ソリとウジンが恋人同士になったことなど知らないウジンの甥は、高校生らしいまっすぐさで、「レースに一位になったらソリに告白する!」と決心。別に一位にならずとも告白してもいいと思うのだが、そこは高校生。何かを成し遂げて勢いをつけたいのと、中途半端な気持ちでないということを分かってほしいという一途な気持ちなのだろう。ちょっと冷静になれば、ソリが自分の事を弟のようにしか思っていないことが分かると思うのだが、そこが高校生の可愛らしいところだ。
彼を応援する前に立ち寄った花屋で手帳を忘れてしまうソリだが、その手帳の名前を見て驚く花屋の店長。。。。ソリの後を追いかけるように競技会場にやって来た彼女は、妙な行動を見せ、ソリのいなくなった叔父夫婦を探していたウジンにある疑惑を思い起こさせる。
ソリの叔父さん夫婦は、彼女が病院で昏睡状態だった時、家を売って姿を消してしまったのだが、家を売ったのは叔父さんではなく、叔父さんの妻。花屋の店長がその叔父さんの妻だったのだ。
初々しい高校生男子は足の怪我を隠しながら一位を奪取。バイクの免許もこっそり用意し、ソリと二人での外出に青春のすべてをかけようとするするが、初デートは大体失敗するものと相場が決まっている。結局、バイク事故がきっかけで運び込まれた病院で、ソリは自分を見守ってくれていた医師のヒョンテと再会するのだ。
喜ぶヒョンテだが、ソリは13年という時間が同級生だったヒョンテにも流れていることを受け入れられない。見守っていたヒョンテにはショックな出来事なのだが、気が付いてから一緒に過ごしていたウジンやウジンの甥、そしてハウスキーパーのジェニファーの存在の方がソリには何倍も身近なのだ。更にヒョンテは隠そうとしていたものの、バスの事故で親友のスミが亡くなった事を知ってしまうソリ。
バスの事故の事を知ることはウジンにとっても大きな出来事だ。
告白する時間を稼ごうとしただけだったのに、ソリに先のバス停を教えたことで彼女が事故に巻き込まれてしまったのだ。13年前と同じように逃げようとするウジン。そしてウジンの残した手紙で13年前の出来事をすべて知ることになるソリ。。。。
しかし、名前も知らずに彼女に片思いしていたのは、ウジンだけではなかったのだ。
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何か大きな傷を抱えているジェニファーにとっても、バスの事故は大きな出来事だったことも分かる。