au通信障害で「公衆電話」に注目集まる 初めて使う人増えTwitterには“使い方指南”も
テレホンカードの発売が開始されたのは昭和57年(1982年)との事。
その当時、近所の駅の改札口前に電電公社の人が数人、折り畳みの机とパイプ椅子を並べて臨時出張販売所を開設し、駅から出てくる人にテレホンカードの宣伝と販売を行っていた。その様子が妙に珍しかったので、1枚購入したのだが、購入する人が少なかったのだろう。びっくりする位に丁寧なお辞儀をされて逆に恥ずかしくなってしまったのを覚えている。
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ちょっとした開店祝いやお返し、そして何かのイベントの記念品として・・・様々な所で貰ったりしたテレホンカードは両親が残した分も含めて、今でも自宅に沢山残っている。財布にも常時入れており、何か用事があると、携帯電話で番号を確認し公衆電話で電話を掛けるというようなやや本末転倒な事をして、今でもテレホンカードの在庫を少しでも減らそうとしている。
東日本大震災の際に30キロを歩いて家に帰ろうとした際には、繋がらない携帯電話を使う事をあきらめて、街道沿いにある公衆電話で自宅に連絡をした。そんな記憶もまだ鮮明なので、自宅に準備してある防災リュックの中には、テレホンカードと10円玉が入っている。
減っている事は十分認識していたが、使い方が分からないほどテレホンカードと公衆電話が一周回ってこんなにも過去の物になっているとは知らなかった・・・