日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「日の出」を楽しむ

2007-02-08 16:47:06 | 私の雑感あれこれ
毎日の「歩き」続いています。
東に向ってのコースです。
1月末から今日まで、空気が乾燥していることもあって、早朝の寒気がビシッと肌にしみますが、気持ちいいです。

-東の野にかげろいの立つみえて かえりみすれば月かたぶきぬ-
                          柿本人麻呂だったでしょうか。

まったく、連日こんな風景を目にしています。
働き者の農家の人が枯れ草を燃やしていたり、野火、ですね。
切干大根の夜干しの光景がみられたり、夜明け頃のこの環境と日中の街中に居る自分が繋がっているとは思えないくらいの、気分になります。

そして、遊んでいます。
神社に立ち寄ってから帰路につくのですが、拝殿の格子戸(早朝のため、しまっている)のガラスに、拝礼して頭を上げると、真っ赤なものが映っているのです。
初めて出会ったときは、びっくりしました。
社殿の中の明かりかと思いました。
違います。
振り返れば(人麻呂ふうに言えば、「かえりみすれば」でしょうか)、顔を出したばかりの「お日様」なのです。
まだ、光り輝く前の、輪郭もくっきりとした、線香花火のような色をしたお日様が鳥居の上に。
数段の階段を下りると、その「お日様」を、すっぽり鳥居で囲むことができるのです。
まったく、他愛もないことですが、連日、「お日様」と戯れる、そんなことを楽しんでいます。
少しずつ、日の出が早くなってきているから、この楽しみがいつまで続くことやら。




コメント
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