日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ミステリードラマ「ミス・マーブル」を見ている。

2013-12-18 16:17:31 | 映画・テレビドラマ・音楽
秋の夜長をミステリードラマで過ごしています。
有料チャンネルで、今は「ミス・マーブル」が放映されています。毎晩!

アガサクリスティー原作のテレビドラマ。
舞台は第2次大戦後のイギリスの田舎町。

有産階級社会に起こる事件がテーマなので、どの家も年代ものの石造り。
築100年以上は経っているのでしょうね。
使用人がいる。
庭師、料理人、メイド、など。
家庭教師も使用人扱いで、居住者階級とは別ですね。

有産階級の人たちの必要性から、医師と弁護士も出てくる。
外国貿易として、インドとの交易がらみもでてくる。

そして、大抵の場合、事件は金銭トラブルで起こる。
親の、祖父母の、曽祖父母の遺産がらみ。
生きている資産家(親ら)がどんな内容の遺言を書いたか。
遺言を書き換えたのではないか、との疑念から。
相続財産の運用を任せていた弁護士が不正をしたのではないか。

この手の話が、あの手この手で組み合わされている。
働いている人ってのは、滅多にいない、というか、不労所得ワンサカの世界です。
あっ、働いている人、いました。
郵便配達夫、庭師、料理人、メイド、運送人、などの人々。
この人々を無産階級というのでしょうか。
アメリカ映画と違って、メイドも同じ白人(ポーランド人だったりします)です。
私たちには、西欧も東欧も区別が困難ですが、厳然と区別されているのです。

「イギリスではね…」と、日本では欧米崇拝者っぽいタイプにしばしば出くわすけれど、
イギリスという国が作っていたシステムも、すごくシビアで生きづらかったのだろうな、と推測したりする。

今の、同じ公教育を受けられる日本って、よっぽといいじゃないか、と思いながら画面を追っているのです。
名前が煩雑で筋を理解するのがやっと。
アガサクリスティーは、複雑に絡み合わせるのがすきなのか、ええっと思うのが犯人ということ多々あります。

丁寧なつくりの番組は、風俗なども含めて、勉強になります。





コメント (2)
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わたしの今年の10大事件のトップ…でしょうね。

2013-12-18 12:12:29 | 家族
子供たちは遠方に住んでいるから、孫に会う機会も少ない。
で、先日の電話で。

「自分でお焼きを食べるようになった」とメール。
お焼きというのは、一連の離乳食メニューらしく、潰したジャガイモにいろんなものを混ぜて焼いたもの、らしい。
なんでも舐めるという時期の10ヶ月児。つかんで口に持って行って、モグモグまでができるようなった、ただそれだけの話。

「すごいねー。自分で栄養を取るという動作ができるようになるのだから、スゴイことだねー」と新米の母とおばあちゃんは感動する。
教えなくても、順番に成長していくのだから、不思議だし、スゴイ!
と、言い合う。
当たり前のことであり、次元の低い感動かもしれないけれど、大事なだいじな喜びです。

覚束ないながらも、つたい歩きっぽいこともするよ。
朝は、親より先に起きだして、ベットの縁でつかまり立ち。誰に何を言われたのでもなく、自分でひとり早朝自主トレしている(笑)。

スゴイねー。
自分がどうなっていくかも、本人は何にも知らないはずなのに、でも、頑張って、つかまりだちして、足腰を鍛えたいって気持ちになるんだねーー、とまたまた感心する。

30年も前に体験したことだけれど、孫がらみで、もう一度赤子の成長することを目の当たりにできる、というのは新鮮です。

低酸素虚血性脳症に、かも、というどん底を経験しているから、ひとつひとつが感謝であり、ありがたさも倍加です。
「で、先進医学の恩恵を受けて○は、今のところ普通の健康でいられる、(社会に)恩返ししなくっちゃーね、将来はお医者さんになって、難治療にあたる人に…」
とくるから、可笑しい。まったくのオヤバカ。

「歴史上に名を残している人物で、生まれる時に大変な思いをした人って多いのだって」
と、言っていたことがある。歴史好きの娘婿が、どん底状態の気持ちを奮い立たせようと口にした言葉と思う。

親の欲目があってこそできる長い子育ての道のりです。
富士登山だとしたら、相模湾の砂浜にいる状態。
さぁ、どんな足跡を残して登って行くのやら。

彼が生まれる前に、記念樹として植樹したロウバイも、花芽を付けています。
歩き始めるのはゆっくりでいいんだって、と娘。
ロウバイの花開くのとどちらが早いか。
またく、どちらでもいいのだけれど、1年が平穏に過ぎて、おおいなる「ほっ」です。







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