日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

このシーズンのバラの挿し木、総括

2013-12-01 21:14:40 | 庭 12月
庭を駆け抜ける風が冷たい。
秋バラも最後の一つ二つになった。
膨らんではいるが満開までには時間がかかりそうで、数本を摘み取って花瓶に活ける。

8月31日の挿し木を第1弾として、このシーズンは何回も挿し木をした。
第1弾グループから、ファーストプライズ、マリリンモンロー、芳純、ニュードーンの4本は、庭に地植え済みです。
あと、8本ほどは、挿し木の土から、1本ずつ腐葉土に植え替えて、葉がしっかり育つのを待っています。そして、まだバーミュキュライトや赤玉土に挿し木したままの苗で、葉は緑色をしているものの新芽が出ていないものが、5,6本ありました。
気がせいて移植して失敗、ということも何度か経験しているので、来春まで放置しようかとも思ったのですが、これから寒風が吹くなかにそのままではどうだろう、という思いもあって、腐葉土入りのポットに移植しようと思いました。そうすれば、風を避けて簡易ビニールハウスに移動できます。
で、そおっと挿し木苗を引き抜いてみました。
白いひげ根がいっぱい!
地上部は何の進展もなく、この2ヶ月以上やきもきしていたのに、です。
うれしい!
ちゃんと、生きようとしていたのです。
5、6本、全部が全部、ヒゲ根バッチリでした。
そおっと、傷つけないように植え替えてやり、メネデール水溶液をたっぷりかけてやりました。
まだ私は初心者です。
この段階での植え替えが適期なのかどうかも、独断です。
うまくいったらいいな、とひとり願いながらの庭仕事でした。

もうそろそろ冬剪定の準備です。
今年よりもつるバラが大きく繁ることを期待しているので、スチールメッシュの1枚追加という作業もしないといけません。
去年の寒い時期にスチールメッシュにペンキ塗りしていたのに、もう季節は一巡りしたのです。


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徳川慶喜没後100年記念の展示会へ

2013-12-01 17:23:50 | 私の雑感あれこれ
昨日の土曜日、静岡市立美術館まで車で東名を走る(私は助手席です)。
澄み切った空に、富士山が見事でした。

司馬遼太郎の「最後の将軍」を読んだのは、息子の下宿先でだったから、もう随分前のことです。あれからテレビドラマで「篤姫」を観たり、何冊かの幕末もの、明治ものを読んだ程度の興味です。
そういえば、鳥羽伏見の戦いから逃げ帰って、浜離宮公園の一隅に上陸したのだという史実を追いかけて、見にもいってきましたっけ。
今回の展示で思ったことは、
幼少時から秀でた子供だったのだということ。
そして、世襲が当然の社会でも、見るところは観ているようで、七男の慶喜が水戸の徳川家斉の世継ぎになっているのです。明治の世になってでしょうが、慶喜の家の跡継ぎも七男。後継者としてどんな資質を持った人物がふさわしいか、選択がなされているのだな、と受け止めました。
それにしても、数え年6歳、7歳の幼児に書いた墨書の上手いこと。
四書の文句らしいのですが、解説を読むと含蓄のある文言。筆を握る幼い子供が、意味を説かれながら教育を受けていったのかと得心しました。

昨今、道徳教育の必要性が言われているけれど、四書五経を教材にしたらいいのでは?と浅学の私は思うほどでした。
ツレにそのことを話題にすると、個人の人権という概念はなく、忠義第一だったろうし、そもそもオンナは対象外だったろう、と。
ハイ、そうでした。
そこで、ブブーとイエローカードになってしまうのです。
洋の東西同じですね。
女性は和睦のアイテムというか、諍いを避けるための婚姻が横行しています。身分高い家に生まれついた女性は、生きていくことをそんなものだとして理解していたかのようです。私などは、オンナ同士家柄競争したりして、嫌な世界だろうと、勝手に想像(笑)。

でも、解説にいたく納得したものだから、江戸期の武士階級の道徳観も、拒絶反応をするだけではなく、上手く採用できないものかしら、とは思うのです。

展覧会は12月15日までです。
帰路、焼津によって、お正月用のマグロのトロを仕入れてきました。
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