日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

NHKドラマ「会計監査」第1回を見て

2008-06-19 13:12:33 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
NHKは、自分の番組のコマーシャルをしばしばする。このコマーシャル頻度からいって、この「会計監査」というドラマは、以前の「ハゲタカ」と同じく、力を入れているのだろう、とは推測できるのですが、その第1回放送を見た感想としては・・・。

人間関係が、まるで絵空事のようです。
若い公認会計士たちが、やたらと目を見開き、口を尖らして、「正義は自分」と挑みかかってくる場面が多くて、えっ、えっ!です。

20代の主人公と思われる会計士が、直属の上司に向かって、「あんたね~、云々」と相手のあいまいさをなじり、正義を説こうとするシーン。まさか、あれが社会だと、脚本家やプロデューサーが思っているのかしら?
仲が良くて上司とタメ口ってことはあるかも知れないけれど、非を指摘するのに、上司に「あんたね~」では、そこでおしまいじゃないのでは、と呆れてみていました。
そもそも、公認会計士という職業は、自分たちの収入源の会社の会計監査をする、仕組みであり、現実問題として、公正な監査ができにくい土壌である、のが現実です。
若き公認会計士が、ビシバシと社長に、苦言を呈するのは、度胸があって、ドラマではヒーローなのでしょうが、現実味がなくって、その現実味のないドラマを、HNKがこぞって、宣伝しているのだから、ドラマの質を判断する目もなくなったのでしょうか。
このドラマについて、意見交換している公認会計士さんたちのブログに出合ったので、読ませていただきました。
本物の公認会計士さんたちの意見交換の方が、格段に説得力があります。
ドラマのプロもたくさんいらっしゃるNHKでしょうに、そして専門家の監修ってなかったのかしら。

コメント
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