私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

SPL 狼たちの処刑台

2018-09-07 22:32:55 | 映画鑑賞

暑いタイを舞台に行方不明の娘を探す男。

警官ならではの勘で娘が事件に巻き込まれたと判断すると、半ば無理やりににタイ警察の捜査に同行する。

妻を亡くし、娘だけが生きがいだった男の愛情は空回りし、父の行動に傷ついた娘は、傷心旅行の行き先であるタイで消息を絶ったのだ。娘を探す男の行動は熱い。さらにその愛情はどこか切なさを感じさせる非常にウェットなもの。それだけでも重苦しいのに、娘が巻き込まれたトラブルは、人を人とも思わない非情なもの。

タイの市場で、アパートの屋上で、食肉工場の中で・・・狭い中で繰り広げられるアクションはとにかく痛い。

彼が娘に与えた痛みが心の痛みなら、娘を助け出すために彼が感じるのは身体の痛みだといわんばかりだ。そしてその痛いアクションがなかなか終わらない。とにかく最後まで痛点全開のアクションが続く・・・

辻褄なんて合わなくてもいいのだ。アクションもストーリーも、空回りした自分の愛情から娘を失いそうになる男が、娘を救出するためならなんでもやる。そんな男の熱い思いを描くだけの100分なのだから・・・

 

月亮代表我的心

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ムエタイの神 トニー・ジャーの出演シーン・・・ちょっとテイストが違ったが、私は別の雰囲気のアクションも見られて楽しかった。

チラシには「タイムリミットは48時間!」というような文言が書かれてあるので、ついついリーアム・ニーソンの96時間と比べたくなってしまうが、この映画には最初から消しきれない悲壮感が漂っている。。。娘へのアプローチの仕方は全く別物だ。

 

娘を救え!人間離れした超絶アクション連発!!/映画『SPL 狼たちの処刑台』予告編