私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ミッション:8ミニッツ

2011-11-05 20:30:04 | 映画鑑賞
爆破されたシカゴ行の列車。更なるテロを防ぐために、爆破8分前の列車に送り込まれ犯人を捜すミッションを請け負った米軍大尉。

列車に乗った乗客の意識の中に入り込み犯人を捜す大尉。
8分間という制限はあるが、ミッションを繰り返す回数に制限はないらしい。
当初は自分がどこにいるかもわからず戸惑う大尉だが、8分間のミッションを繰り返すうちに、薄皮をはがしていくように事件に確信に迫る大尉。
さらに向かいの乗客クリスティーナとのやり取りも自然になり、8分間を繰り返すうちに親近感が生まれてくるのだ。
向かいのクリスティーナは8分間が繰り返されていることも知らないのに、8分間が少しずつ姿を変え、大尉の過ごす8分間の密度が少しずつ濃くなっていく。それと同時に自分がどうしてこのミッションに選ばれたのか、大尉本人の意識も少しずつ変わっていくのだ。

複数の現実は存在するのか?もし存在するとしたならその現実はリンクしたりするものなのか?またリンクの仕方は同期リンクなのか?それとも時間を超えてのリンクなのか?
現実の交錯と時間の交錯が不思議な感じなのだが、その繰り返しに妙な違和感はなく、最後の最後には、すべてを受け入れてもいいような気分にさせられる。

ジェイク・ギレンホールとミシェル・モナハンの二人の雰囲気があっていて、何度繰り返されてもそんなに違和感がないのがいい。
逆にミッションを指揮するグッドウィン(マイレージ・マイライフでジョージ・クルーニーをふった女性を演じたヴェラ・ファーミガがグッドウイン役だ)の存在が何か不安を感じさせ、ミッションの危うい雰囲気を盛り上げいる。

監督のダンカン・ジョーンズはデヴィッド・ボウイの息子だそうだ。

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