公衆の面前で身体が入れ替わってしまうというあり得ない出来事を起こしてしまう二人。
それぞれヒョンソクの芸能プロの社長に助けてもらうものの、大騒ぎになるのは当然だ。
しかし、そんな大騒ぎよりも深刻なのが、2人の記憶喪失だ。
あのマラソン大会以降の記憶だけでなく、それ以前の記憶もどんどん失っていく二人。これがいっぺんに起こり、二度と元に戻らないならまだいいのだが、元に戻ったり戻った記憶も曖昧だったり。そもそも身体が入れ替わるとう事実さえもお互いに忘れてしまったりするのだから、始末が悪い。
しかし、これを起死回生のチャンスと考えるのがポミの夫と夫の秘書だ。
このカップルも本当に似たもの同士。
特に絵画詐欺でお金を失ってしまった秘書は一生懸命だ。
薬の研究をしている2人の元に忍び込み、防犯カメラを一つも気にすることなく、冷蔵庫から薬を持ち去り、当然のようにCIA!?に身柄を拘束されるのだ。
どこまでも脇が甘い。そしてとても本物には見えないCIA・・・・(CIAはチェンジを繰り返すことで、永遠に死なないことも可能ということに興味があるらしい・・・)
大騒ぎの結果、結局薬を飲むことが出来る二人だが、どうも様子がおかしい。
本人に戻ったようにも思えるときもあれば、ボミが妙におしとやかになったり、ポムが信じられないくらい元気で暴力的になったり・・・・
逃げ続けているポミの元夫が捕まれば全部一件落着なのだが、裏金の金額が合わないことが分かり、彼がまだこっそり金を隠し持っていることが分かる。
記者のカンで、彼が実家の庭に穴を掘り、金を隠し持っていることを探り当てるボミ。
大騒ぎする息子の行動を悲しみ、その金を全部火にくべる母の姿を見ても改心しない国会議員の息子・・・・そして裁判になっても自分の主張を曲げない彼。
もう、本当に情けなくて、笑えて来る。
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ボミは自分の経験を本にして一儲けをたくらみ、そんな彼女の行動を怒りながらも、ボミウも自分の経験を映画にしようとしているのだが、どうも様子が変だ。
一ヶ月に一度だけ体が入れ替わるようになったらしい二人は、それをこっそり楽しんでいることが分かる。
「いくら秘密にしていても、ボミの行動は見ていれば分かる!」というヒョンソクだけが2人と秘密を共有しているのだ。
身体が入れ替わることだけ考えたら中途半端な解決だが、コメディとしたら、騒いでいるうちに春が来て、一件落着的な楽しい終わり方。
ドラマとしてはかなり面白い方に入ると思うのだが、数字は全くでなかった様子。楽しく見た私としては、ちょっと残念だ。