私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

マドレーヌ

2007-02-15 22:00:31 | 韓国ドラマ・映画
中学の同級生だった二人が偶然ソウルで再会し、1ヶ月の約束で契約恋愛をするという、チョ・インソンとシン・ミナ主演のラブストーリー。
除隊したばかりで、小説家希望の青年と美容師の彼女の二人は、契約恋愛というきっかけこそやや奇抜だが、それ以外のストーリーはいたって普通というか、かなり自然。
「お互い嘘をつかないこと」という約束をし、付き合い始める二人。彼のバイト先についていったり、美容師の彼女に髪を染めてもらったり。期限付きの恋愛とはいえ、なにかにせかされるわけでもなく、ただ自分達で1ヶ月という期限を決めただけなのだから、程好い緊張感とともに流れる二人の時間は結構微笑ましく感じられる。若いっていいな~と思う。

マドレーヌを忘れられぬお菓子にしてくれた恩人としてキム・スロが出演。もう少し活躍してくれるとなお嬉しかったのだが。
若い女の子にありがちな可愛らしさと我儘な感じを自然に演じているシン・ミナも良かった。
チョ・インソンも自然だったかもしれないが、金髪が似合っておらず、残念ながらややマイナス点。





マドレーヌ

メディアファクトリー

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ハッピーバレンタイン

2007-02-14 21:47:54 | ソン・スンホン(宋承憲)
バレンタインディだからと、何か心華やぐことを書きたいと思ったのだが、こういう日に限って何もない。
過去の華やかな思い出でもあれば書きたいのだが、残念ながらそんな素敵な思い出もない。
仕事の関係では、なんだか覗いてはいけない暗い闇を見てしまい、毒気に当てられたような気分になってしまった。

普段はあまり後ろ向きなことを書かないように気をつけているのだが、今日は世の中的には華やかなバレンタイン。
私のややマイナスな気持ちも、世の中全体のプラスの気分とあわせれば、チャラになるだろう。

チャラになるといいなと思う。

↓マイナスからプラスに戻そうと会社帰りに購入した雑誌。暫く雑誌コーナーには足を運ばなかったのだが、色々な雑誌があるものだ。とりあえずその中から一冊選んで購入。

韓国ドラマ&シネマ純愛ドラマス

竹書房

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人生は美しい

2007-02-13 21:26:30 | 韓国ドラマ・映画
ホテルグループの会長の次女(演ハ・ジウォン)と前科もある地元のチンピラとの許されぬ恋。
これにチンピラを子どもの頃から慕う幼馴染の女性と、会長の長女の悲恋が描かれるドラマ。
(実は、長女の15年越しの初恋という話の方が面白かったりもした。)

地元のチンピラをキム・レウォンが演じるのだが、キャラクター設定が非常に曖昧だ。結構男気のある役柄かと思いきや、誰かを庇って刑務所に入ったわけでもない。どこか暗い影のある青年という訳でもなく、ハ・ジウォンと恋人同士になってからも、「お前の事は俺が守る」などといいながらも、どうも彼女の前では何となく、デレデレした態度だ。
勿論 昔の彼女との仲も揉めたりして、なかなか上手くいかないのだ。

マスの養殖場を経営するという夢も持っている普通の青年なのだが、やっぱりドラマの主役なら、もう少し濃いキャラクター設定がないと・・・と思ってしまう。


最終回の16話になってどのように収拾をつけるのかと思えば、得意の「三年後」というテロップが流れたりするのだが、ストーリー以前にもう少しキチンとしたキャラクター設定があれば、ドラマとしても面白かっただろうにと思う。

キム・レウォンといえば、やっぱり屋根部屋のネコが面白かったと思う。ストーリーも大事だが、キャラクター設定も大事というのがよく分かる。


人生は美しい DVD-BOX

エプコット

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あるいは裏切りという名の犬

2007-02-12 16:48:19 | 映画鑑賞
「かつて親友だった 同じ女を愛した 今はただ敵と呼ぶのか・・・」

顔が映っていない二人の男の姿の間に、こんなコメントの入ったチラシ。
チラシを見ただけで、私の大好きな映画の匂いがすると思っていたのだが、やっと鑑賞。

男気のある刑事レオと、野心家の刑事ドニ。しかし刑事はどんな時も危ない橋を渡るものらしい。野心家のドニに嵌められ、職を失い、更に悲しみを味わうレオ。
奪えば奪うほど、孤独になる男と全てを奪われた男。
登場人物がこんなに煙草を吸う映画を見たのは久しぶりだった。
もちろん紫煙の向こうにあるのは男の悲しみだ。


