私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

悪の心を読む者たち 第7,8話

2022-07-14 21:47:13 | 悪の心を読む者たち 韓国ドラマ

高級住宅地での殺人事件の容疑者の後ろ姿を公開し、「お前は見られている」というメッセージを犯人に送り、起こるであろう犯罪抑止に役立て、更には時間稼ぎをしてその間に犯人の痕跡を探そうとする犯罪行動分析チームと捜査チーム。

犯人が慎重になる事で犯人逮捕が逆に遅れるのでは・・・と躊躇する捜査チームだが、いずれのチームも犯人を捕まえたい気持ちは一緒だ。お互いに取るべき手法が違うだけだと折り合いをつけて捜査に当たるしかないのだが、一般市民にそんな心持が伝わるわけもない。「警察は何をしているのか?」とフラストレーションはたまっていく。そしてそんな時に再び住宅地で起こる女性への暴行事件。

若い女性のあとをつけ、わざわざ自分の姿を確認させたうえでレジャーナイフで下腹部を刺して立ち去るという事件は、暗い場所で自分の顔を見せないように女性を襲うという基本中の基本のセオリーから外れたもの。

目撃証言から、同じような小柄な犯人像が浮かび上がり、犯人が鈍器からナイフに凶器を変えたのではとも思われる事件なのだが、ハヨンはパターンが違うと主張し、連続殺人犯が二人いるという仮説を打ち出すのだ。そして捕まる高級住宅地の殺人事件の容疑者。

怨恨でなく殺人に対して快楽を感じる犯人へのアプローチには負担が伴う。犯罪を犯した気持ちを100%理解し、解明することはできず、その部分を残したまま、犯人の行動パターンを探ろうとする行為は、自分の心に考えられない程の負荷をかける。それでも次の犯罪を未然に防ぐために彼らの心を読まなければならないのだ。

悪の心を読みながら、ナイフを凶器にする殺人犯の絞り込みに苦慮する警察・・・・

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ドラマの中の警察同様、見ている方にもなかなかの負荷がかかるドラマだが、犯人逮捕に真摯に向き合う気持ちは伝わってくる。