日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

臨月のカマキリを描く

2011-11-18 13:51:26 | 絵画・マイギャラリー
じゃなくてー、山茶花を描こうと思って、花の開いた小枝を切って眺めると・・・。
オヤ、カマキリ!ではないですか。
カマキリは鳴かない。ただ黙って、微塵も動かない。
カマキリが「ピンチだ!」と考えているのは、その「動かなさ」から理解できる。

毎年、この季節になると描こうとしても、いつも満足に描いたためしのない山茶花。
主役がもうひとつ増えるのも面白い、と思って、カマキリから描き出した。
頼んでもいないのに、じっと頭を下にしたまま動かない。枝に添って逆立ちの状態なのに、モデル慣れしているかのように「動かない」。
虫など、自分では描いたことがないから、ああなっていて、こうなって、とじっと見る。
保護色で、葉っぱに同化したい意図がアリアリ。間近に覗くと、お腹の線がイヤに膨らんでいる。
あー、産卵がちかいのだろう、と想像できる。
無事の出産場所を探していたところの災難だったわけです。
あの、泡ぶくのようなカマキリの卵が近日中に小枝にできるわけだったのでしょう。
ちょっと待ってね、大丈夫だから、外に返してあげるから、そう会話しながら、モデルをしてもらいました。
三角の顔、わずかに動かしましたね。こちらをにらみつけるため?
でも、なんとその目の小さいこと!
黒い点は芥子粒ほどと例えてみても、芥子粒が大きすぎるような気さえします。
でも、その目で、生まれてくる赤ちゃんの危機をなんとか回避しようと、枝を室内に持ち込んだワタシをニラみたいのでしょ。
ハイハイ、わかりました。

怖がりの癖に、カマキリには怖くないワタシ。
描き終わって、小枝を元の山茶花の枝にさしかけて来ました。
どうぞ、好きなところに移動していいですよ、と。

そして、スケッチ。
またまた、イマイチですが、スキャンの調子が悪くて、うまく取り込めません。
そのうちに、UPしたいと思います。
コメント
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