****
原題は@オルフェーヴル河岸36」というパリ警視庁の住所だ。
日本人に警察を指すこの単語の意味がわからなくても、こちらの方が洒落ていてよかったような気がする。確かにわかりやすいタイトルにはなっているが・・・
そしてまた、ハリウッドが自分たち用にロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニーでリメイクするらしい。大人の香りはなくなってしまうのだろうが、ジョージ・クルーニーファンとしては、ちょっとの楽しみもあり。

あいつは格好よかったの思い出

2007-02-11 17:40:38 | ソン・スンホン(宋承憲)
チョン・ダビン 自殺?


彼女の代表作といえば、やっぱりキム・レウォンとの共演作@屋上部屋の猫なのだろうけれど、スンホンファンの私にはやっぱり「あいつは格好よかった」のハン・イェウォンがやはり印象に残っている。

2004年の夏、ソウルで映画を見た後、HPにこんな感想を載せていたのを懐かしく読み返してしまった。

(HPでは同時期に公開されていた@狼の誘惑と比べて感想を書いている)
****
平凡な女子高生と花美男の高校生の物語と話のコンセプトはほぼ一緒だ。
狼の誘惑がカン・ドンウォン一人にスポットをあてた女子高生志向なのに比べ、あいつは格好よかったの方はソン・スンホン(宋承憲)の格好よさも十二分に描きつつも、チョン・ダビンの普通の女子高生ぶりも可愛らしく描いている。
タンバリンを片手にカラオケに興じる場面などは、カラオケ場面ベストテンを選ぶ機会があるとするなら、間違いなく1位に押したい場面だ。ソン・スンホン(宋承憲)のカラオケ場面は次点といったところか。

笑える場面もあいつは格好よかったの方がふんだんに盛り込まれている。スラングで笑わせる場面もさることながら、ソン・スンホン(宋承憲)が格好をつける場面も笑わせるし、(授業中の携帯場面などのやり取りは最高だ)チョン・ダビンの可愛らしさを残しつつの捨て身の場面(何度も出てくる走る場面はどれも笑わせてくれる)も好印象だ。
カン・ドンウォンのちょっと寂しげな雰囲気と若さをいう素材の良さを活かしきることに重点を置いた狼の誘惑と、演じることによって平凡さと格好よさを表そうとしたあいつは格好よかった。
どちらも大袈裟な主題があるわけでなく、若々しくて、ちょっと楽しくて、そして最後にほろっとさせる。どちらを好むかは本当に見る側の好み一つだろう。
*****

チャンポンの歌をカラオケで歌う姿はかわいらしかった。スンホンに追いかけられて逃げる場面も可愛らしかった。

2004年の夏は彼女が主演の兄嫁は19歳も放送されている最中だった。
同じ時間帯にピの@フルハウスやチャ・テヒョンの@いつか楽園でも放送されていたのだが、せっかくソウルまできて映画も見たのだからと、夜ホテルで彼女のドラマを見たのも懐かしい思い出だ。
2003年の夏は彼女が主演の屋上部屋の猫が人気で、夏の香りの視聴率が今ひとつだったことも、2004年の夏、昨日の○は今日の○などとふざけていたことも懐かしい。


ご冥福をお祈りします。


あいつ、かっこよかった〈下〉

日本放送出版協会

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エレクション

2007-02-10 19:14:54 | 映画鑑賞
「黒社会」という原題の方がしっくりくる。
2年に一回、香港の黒社会(ヤクザの世界だ)で行われる会長選挙。
どうしても会長になりたくて、まるで子どものように金で票を買おうとする男ディー(レオン・カーファィ)と、スマートに票を集め会長の座に座るロク(サイモン・ヤム)
駄々っ子のようなディが諦めるわけがない。会長の印である@龍頭棍を手に入れようと本土に渡り、それを守ろうとするロクの部下達とのまるで鬼ごっこのようなバトルが始まるのだ。

