私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

医師ヨハン 第11,12話

2019-08-27 21:22:06 | 韓国ドラマ あ行

元女優の呼吸器が外されていた事は傷害事件となり、警察にも通報されることとなる。

シヨンの叔母により元女優は病室を移されるも、病院内で問題になっていることに変わりはなく、ヨハン達ペインクリニックのメンバー達も順番に話を聞かれることになるのだが、呼吸器が外されていた時にそばにいたヨハンは、検事のソンに詰問されても多くを語ろうとはしない。

院内の防犯カメラをチェックするソンは、ヨハンが元女優の病室に駆け込む姿を見て、「殺そうとする患者の部屋にあんなに急いで駆け込むだろうか?あれじゃまるで助ける為に病室に駆け込むようじゃないか!」と言い、他の防犯ビデオもチェックするように指示するのだ。

元女優が危篤状態になると、延命措置を望まない同意書に彼女がサインをしており、更に廻りから止められても「彼女にはまだやることが残っているんだ。」と言いながら、心臓マッサージを続けるヨハン。

元女優は、「息子が自分に会いたくない」と言っていた事を知り、自殺を図ったのだが、別れた夫が息子に会わせたくないためについた嘘で、実際は息子は一人病院に来ていたことが分かる。

「これ以上器械に繋がれているのは可哀そうだ。。。」と言いながら呼吸器を外すことに同意している家族の姿を見た少年は、自分の母親の姿を見て、自分の手で母親を天国に送ってあげようと呼吸器を外したのだ。

病院内で偶然少年に出会い「お母さんは天国に行ったんだ」という少年の言葉を聞いたヨハンは、「僕が呼吸器を外したからお母さんが亡くなった」という事実が最期の思い出にならないように、二人を最後に会わせようとし、彼女を助けるために病室に駆け込んでいったのだ。彼女を助ける前にその話をすれば、警察が少年を探そうと躍起になるだろう。そうならないようにと何も言わずに彼女を助けることに全力を注いだのだ・・・・

彼女を助けながら、痛みを感じない自分が医師であろうとするのは、好奇心や憐憫でなく同質感だと気づくヨハン。(この同質感・・・気持ちは分かるのだがぴったりの日本語の言い回しが思いつかない。漢字語だと思うのでそのままにしておこう)

*****

自分の病状を「大丈夫だ」とも「大丈夫ではないけれど直るから大丈夫」とも言わないヨハンに、「私を慰めて欲しい」というシヨン。ヨハンが居なくなったら自分が辛いからという意味での言葉らしいのだが、相手に負担にならない、でも女子力が高い言葉に思える。
そんなシヨンを受け入れたヨハンは受診の際にも彼女と一緒に病院に向かう。
「付き添いはまず待つことからだから・・・」というシヨンは、彼の診察が終わるのを待ち、そのあとは彼と一緒に刑務所時代の後輩が勤務するカフェでコーヒーを楽しみ、治療で免疫力が低下するヨハンのためにスーパーで各種食材を買い込む。
そんな彼女の気遣いを受け入れるヨハン。

抗がん剤治療を受ける検事のソンは、副作用で病院に緊急搬送されるが、同じ病院に通うヨハンは偶然その場に出くわし、彼の病気の事を知ってしまう。
抗がん剤治療の副作用が心臓に出ていることを診断したヨハンは、医師に薬のアドバイスをして立ち去るのだが、「何をすれば患者のためになるのかを考えるのが医者の務めだ」という、ヨハンの言葉を思い出し、彼を糾弾することにエネルギーを費やしているソンの気持ちに変化があるのは当然だ。

ヨハンの様子を取材する記者から、無痛症の高校生の治療の様子をまとめたドキュメンタリー番組を見るように勧められた看護士は、ヨハンが高校生と同じように無痛症を患っていることに気づいてしまう。記者も、元受刑者等に取材し、彼が麻酔もせずに縫合し、暑い中汗一つかかない事などを調べ上げているのだ。秘密は隠しきれるものでもない・・・

そんな中、無痛症の高校生が急患として病院に運び込まれる。携帯に残された写真から、彼がトレーニングのためにステロイド剤を注射し、そのために意識を失っていたことが分かる。
免疫力を下げるステロイド剤は、高校生やヨハンにとっては諸刃の剣なのだ・・・・