雪道での取材中、スリップしたトラックに轢かれそうになる中学生を助けようとトラックに突っ込む配送の車を偶然撮影するイナ達。
水のタンクを運ぶ仕事をしているダルポの兄がトラックに突っ込んだのだ。
怪我をし、病院に運ばれる救急車の中で繰り返し弟の名前を呼ぶダルポの兄。母と一緒に亡くなったと思っている弟を思い、咄嗟に助けたらしい。
イナ達にとってはまたとないスクープ。イナの母がこんな美談を伝えるチャンスを逃すはずはない。
事件の様子は当然ニュースで流れ、そしてイナがダルポの兄のインタビューをすることになる。
ダルポの兄は、自分の事を報道している放送局に自分の家族をバラバラにしたたイナの母がいることを当然知っており、イナが彼女の娘であることも承知の上だ。
イナを相手に、自分の家族が心無い報道でバラバラになったことを淡々と語るダルポの兄。
ダルポの上司が当時あのような報道をしたことを悔いているのと同じように、イナの上司でありイナの母の後輩社員も当時の事を悔いているのだ。イナに危険が迫っていると判断したこの先輩社員。母が学生だったダルポの兄にしたインタビューを見せ、イナの母の心無い言葉でダルポの兄がイナの母にナイフを向けたこと。それを示談にしなかったことで母が悲観し、ダルポと一緒に海に飛び込んだことを教えるのだ。
当時のビデオの中の子供の靴の片割れが、ダルポが大事にしている靴の片割れと同じことに気づき、ダルポがあの消防士の次男坊であることを知るイナ。
母のしたことがどんなにダルポを傷つけたかと涙ぐむイナに、本名を捨てダルポになってからは恨んでいないと、逆にイナを慰めるダルポ。そしてこれからもずっとダルポという名前は捨てないとイナに約束する彼。
仕事も諦めず、イナも失わなかったダルポ。イナの父もダルポが誰だかわからないのが不安だと言いながらも、娘イナとダルポの中をだんだんと認めているようだし、兄のことがなければなんだか幸せが近づいてきたかのような日々が続くのだが、そんな訳はないのだ。
ダルポの兄はどんどん有名人になる。
イナの母はダルポの兄の存在を知っても「私は昔の事を謝る気などない。世間が聞きたかったことを私が代表して聞いただけ」と自分の進む道を曲げるつもりもない。
イナは自分の母の行動が許せず「嘘をつけない人(ピノキオ)が言うこと、報道が伝えること・・・人はどちらもそれが真実だと思います。だから、ピノキオも報道する者も、自分の言葉がどんな力を持つかキチンと考えなければならない。責任を持たなければならない」と訴えるが、イナの母は動揺を隠そうするのだ。
とにかくイナの母が只者ではないことはよくわかった。
しかしそんな行動はダルポの兄をますます刺激するのみ・・・・・
水のタンクを運ぶ仕事をしているダルポの兄がトラックに突っ込んだのだ。
怪我をし、病院に運ばれる救急車の中で繰り返し弟の名前を呼ぶダルポの兄。母と一緒に亡くなったと思っている弟を思い、咄嗟に助けたらしい。
イナ達にとってはまたとないスクープ。イナの母がこんな美談を伝えるチャンスを逃すはずはない。
事件の様子は当然ニュースで流れ、そしてイナがダルポの兄のインタビューをすることになる。
ダルポの兄は、自分の事を報道している放送局に自分の家族をバラバラにしたたイナの母がいることを当然知っており、イナが彼女の娘であることも承知の上だ。
イナを相手に、自分の家族が心無い報道でバラバラになったことを淡々と語るダルポの兄。
ダルポの上司が当時あのような報道をしたことを悔いているのと同じように、イナの上司でありイナの母の後輩社員も当時の事を悔いているのだ。イナに危険が迫っていると判断したこの先輩社員。母が学生だったダルポの兄にしたインタビューを見せ、イナの母の心無い言葉でダルポの兄がイナの母にナイフを向けたこと。それを示談にしなかったことで母が悲観し、ダルポと一緒に海に飛び込んだことを教えるのだ。
当時のビデオの中の子供の靴の片割れが、ダルポが大事にしている靴の片割れと同じことに気づき、ダルポがあの消防士の次男坊であることを知るイナ。
母のしたことがどんなにダルポを傷つけたかと涙ぐむイナに、本名を捨てダルポになってからは恨んでいないと、逆にイナを慰めるダルポ。そしてこれからもずっとダルポという名前は捨てないとイナに約束する彼。
仕事も諦めず、イナも失わなかったダルポ。イナの父もダルポが誰だかわからないのが不安だと言いながらも、娘イナとダルポの中をだんだんと認めているようだし、兄のことがなければなんだか幸せが近づいてきたかのような日々が続くのだが、そんな訳はないのだ。
ダルポの兄はどんどん有名人になる。
イナの母はダルポの兄の存在を知っても「私は昔の事を謝る気などない。世間が聞きたかったことを私が代表して聞いただけ」と自分の進む道を曲げるつもりもない。
イナは自分の母の行動が許せず「嘘をつけない人(ピノキオ)が言うこと、報道が伝えること・・・人はどちらもそれが真実だと思います。だから、ピノキオも報道する者も、自分の言葉がどんな力を持つかキチンと考えなければならない。責任を持たなければならない」と訴えるが、イナの母は動揺を隠そうするのだ。
とにかくイナの母が只者ではないことはよくわかった。
しかしそんな行動はダルポの兄をますます刺激するのみ・・・・・