偉な父の元に生まれたライオン@シンバが父亡きあと、過酷な運命を乗り越えてライオン・キングになる物語。
背景も動物もすべてCGという超実写版。サバンナの風景も動物たちの毛並みもCGとは思えない。
技術の素晴らしさに素直に感動するとともに、1994年のアニメ版のキャラクターに命を吹き込む自由な線、イメージを膨らませて描かれたキャラクター設定が素晴らしかったことを改めて再確認する。
今回の超実写版は、動物たちの表情から感じられる深い悲しみ、憎しみ、葛藤などの情報量がアニメに比べるとどうしても少ない。台詞、歌などの情報と合わせて自分の中でその情報を精査してイメージを膨らませる作業がどうしても必要になってくる。
クライマックスシーンの闇夜の中燃え盛る火の中での戦いなど、リアルすぎる故に、情報量が非常に少なくもどかしさを感じたりもする。
逆にミーアキャット、イボイノシシ、そしてシンバのハクナマタタ三人組の場面はそのユニークな動きが可愛らしく、超実写版であっても楽し気な雰囲気は十二分に伝わってくる。
技術の発達と感情表現のバランスを考えてしまう。多分このあたりはこれから色々改良されていくことだろう。
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ビヨンセの歌声を聴きたかったので、字幕版で鑑賞。
「ライオン・キング」予告映像B
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