日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

忘備録

2006-10-12 22:01:44 | その他
毎朝、パソコンに向かい、キーを叩いているのですが、連日、「投稿」をクリックしないままに閉じてしまいます。
どうしたのだろう → 自分
書けなくなりました。幾人かの人のブログを訪ねて、コメントは書けるのに、ココロが消化不良を起こしているのか、自分のところでは駄目なのです。

そういう状態ですから、ちょこっとメモ代わりに。
町の運動会のお手伝いり借り出される。
8日の朝6時にグランド集合。
すっかり明るいグランドの向こうの林のすぐ上に、白くて真ん丸いお月様。
月は東に日は西に…は、菜の花の春。
今は秋。よって、月は西に日は東…。
蕪村は、丸い夕日をしっかり見たでしょうけれど、今朝の朝日はまぶしくて、真ん丸い形は見れません。
何でこんなに早い集合、とぼやきたくもなりましたが、何文かの得もあった早起きでした。





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レコードプレーヤーが届く

2006-10-05 08:09:37 | 私の雑感あれこれ
先日、懐かしのレコードなんぞを取り出したものだから、夫がアマゾンで注文したという。
機能はレコードから音を聞くためだけのもの。カセットにもCDを聞く機能もついていない。それなのに形は大振りで時代がかった風貌。今の時代に、敢えてレコードをという人相手の品物なのだからでしょうね。
さっそく吉田拓郎のレコードをかけてみる。
音痴の私は歌詞カードを見ながら、声を合わせ満足する(白状するけれど、老眼鏡なしでは歌詞カードが見ずらい、苦笑)。
歌詞カードの一隅にメモ書きがあった。
「S50.9.8購入」と。
あの31年前のつま恋コンサートのすぐ後、そして私の始めての子供が生まれる前日。
大きいお腹を抱えて、レコード屋さんでたくろうのレコードを買っていたのです。
誰もが持っている、歩いてきた一本の道筋。
いまの自分を形作っているものを紐解いていくと、そんな月日までが思い出されました。
どの日の思いでもかけがいのないものです。
井上陽水のレコードもかける。
「ほら、年老いた父と母がお茶を飲んでいる」っていう歌あったよね。
と、探し出し聴く。
64歳の父母を歌う陽水。
まだ64には間があるけれど、子供が巣立ち、お茶を飲む立場になっている自分が不思議です。
あの歌を聞いていた頃は、20代真っ盛りだったのに。

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ほのかな香りが・・・

2006-10-04 13:29:23 | 私の雑感あれこれ
曇天の昼下がり、明るさを求めて窓辺で読書。
微かに風があるのだろうか、ほのかに、この匂い。金木犀。
そういえば、運動会の季節。
私にとっての金木犀は運動会へと連想するのです(きっと去年もブログに書いたはず)。
不得意なのに選ばれて、しぶしぶなった応援団副団長。連日練習に明け暮れた日々。
その帰り道で嗅いだ、金木犀の匂いが強烈に残っているものだから、毎年金木犀の季節になると、ウン十年前の黄金色の田圃道を歩いている自分を思い出します。

そういえば、今度の日曜日は町内の運動会。
運動系サークルに所属している関係で、運動会当日の世話係が回ってきました。
競争で1等、2等、3等になった人を並ばせたりする、審判などの仕事だそうです。
こっちの仕事も懐かしい。
ほら、不得意だったから、運動会のイメージは、審判やら、得点掲示係やら、そして応援団。そんな役割の印象が残っているのです。
ビリになることはなかったけれど、ゴールで旗を持った審判員に誘導されたこともなかったから…。

さっきは、窓際で気づいたのですが、今、キーを叩いている部屋の中まで香ってきます。
すっかり秋です。

PS.こんな母親だから、自分の子供が二人とも運動会のリレーの選手に選ばれたとき、お昼は子供たちが喜ぶ外食をたのしみました。
ピアノや絵で賞をもらった時のご褒美の印象は残っていないのですが、このときのことは、はっきりおぼえています。
その結果は、雨で中止となったことも。
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今月から、朝日新聞が来ない!

