日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

あのケースを思い出す。

2019-07-26 06:04:56 | 歴史探訪・城巡り
今、昼間のテレビで盛んにY興業に所属の芸人さんの闇営業問題とその後の対応が取りざたされている。
問題点の追及、解明よりも、視聴者をテレビの前にくぎ付けにできそうだ、と言った観点から司会進行が行われているように見える。
昼間のテレビは、昼間テレビの前にいるだろう人たちを想定して進行するのだから、そんなものなのだろう。

一昨年のことを思い出す。
その組織の100周年記念行事をするかどうか、と検討し、地元出身の俳優さんに講演してもらうことになった。脇役俳優さんで、その時点で私は名前と顔が浮かんでこない人だったけれど、地元中学出身だから応援したいという気持ちもあったのだろう。福祉関係の団体なのに、地元出身だからと言って頼むことにするその俳優さんは適任「?」という気持ちが私にはあった。にわかに福祉にも関心ありますよ、みたいな話になるのってヤダナ~、と。
で、担当者の方のセリフ。「謝礼は○十万円です。事務所に払わないで、彼に直接払ってやろうと思います。事務所を通すと彼への実入りは減るだろうし、、、」と。それが配慮、と言った感覚です。
なんで、そんなセリフを口にするのだろう。脱税に協力するよ、みたいじゃない?咄嗟に違和感を持ちました。
でも、そんなことに目くじら立てなくっても、と敢えてスルーしました。
その俳優さんが、その謝礼をどう処理するか決めたらいいのであって、役所は講演料の領収書をもらえばいいのです。

テレビで話題になっている闇営業って、相手がダークだったから闇営業なのか、芸人としての収入に計上していないからの闇営業なのか、そこのところもあいまいです。また、Y興業の芸人さんが6000人もいるらしいが、社員なのかどうか。民放テレビは、こぞって、たいへんな問題が発生した~と根掘り葉掘り説明している。問題点の的をついているかどうかは別問題。

毎度、マスコミはこんなふうに視聴率が出そうな話題を懇切丁寧に取り上げる。きっと、まだテレビはなかったけれど、かつての、あの戦争に向かっていく時代も、戦争中も、こんなふうに、ラジオや新聞は大衆を席巻する役目果たしたのだろうな、と思ったりもする。
オリンピックまで1年を切った。これからはスポーツの話題の目白押しになるのか。ちょっと、それにも食傷気味の天邪鬼です。






コメント (4)
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