先日散策しながら聞いた話。
あの頃は貧しかったのよ、と。
彼女は72歳です。
私、塾のようなものをやっていたの。
学歴も資格もないから、タダ、そう、無料で。
自分の息子3人と、それぞれの息子が友達を連れてくるから、10人ぐらいにはなるわね~。
我流よ。
だけど、ひとりひとりの子供のレベルに合わせて、充分満点が取れるまで、何度も根気よくがんばらせる、というやり方をしていたの。
そんなに人数が多いと、それなりの机なども用意したの?
そんなの、安いのを揃えたわよ。
問題集も、本屋さんで買ってくればいいもの。
あとから思えば、あの公文式学習って、私のやり方と同じよ!
私、公文より先に、あのやり方やっていたってわけ。
彼女、そういって笑っていました。
そろばん教室もしたの。
そろばん、私はできないわよ。
だけど、あの頃、夕方ラジオで、そんな番組があったのよ。
だから、同じように息子とその友人で10人ぐらいに、そろばん塾を自宅でやっていたの。
だって、お金がないのだもの。タダだからお母さんたちにも感謝されたわよ。
ラジオにあわせて読み上げ算をしたり、私は机の周りを回って、見張っているだけ。
そろばん練習帳も、何十円かで本屋さんに売っていたでしょ。
話を聞いて、呆れてしまいました。
なんとパワフル。
自分の子供の勉強の面倒をみるついでに、こんな風によその子もまとめて、という発想。
そして、学校の成績を上げるために教えるのではなく、分かるようになるため、得意になるために繰り返す、結果、学校の成績も良くなるだろう、という発想。
学歴もないのよ、
と、彼女は繰り返し口にしたけれど、
やー、間違っていないし、すごいお母さんだったのだなー、
と感嘆しました。
彼女の子育て年齢からいって、昭和50年代のことでしょうか。
まずしかったから、節約するしかしようがなかったから、
と何度も彼女は口にしましたが、
子供手当てがなくっても、母は強し、です。
それだけの話、です。
あの頃は貧しかったのよ、と。
彼女は72歳です。
私、塾のようなものをやっていたの。
学歴も資格もないから、タダ、そう、無料で。
自分の息子3人と、それぞれの息子が友達を連れてくるから、10人ぐらいにはなるわね~。
我流よ。
だけど、ひとりひとりの子供のレベルに合わせて、充分満点が取れるまで、何度も根気よくがんばらせる、というやり方をしていたの。
そんなに人数が多いと、それなりの机なども用意したの?
そんなの、安いのを揃えたわよ。
問題集も、本屋さんで買ってくればいいもの。
あとから思えば、あの公文式学習って、私のやり方と同じよ!
私、公文より先に、あのやり方やっていたってわけ。
彼女、そういって笑っていました。
そろばん教室もしたの。
そろばん、私はできないわよ。
だけど、あの頃、夕方ラジオで、そんな番組があったのよ。
だから、同じように息子とその友人で10人ぐらいに、そろばん塾を自宅でやっていたの。
だって、お金がないのだもの。タダだからお母さんたちにも感謝されたわよ。
ラジオにあわせて読み上げ算をしたり、私は机の周りを回って、見張っているだけ。
そろばん練習帳も、何十円かで本屋さんに売っていたでしょ。
話を聞いて、呆れてしまいました。
なんとパワフル。
自分の子供の勉強の面倒をみるついでに、こんな風によその子もまとめて、という発想。
そして、学校の成績を上げるために教えるのではなく、分かるようになるため、得意になるために繰り返す、結果、学校の成績も良くなるだろう、という発想。
学歴もないのよ、
と、彼女は繰り返し口にしたけれど、
やー、間違っていないし、すごいお母さんだったのだなー、
と感嘆しました。
彼女の子育て年齢からいって、昭和50年代のことでしょうか。
まずしかったから、節約するしかしようがなかったから、
と何度も彼女は口にしましたが、
子供手当てがなくっても、母は強し、です。
それだけの話、です。