2006-10-04 11:47:23 | 私の雑感あれこれ
まったく個人的な話題です。
「9月末で止めます」と、自分で連絡したのだから、「!」マークをつけることはないのだけれど、40年近く読み続けた習慣が終了したのだから、自分的にはどこかで「!」しているところがある。
数年前から2誌購読しているから、まったく新聞がないわけではない。
自分の中で、何かが変わていたのか。
「まず新聞を」の癖に、勢いがなくなっていた。
旅行で2、3日留守にしたときは、溜まった新聞を読むのが楽しみだった。
土曜版(かつては日曜版)がついてくる日は、読むものが多くて、新聞を手にする気持ちも1割り増しだった。
だのに、ここ数ヶ月は、旅行帰りの溜まった新聞は、読まずに片付けるようになって、土曜版も夕方まで、読まずに残っていることも。

「ちょっと、ここ読んでから、片付けものするからね」という、折り紙つきのダメ主婦で、「ちょっと、この記事、読んでみて…」と、勝手に押し付ける嫌われ者の母親だったのに、それが様変わり。

何でだろう。
思い当たる節が幾つかあって、どれが正解というわけでもないけれど、確かに10月になってから、「朝日新聞」は読んでいない。
今の自分には、読まない生活でも、どうってことないんだと、自分自身と会話している。
物足りなさを感じるセンサーが鈍った(老化した)のかも知れない。

我が家は、二人家族にしてはたっぷり大きめの食卓なのに、二つの新聞であふれていた。それが「折込チラシのない1誌だけになって、さっぱりした」と即物的な感慨に浸っている始末。

長年購読してきて、「報じられていることがすべてではない」「現実には紙面で書ききれていない事情もあるはず」、そういう思いが次第に強くなって、ちょっと距離をおきたいな、という気分もあったのも原因のひとつ。
元気印の新聞記者さんより、こっちが長く新聞を読んでいる歳になったのですから。
大げさに考えずに、読みたくなったら、また申し込めばいい、それだけのことですが、40年近くという長いタームの切れ目として、ここに書き留めます。



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「若者はなぜ3年で辞めるのか」城繁幸光著 文社新書

2006-10-01 10:40:45 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
著者1973年生まれ。就職があのバブル期最後にあたり、売り手市場の緩やかな就職戦線を体験、その後の仕事では人事部、社員募集状況と若手社員の職場環境の変動が記されています。
バブル崩壊の荒波を潜り抜けた企業は、正社員を取らず派遣社員で人件費負担増を避けようとしていること。
よって、若手採用は、会社の景気が上向いても、それに見合った人員増を避け、人員調整がしやすい派遣で賄う体質になっている。
よって、いつまでも若手は少数派であり、給料の分配においても、正当な昇給が期待できず、長時間労働でいくら働いても、収益は年配者の給料にあてがわれる仕組みだ。
今の年配者が若かったころも、同様の仕組みだったから、彼らはそれを当然と思っている。過分の労働に対する対価は、将来のポスト(役職給)で報われるという暗黙の了解があったから。しかしながら年功序列から、成果主義へと流れはかわり、今の過分の労働に対する将来の見合ったポストが期待できないと思う若者を、今の職場は惹きつけはしない。それが、「3年で辞める」現象につながっているという。
以上は、若手側に属する立場から。

私は、よその国は知らないけれど、この国の会社組織の特徴として男性の給料は「世帯を維持していくための」という視点も入っているように捉えている。
その配慮は単一民族独特のやさしさからきているのだろうか。家族手当や住居手当など、従業員の家庭まで丸ごと抱えているかのごとく配慮されている。
会社は、仕事に見合った支払いをしているという面と、その家族を養っているという責任もあわせて持っている。
これらが、中高年への給料を膨らませ、そりなりの給料をもらえるべきだという発想を生み出し、昨今は、だったら求人は中高年を雇いたくないという悪循環を招いているような気がします。若い求人もいっぱいあるし…。

時代は常に変化しており、同じ時代は、どこにもありません。今の30代を育てた親たちは、自分の親の不確かな生活よりも、安定したサラリーマンにといって、こぞって会社員になろうとした世代ともいえるのでしょう。この間、個人企業もどんどん法人化していきました。
親たちのその前の世代は、将来はもっと不確かな時代でした(命の保障すらなかった)。

時代は途切れることなくつながっていくもの。会社を飛び出す人、会社に残る人それぞれがあって、次の時代が作られていく、それはそれでまたよしなのでしょう。考えてみれば、30年前より不確かかもしれないけれど、50年前より確実に豊かだったりします。

個人的には、若い人が長時間労働で、自分のもつエネルギーの殆どを連日使い果たし、疲れきっていることについて、何とかならないものかと思っていますが・・・。
健康を損なっては、なにごとも始まりませんから。
コメント (2)
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