日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ニューヨークテロからの5年間 

2006-09-13 07:32:43 | 社会問題
9月11日、テレビや新聞はニューヨークのテロから5年が経ったと報道していました。、あの誰もが、作り物ではないかと思えるような、3000人近い人が一瞬のうちに命を失った映像が流れました。
そして、更に残念なのは、その後、アメリカは犯人組織のアルカイダの巣窟があるというアフガニスタンに侵攻し、さらに核兵器を持つ持たないでイラクへ戦いを挑みました。そのために、もっと多くの人たちが亡くなった、これもこの5年間の事実です。
「不正を正すために、疑わしいものも、すべて抹殺しても許される」という論理を、それが世界で一番強いと言われている国で、その論理が支持されているのだとしたら、残念です。
かつて、アメリカのスミソニアン博物館で原爆展が企画されたのですが、途中で頓挫し開催には至らなかったということを聞いたことがあります。
彼の国では、日本への原爆投下は戦争を終わりにするためにプラスだったと言う評価が支持されているのだと。
広島、長崎への2発の爆弾で30万もの人たちが、亡くなったという史実は、私たち日本人が抱いたいるものとは別物なのでしょう。
初めて、一瞬のうちに多くの人がなくなった経験をしたアメリカのその後にとった行動を思うと、あの時、スミソニアンで展示会を開いていたら、そこに足を運んだ人たちの意見に、少しは違いがあったかも知れない。
ふと、そんなことを考えたりします。
どの国でも自国の立場で思考します。しかし、世界で一番力の強い国が、ただ自国の立場で、となると、暴力もまかり通る危険をもちます。
力があるからこそ、よその国の悲しみを知る国であって欲しいものです。
そういえば、こんなエピソードを書いたこともあります。



コメント (2)
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