日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんな偶然って・・・、あるのですね。

2007-09-07 21:50:00 | 私の雑感あれこれ
縁あって、ラオスの話題が行き交う我が家です。
ラオスでは、学校教育についても、いろんな面で、不足不十分な現状です。
これまでも東南アジア方面に関わるボランティアに参加してはいました。
そのボランティアの仕事から、最近「ジャカルタ・ジャパン・ネットワーク」というNGOを知り、ホームページを検索して、既にインドネシア語翻訳のある日本の絵本を募っていることを知りました。
で、ならば、ラオス語翻訳がある絵本もあるのでは…、と検索。
    ↓
ラオスのこども」というNGOの存在を知り、絵本リストをFAXしてもらう。
    ↓
子供が巣立ってしまった我が家には、殆ど絵本を残していないので、該当する絵本は「はらぺこあおむし」1冊。
    ↓
今日、図書館に行ったときに、貸出しカウンターで、絵本リストを示して、不用の絵本が欲しい旨を伝える。
(以前、図書館から「不用の本が出たけれど、入りませんか」と、連絡の電話が入ると、友人から聞いたことを覚えていました。彼女の夫が大学教授で、中国からの留学生に接することも多く、何度か図書館の不用本の中から留学生たちが欲しい本をピックアップすることがあったという)    ↓

そのとき、カウンターの女性からの返答にビックリ。
「私たちも、『アジア子どもの家 プロジェクト』で、その活動をしているのですよ。ラオス語の翻訳シール貼りを定期的に集まってやってます」
「えっ!」です。
こんなことって、あるのですね。
おばさん(私)が、ボソボソと思いついて、一人だけれど効率的に、と思って調べ、声をかけてみたら、その方が、まさしく同じ行動をしている方だった、とは。
「絵本をどうして現地に届けるのですか。船便ですか?」
事情を説明し、「多分持参になると思います」
と伝えると、「私たちも年に一度はラオスに行っています」と。
    ↓
帰宅して、そのプロジェクトを調べてみると、カウンターでメモ書きしてもらった、彼女の名前がホームページに…。

名古屋市に市立図書館が区の数だけあり、どこでも複数の司書さんがいらっしゃるのに、なんとまぁ、偶然今日私が声をかけたその人が、ラオスへ日本語絵本に現地語の翻訳文を張って送る活動の中心メンバーだっとは!

ささやかな事柄に違いありませんが、ビックリするような偶然、そう感じた一日でした。


コメント (2)
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道すがらコーラスを聴く

2007-09-07 16:06:51 | 子育ての周辺
遠方の図書館まで、車で30分余りの道すがら、フランス映画「コーラス」で歌われた少年達の合唱をCDで聴く。
透きとおる独唱の響き、整ったハーモニー。
日本封切と同時に観た映画が思い浮かぶ。
ボーイソプラノのあの少年も、今はすっかり声変わりしているだろう。やがては、この美しい瞬間が終わってしまう、そんな期限付きの声調だから、とくに人の心に響くものがあるのだろうか。

子供達3人を引き連れて、今の町に越してきたのは、息子が6年生の8月の終わりでした。
9月の新学期から通いだしたその小学校では、合唱コンクールに一クラスが代表で出ることになってたらしく、息子の転入したクラスが、ちょうど、出場するクラスだったそうです。
夫婦とも仕事を抱え、引越しのてんやわんや、の中で、どうにか新しい学校になじんでくれたら、とそのことで精一杯でした。
「毎日の放課後、合唱の練習をしてるよ」
「歌の練習なのに、腹筋もやるんだ」
「終わったら(途中?)、先生、みんなに飴を一粒くれるんだ」
家事をしている私の耳元で、そんなことを、話してくれたように覚えています。
何しろ、電車通勤と5人分の家事に追われて、「うん、そうー」と、頷く程度でした。
コンクール出場のことは覚えていないのですが、その後に、小学校の文化祭がありました。
時間をやりくりして、どうにか、息子のクラスの合唱には間にあいました。
舞台で合唱が始まり、ワンコーラスが終わったとき、すっと、息子が前に進み出て、一人でスキャトで歌いだしました。
「えっ!」何も知らずに、合唱に間に合った、と耳を澄ましていたのに、自分の子が、わが子の独唱もあり、という、場面に、ビックリしました。
その後で、女の子も一人でワンコーラス、そして、また合唱に戻り、息子達のクラスの舞台は終わりました。

そのころは引越してまだ2、3ヶ月です。
帰り際、ご近所の小学生の子供さんがいる奥さんに、「6年生のコーラスで、独唱したの、お宅のお子さんでしょ。きれいなボースソプラノね」そういわれ、「はい」と返事をしたことは覚えている。息子の独唱は、親ばかだから、思わぬことで、超嬉しいはずなのに、相好を崩さないように、つとめて平常心で返事しました。
普段着の青いトレーナーと黒のジャージーズボンの小柄な息子が、すっと、前に出て歌いだしたときの、ビックリ加減は、母親用の思い出ポケットの中に入っています。
今日聞いた、洗練された「コーラス」とは程遠いハズなのに、消えてしまった息子のボーイソプラノ時代、母親の思い出ポケットの中で進化(ランクアップ)しているのかもしれません(笑い)。

ボーイソプラノは陽炎のように消え行くものだと、判っているから、心打つのでしょうか。車での行きかえり、音量を大にしてフランスの合唱団のコーラスを楽しみました。








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