私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

医師ヨハン 第5,6話

2019-08-08 21:28:34 | 韓国ドラマ あ行

病院での面接も終わり、無事に医師としての第一歩を踏み出せることになったシヨンは父と一緒に山登りに行き、そこで起こった滑落事故で父は植物状態になってしまうのだ。
(父への延命措置を止めるように言うシヨンに同じ医師の妹がつらく当たるのには意味があったのだ・・・・)

病院の個室でシヨンの父が危篤になった際に医師が全員病室を訪れたのは、彼が病院の理事長であり、亡くなると同時に後継者争いが始まるということを意味していたのだ。
それでなくても植物状態なのだ。脳死判定ももちろんだが、いつまで延命措置を続けるのか、延命措置を止めることイコール安楽死なのか・・・病院内の出来事であればあるほど、周りの人間は厳しい判断を迫られることになる。

ましてや、ヨハンは安楽死の事件で出所したばかりなのだ。友人の弁護士が彼に巻き込まれないように忠告するのも当然だ。

雨の中、父と一緒に最後に食事をした場所を探し回るシヨンを見かけ、彼女と一緒に食事をするヨハン。
(ヨハンもシヨンの姿になにか感じ入るところがあるのだろう・・・)

そんな中、格闘技選手がインタビュー記事でヨハンの事に言及したため、病院にはインタビューを見た患者が押し寄せる。

原因不明の痛みを訴える患者に寄り添おうとするシヨンの態度を見て「キチンと診断することが、結局は患者のためになる」とクールな対応を促す妹(自分が患者だったら、どちらを望むか考えさせられる場面だ。)

ヨハンは、痛みを一つも感じない若い青年患者の治療にあたることになるが、そんな彼の前に現れるのは、3年前ヨハンの事件にかかわったソン検事だ。ヨハンに対しておとなしくしているようにけん制する検事と、自分の評価は患者に仰ぐというヨハン。(「医師は神にはなれないが死神にはなれる」という言葉は、検事に言われずともヨハンが向き合っていく問題だろう。)

****

シヨンに検事が近づいてきたことで心配はするものの、まだ彼の意図するところがはっきりとはつかめないヨハン。
(シヨンの妹が、安楽死にかかわったハヨンが姉であるシヨンの傍らにいることい不安を感じているのと同じ思いを検事も感じているのだろうが・・・しかし、この安楽死には裁判で明かされなかった秘密もあるようなのだが・・・そして、ヨハンがなぜ出所後すぐに教授に復帰できたのかにも秘密がある様子・・・)

格闘家のインタビュー記事がきっかけとなり、メディアに取り上げられることになるヨハン達だが、そんな中、無痛症と思われていた学生が突然痛みを感じだすようになる。
無痛症は治癒しない病気のはずなのに、なぜ彼が突然痛みや寒暖を感じるようになったのか解せないヨハンだが、シヨンの言葉がきっかけとなり、脳が錯覚を起こし(いや脳の誤作動ということなのか)、感じていない痛みを感じていると信号を送っているのではと気づくヨハン。
外科手術を行い、その症状をなくそうとするヨハンに「せっかくお母さんの手の温かさを感じることが出来るようになったのに、なぜ手術をするんだ」と拒む青年。

無痛症患者は自分の体の異変を感じられないことと向き合って生きていかなければならないのに、偽痛によってその事に向き合えないことは、体の中に時限爆弾を抱えているようなものだと説得するヨハン。
ヨハンが自分の部屋で何かを彼に見せたことで、男子学生は手術を受けることにするのだが・・・・
シヨンはヨハンの部屋で、自分も無痛症だということを彼に明かし、手術を受けることを説得したのだ。

 ****

ネットの書き込みはヨハンを演じるチソンの熱演を応援するコメントがほとんどだったのだが、そんななかに「日本云々」という不穏なコメントを見かける。久坂部羊の「神の手」が原作であることに関連しての「不買運動」的な書き込みだった様子。ただ、「チソンさん 頑張って!」というコメントのパワーおよび量はなかなかなもので、私が見た際には、不買云々というコメントはスルーされて置いてきぼりになっているようだった。