傲慢と偏見 第10,11話

自分が捨て子として拾われた日とヨルムの弟ハンビョルが亡くなった日が同じこと、そして着ていた洋服もほぼ同じことに動揺するガンス。
その事に気づいたドンチは、ヨルムが動揺しては・・・と隠そうとするのだが、同じ下宿に住んでいるのだ。
ガンスがいつか本当の肉親が見つかった時にと大切に保管していた当時流行っていた黄色いジャンパーを見つけ、もしかしたらガンスが弟なのでは・・・・と思うのだが、ドンチが持っていた靴の片割れをガンスが持っていたことから、同じ日に見つかったガンスが自分の弟ではという淡い期待はあっという間に崩れ去ってしまう・・・・

私もまさか・・・あんな身近に弟がと思ったのだが、そんなに話はうまくはいかないらしい。
しかし話は簡単には終わらない様子。
ガンスはあの元弁護士が起こした事故で親を亡くした子どもなのだから・・・・・
ガンスは元弁護士が本当の父ではと思っているようなのだが、そんなガンスの思いは、元弁護士には重荷なだけだ。

ドンチもヨルムも検事故、ハンビョルの事件ばかりを追うわけにはいかない。
麻薬事件も着々と進んでいるのだが、なぜか突然下されるドンチへの転勤話。
二人の上司が企んでいること、かかわっていることが限りなくグレーに語られるのだが、この上司の訛りがひどく、まったく何を言っているのか私にはわからないのだ。ただ、雰囲気は伝わってくる。どこまでもグレー・・・限りなくグレー。
しかし、あきらめるわけにはいかないと、時間の許す限り調査を進めるのだが、そこに病院の院長（いや事務長なのか？）に運び屋のようなことをやらされていた女性が自首（いや助けを求めに来たと言った方がいいのか・・・）

しかし、彼女の存在は事件的には非常に危険なようで、彼女を付け狙う男たちが当然出てくる。

一番安全な場所はと、彼らが選んだのは元弁護士の部屋だったのだが、なんと元弁護士がヨルムと一緒にいるちょっとの隙を狙われてしまうのだ。。。。。

事件をどうしても隠蔽したいらしい黒幕たちの執念はどこまでも続く。

*****
「私のせいでハンビョルは亡くなったの。私には幸せになる資格がない。」
ヨルムがドンチの気持ちを受け入れられないのは、弟を思う気持ちと罪悪感からくるものらしい。

情愛中毒...こぼれ話...

韓国でこの映画を見た時に笑い声が上がったのは、スンホンの妻役を演じたチョ・ジヨンの「あなた・・・とっても上手になったわ！」という場面だった。（未見の方はどんな場面が想像して欲しい。既に映画を見た方には、多分なるほどとうなずいてくださるだろう。）
上手と誉められたスンホンは、なんの反応も示さないのに、妻が一人で盛り上がっているという場面。


二回見たのだが、この場面はどちらの回も笑い声が起こっていた。

部下がご機嫌取りのために上官夫婦であるスンホンたちをピクニックに誘う場面でも笑いが起こっていた。
こちらは特にどこということはなく、なんとなくずっとくすくすとでも言ったらいいのか。
妻は夫が何を思っているか想像もしていないので、とにかくノー天気にピクニックを楽しんでいるのだから、苦笑ともいえるかもしれない。

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先週見た際に、同じ場所で笑い声が起こるかどうかちょっと気にはなったのだが、残念だが（当然というか・・）笑い声は起こらなかった。

他の場面でも特に笑い声は起こらず、皆息を潜めてスクリーンを見つめている感じは伝わってきた。

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