私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

医師ヨハン 第7,8話

2019-08-15 21:25:37 | 韓国ドラマ あ行

ヨハンの診療記録を見て彼が無痛症であることに気づき、ショックを受けるシヨン。
そんな彼女の様子を見ながら、秘密を守れるかと彼女に問うヨハン。
痛みを何も感じないということは、自身の病気の兆候を何も感じることが出来ないということ。それゆえ、患者は短命であることを運命づけられているのだが、ヨハンは医師でありながらそんな病に侵されているということだ。

症例を見ながら病院で夜を明かしたシヨンは、同僚である研修医のイからヨハンが病欠だと聞くと、カンファレンスにも参加せずに彼の家に向かうのだ。

「定期健康診断に行くために休んだだけだ」という彼の言葉に安心するも、ミニマリストのように何もないその部屋に驚くシヨンに、自分の健康状態を日々チェックするための器具がすべてそろった自分の家を見せるヨハン。
眠っている間に何か重篤な状況になってもそれさえも気づかない状況なのだ。それを回避するために各部屋に監視カメラを設置している彼の住居。

刑務所に収監されている間も、一日も欠かさず血圧などの検査をしていたのはそのためだったのだ。
内臓疾患だけでなく、感染症にかかっても症状を気づかない状況になるヨハンがなぜ劣悪な状況で3年間も過ごすことが出来たのかと、心配するシヨンに、「患者に向き合う医師が明日の自分の状況も分からないようでは医師として失格だ。今、この病気であることが分かってしまうと自分は医師としての終わりだ」と自分の状況を包み隠さず彼女に話すヨハン。

そんな中、シヨン達が勤務する診療科に1年近く体のだるさを感じていた患者がやってくる。
高熱と咳の症状が激しい彼と一緒のバスでやってきた患者たちも同じような症状を発症。
インドから帰国した男性と接触したというその男性患者の症状は流行が懸念される悪性ウィルスに似ているものの、5日間の潜伏期間や、風邪の症状とも似通った症状故判断がつきかねる。ただ、シヨンは患者が吐血した際に血を浴びてしまったことや、ウィルスに関して注意が発令されていたことから、検査結果が出るまで診療科は閉鎖されることになる。

ヨハンが近づかない事を願いながら、携帯電話で彼からの指示を仰ぐシヨンだが、錯乱する患者とぶつかり転倒。意識を失った彼女を助けるためにヨハンは防護服を着て閉鎖された区域に入ってくるのだ。。。

病院のルールでは、感染症等の疑いで一旦閉鎖された場所には、スタッフが新たに入ることは許されないのだが、「中に隔離されている娘が小児糖尿病だ」という母親の訴えもあり、防護服を着用したヨハンは中に入ることとなる。

潜伏期間等を考えると高熱の男性がウイルスに侵されている可能性は低いと見たヨハンは、中から携帯電話でスタッフに指示を送り、一つ一つ条件をつぶしていくことを実行。
男性が神父であり、長い間睡眠障害を患い、1年ほど前から体重の減少を訴えていたこと、更に「何人もの人を殺した」という罪悪感に悩まされていたこと等から、ベトナムに従軍していた際に感染した病気が40年以上の年月を経て、発病したことを突き止めるのだ。

病院としてはいい宣伝になると、ヨハンを記者会見の場に立ち会わせることを画策するも、ヨハンは拒否、逆に彼が3年前の安楽死にかかわっていることに気づいた記者がいたことで、別の意味で目を引くことになってしまうのだ。

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カン検事が自らがん患者の集いに足を運んだのは、自身が3期の胃がん患者だったからなのだが、互いの状況を報告しあうことで、病に立ち向かう術を探すはずの会は「スイスに行き安楽死を選んだ人の話を知りたい」と切り出した参加者がいたことで一機に不穏な空気に包まれることになる。
残された時間と向き合う患者たちにとっては一番微妙な問題なのだ・・・・

ヨハンの病を理解しようとするシヨンに「知ることと理解することは違う」と言い、無駄なことはするなという彼だが、「患者の家族も患者の痛みを全部理解出来るわけではない。それでも寄り添おうとするのだ」と言い、自分もヨハンの痛みを理解するというのだが・・・・

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自分の主治医から「体の中は君が診察した病気が全部入っているようだ」と言われているヨハン。
身内(韓国語的には保護者か・・・)が誰もいないヨハンにとって、シヨンは保護者になりうるんだろうか・・・