私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

譚仔三哥(タムジャイサムゴー)

2022-07-09 20:39:46 | なんということはない日常

香港でタム家の兄弟が始めたお米と水だけで作った麺(米線)のお店@譚仔三哥(タムジャイサムゴー)。今年の春に新宿にオープンしたお店に初めて行ってみた。

 

****

ベースとなるのは、麻辣(マーラー)、番茄(トマト)、清湯(クリア)、酸辣(サンラー)、煳辣(ウーラー)三哥酸辣(サムゴーサンラー)の6種類のスープ。

まず、好きなスープを選んで、そのあと、10段階(不辣~特辣まで)の辛さを選び、そして好きな具材を何種類か選ぶという、先選湯底→再選辣度→最後選食材という流れだ。

お店のお薦めは、痺れた辛さのマーラー、旨味と甘みが感じられるトマト、焦がしたスパイスの薫りのウーラーのようだが、私は一度に色々味わいたいと、酸味と辛味が感じられる三哥酸辣(サムゴーサンラー)の10小辣に牛赤身肉ときくらげ、そして飲み物はコーヒーと紅茶が1対1の香港鴛鴦茶(えんおうちゃ)を選択。

もちろん飲み物は必須ではないが、香港では麺と一緒に甘い飲み物を飲むのは定番だ。エバミルクの入った濃厚なミルクティも辛味がマイルドに感じられるし、香港らしい雰囲気が味わえるかもしれない。

******

辛さのレベルの表し方が香港らしい。

一番下のレベルが10小辣、その次が5小辣となっていく。数字と辛さの関係を錯覚してうっかり小辣を頼んだりするとエキストラホットが出てきたりするので注意が必要だ。漢字表記をありがたいと思いながらも、ちょっとした習慣の違いも楽しみつつ、慎重に辛さも選択する。

具材も色々ある。

周りを見回すとパクチー好き女子もいれば、うずらの玉子、きくらげを選んでいる人がやや多い様子だ。油揚げもスープを吸って美味しそうだ。

私は始めなので具材はシンプルに牛赤身肉ときくらげの2種類にしてみたが、これでも十分満足できる。きくらげはスープがよく絡むし辛味と相性もいい具材だ。

三哥酸辣(サムゴーサンラー)の10小辣という一番レベルが下の辛さにしたのに、唇で程よい痺れを感じる辛さだ。辛さに溺れる事なく、旨味も十二分に堪能できる。辛い物は好きだが激辛好きというわけではないので、私はこの辛さで十分満足する。

*****

テーブル席もあるが、一人席も充実しており、私のように一人で来店している女性客も多数見られた。私は具材を2種しか選ばなかったが、回りを見回すと4種位選んでいる人も多いようだった。米線はすっきりとした麺でスープも香麻辛辣という味が中心でこってりとした感じは少しもない。具材が多くとも香りと痺れと程よい辛さを感じてスルスルと食べられる。

次はピータンやベビーイカ、香港風のフィッシュボールも食べてみたい。

私の後ろのテーブル席では男性二人組が広東語で元気よく話しながら、麺と一緒にスパイスで味付けされた手羽先トーフェイ・チキンを食べていた。二人の広東語をBGMのように感じながら麺を堪能・・・