膨大な富を築いた人たちがいたのだろうと想像したりもするのです。
無事イラクからの撤退が済んだと、胸をなでおろした国民の一人ですが、事後の問題を残してきたことが書かれています。
自衛隊の後を引き継いだイラク軍がサマワヘ行くと地主らから「自衛隊と同じ処遇をしろ」と詰め寄られ、困っているとのこと。
自衛隊と地主らとの破格の借地の協定を結んでいたこと。さらに「自衛隊は金を使って部族長に様々な便宜と事業契約を与えた。ザイヤード族から運転手、護衛、清掃作業員もやとっていた。その代わりに安全を得ていた」とあります。
強力な部族社会が自爆テロに訴える武装勢力の接近を食い止めていて、ザイヤード族はその中心にいたとのこと。
新聞では、何度かあった宿営地への攻撃も、反米部族の風を装いながらの、恩恵にあずかれなかったザイード族の不満分子の仕業と見られていると。
有力部族長の地元の道路を整備し、学校を改修し、医療センターを作ったのは、地元ではその部族長への「贈り物」とみなされているという。
サマワを「非武装地域」に維持することが、最大の目的となっていったと。
自衛隊に何かがあると、日本の世論に、派遣したことで政府の行為を非難の声が上がるでしょう。その非難をどうしても避けたいために、資金投入を惜しまず、引き上げ後に難題は考慮外だったのでしょう。
目的のすり替えがおきていたことを記事は伝えています。
国際協力として資金投入すると、別の問題が起こるという話はあちこちで見聞きします。
イラク派兵についても、こうして紙面を通して知ることによって、イラクだけではない、世界各国の現場で起こっているのだと、改めて思います。
「良くないことだからゼロに改善」なんていうことは、容易くできない問題だとは思います。
仕方がない部分は残るとしても、すべてを仕方がないのだと言われてしまうと、私たちの国のお金のつかい方、これでいいのだろうかと疑問に思わないで入られません。
そして、日本の戦後復興のときも、恩恵を受けて膨大な富を築いた人たちがいたのだろうと想像したりもするのです。