日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

点滴の思い出から

2008-06-13 07:41:53 | 私の雑感あれこれ
三重県の個人病院で点滴した患者さんが、細菌感染したとのニュースが流れています。
その病院では、日に約300人の患者が訪れ、100人程に点滴を施すという記事がありました。
幸いにして、家族は健康に恵まれていたからか、家族の点滴の体験、記憶は3回しかありません。
だから、点滴は、症状の重いときに施すものであって、こんなに頻繁に施療されるものなのかと、驚きでした。

結婚して10年間ほど、我が家は週刊朝日を購読していた。その週刊紙の記事の中で、点滴治療はお医者さんにとって利益率が高い施療だと書かれていたことを覚えています。だから、このニュースに接して、点滴を多用するお医者さんは収益がらみ・・・、という気がしてしまうのです。
月日が随分経っているので、レセプトのカウントの仕方が変わっているかもしれませんが・・・。

私の点滴体験1度目。
子供が6歳の夏。自家中毒なのか、嘔吐が激しくて水分も受けなくなったとき。1回で回復。助かりました。
2度目。
10歳の子供が下校途中、腹痛と吐き気で倒れたらしく、子供の友達のお母さんに病院へ送ってもらったことがありました。私は仕事で留守。緊急連絡を受けて夕刻に病院へ駆けつけたときは、点滴の効果がでたのか、子供の気分は回復していました。念のためにと1日入院になりました。早朝病院へ出かけてみると、まだ点滴中。
昨日、睡眠前にすっかり良くなって、念のための入院だったし、その後もなんの悪い予兆もないのに、まだ点滴?とは、思ったけれど、任せるしかありません。
8時過ぎに点滴の壜が空になったので、退院するしコレで点滴も終わり、と思っていたら、あと手続きまで1時間もないのに、看護婦さんはまだ、新しい壜に針を刺し、また設置。
えっ!これって、患者の様子などお構い無しで、点滴溶液を使用するための治療になっているのでは? ・・・そう思ったものです。
医療費の7割が国から出るから、患者はそう目くじら立てることはない、そういう思いが底流にあるのではないでしょうか。
幸い、家族は健康なので、それ以後その病院には行っていません。
3度目。
私、夜半から明け方に目眩。ベットの飢えで首を動かすたびに部屋中がグルグル廻る、吐き気がしてトイレに行こうとしても、目が廻って歩行困難。
コレは大変、と、土曜の9時前だったけれど、個人病院へ電話すると、すぐ来ていいといわれ、私始めての点滴体験。
液体が腕の静脈を通して身体に入り始めてしばらくすると、もう目眩や吐き気を堪える気分がなくなりました。勿論1袋分で終わり、歩いて帰れました。

以上、我が家5人家族の30年間の点滴体験です。
内、私自身は1度だけ。

なのに、三重県のその街辺りでは、300人の患者さんがいれば100人に点滴らしいですね。
本来、細菌感染のない点滴であれば、患者の身体を損ねることはない、だから、患者さんが快適になって、医療者側にもメリットがあるから、多用なのでしょうか?
そうも、思ったりするのですが、
下種の勘ぐりかしら。

コメント
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