私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ゴースト もういちど抱きしめたい

2010-11-13 18:06:54 | 映画鑑賞
自分の誕生日の夜に韓国から陶芸を学びに来ている青年ジュノと偶然出会った七海。
年商150億の会社を経営する女社長の七海と陶芸家を目指すジュノとの間にはなんの共通点もなかったはずなのに、非常にあっという間に恋に落ちた二人にはそんなことは関係ない。二人の恋の障害になるのは、幸せになるのが怖く、ジュノの愛しているという言葉に「分ってる」(アルゴイッソヨ)という言葉しか返せない七海の気持ちだけだったはずなのに、出会って1年目の夜、暴漢に襲われた七海は命を落としてしまうのだ。

アジア版リメイクと宣伝されているこの映画。
スンホンが出演していることでそんな風に呼ばれる資格を得ているのだろうが、スンホンの出演の意味はそれだけではないと思う。
愛に対して、相手に対して、あんなに不純物のないまっすぐなまなざしを見せる男性。
設定が日本人だったら、ありえないと思ってしまうだろう。
そんな人がいるわけがないと。。。。。
ラブストーリーとわかってはいても、あまりにもかけ離れた純粋なものを見せられると拒否反応を起こすものだ。
しかし母国語でない言葉で愛を伝えようとする青年の気持ちは、そんな私達の拒否反応を消す力を持っている。
一つフィルターがかかることによって、純粋な気持ちは純粋な心で感じなければ。。。そんなことを思わせる力を持っているのだ。

あの霊媒師役を樹木希林が演じてよかったと思う。
ちゃんと見せ場を作り、笑いのつぼを心得た演技。

ただただ爽やかで純な恋愛だけでないものを見せてくれていることで、映画のストーリーをキチンを感じることが出来るのだ。



映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」オリジナル・サウンドトラック
大島ミチル,サントラ
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