私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

避難訓練・・・

2019-06-14 21:36:12 | なんということはない日常

もう少しで昼休みだという時間に、サイレントと共に「 地下で火災が発生しました。」というアナウンスが職場内に響き渡った。

サイレンは鳴りやまず、アナウンスも何度も何度も繰り返される。

しかし、皆静かに仕事をしていた。私も席を立たずに、中国人の同僚相手に書類の説明などをそのまま続けた。同僚はちょっとソワソワしている風だったが、気にせずにそのまま話を続けた。なぜ立ち上がりもせずに仕事を続けようとしたのか・・・当然、訓練だと思ったのだ。

周りも皆そう思っていたに違いない。

しかし、鳴りやまぬサイレンとアナウンス。そして「訓練じゃないみたいだよ」とちょっとだけザワザワし、結局3分程経ってから、オフィスのドアを逃げやすいように全開にし、皆鞄をごそごそ持って、ぞろぞろと外に出ることになったのだ。

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結局は火災ではなかった。近所で漏水があり、その調査の際に水道管の栓をしめて確認をしたらしい。問題はすぐに解決し、調査前に締めた水道の栓を開けて無事終了となったらしいのだが、その際に今はもう使われていなかった栓までも開けてしまったらしい。(栓に続く水道管はすぐに終わっていたそうだ・・・)行き場のない水は地下にたまり、相当な量の水漏れが発生したらしいのだが、それを感知したスプリンクラーが作動し、それに連動して「火災が発生しました!」というアナウンスになったらしかった。

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サイレンとアナウンスを聞いた外国人の同僚たちは日本人より確実にざわざわしていたが、私も含め日本人は皆「訓練だ」と思ったらしい。

サイレンを聞いても、慌てないのはいいのかもしれないが、逃げもせずに訓練だと思い込んでしまう思い込みはどんな風にして、打ち消せばいいのだろう・・・