権力を目の前にして、欲望を丸出しの男達。今権力を手に入れようとする男と、これから先、恐らく権力を手にする出あろう若い男達。二丁拳銃もなく、白い鳩も飛ばず、暴力はあってもアクションではない、痛い場面が続く。
手に入れた物を守ろうとする男と、奪おうとする男の戦いは、欲望むき出しで、非常にリアルなのだが、手に入れたいという思いが強いせいか、まるで駄々っ子同士の喧嘩のようにも思えている。加減が分からず、手加減しない子どものように、欲望に向かった喧嘩はとどまるところを知らず、どんどんエスカレートしていくのだ。

ラストシーン、明るい音楽の後ろで聞こえてくる、いつまでも続く鈍い音が非常に重い。そして手に入れたものは必ず手放す時が来るはずだ。欲望はパート2に続く。

****
大好きな香港映画@ザ・ミッションの監督であるジョニー・トーの作品。
いつも通り、男による男の映画だ。

ザ・ミッション 非情の掟

ビデオメーカー

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夏の香り

2007-02-08 21:13:16 | ソン・スンホン(宋承憲)
水曜日は近所のレンタルショップがレディスデーなので、時間があると会社帰りによるのだが、昨日はなんと夏の香りが全部貸し出し中だった。
関東では地上波で夏の香りが再放送されているのだが、多分その影響だろう。
やっぱり地上派の影響は侮れないらしい。

最近ソン・スンホン(宋承憲)の事を何も書いていないが、忘れているわけではない。ドラマが決まったら、全力応援と思っているのだが・・・

2003年夏の思い出
言葉もろくに分からなかったで、「オセロシャツ!」だの「袖が破けてる」だの洋服の事ばかり書いていたのも今となっては懐かしい思い出だ。


夏の香り DVD-BOX 1

ハピネット・ピクチャーズ

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説明出来ない

2007-02-07 21:01:28 | 韓国語レッスン(面白い話)
Hさんとの日本語と韓国語の勉強は細々とだが続いている。
「何か質問はありますか?」Hさんの日頃感じた疑問に答える形で日本語の勉強を30分程やり、その後私の韓国語の勉強をしているのだが、Hさんのなかなか鋭い質問にいつもたじたじになる。
昨日も「何か質問は?」と尋ねると「見通し、見込み、展望の違いはなんですか?」とにこやかに微笑みながら質問するではないか?

正直、そんなことを考えたこともない。日本語でも説明するのが難しいのに、これをどうやって韓国語で説明するのか・・・
「差はありませんね」と韓国語でさらっと流そうとすると、「差があると思うのですが・・・」と納得してくれない。

こうなったら、何か説明しないと納得してくれそうもない。

「見通しは遠い未来にも近い未来にも遣うけれど、展望は遠い未来にしか遣わないですね~。例えば来週の見通し、来年の見通しとは言うけれど、来週の展望はとは言わないです。(本当だろうか?とちょっと自信が無かったが、仕方がないのでどんどん説明する)見込みは可能性がある時に遣う言葉です。
売り上げの見込みを立てるとか・・・」

母国語だから、無意識に言葉を選んでいるので・・・と言い訳がましく説明したのだが、「私は韓国人ですから、ちゃんと考えないと分かりません」ともっともな言葉が返ってきた。

Hさんに家でどんな勉強をしているのか?と尋ねてみると「バラエティ番組を録画して、画面下に出てくる日本語字幕を見ながら勉強しています」というではないか!
私もそっくり同じ方法で勉強しているので、驚いてしまった。
今一番のお気に入りは@夜心萬萬という韓国バラエティを見ながら、ちょっとした相槌などを一緒に言ったりしているのだが、この方法の弱点は必要以上にカジュアルな口調ばかり覚えてしまうことだ。Hさんも同じだと思われる。やっぱり悪い言葉の方が覚えやすいのだ。

夜心萬萬は恋愛バラエティなのだろうが、余りにも赤裸々な告白が多数あるので、全部ネタなのではと気になってしょうがない。確認する術がないのが、非常に残念だ。


韓国スターバラエティ 夜心萬萬 BOX 1

ポニーキャニオン

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アンディ・ラウのインタビュー

2007-02-06 21:28:18 | 香港(香港映画&中華明星)
先週と違い、今週はどうしてもという記事がなかったので、出勤前にコンビニでSPA!を立ち読み。

主演映画@墨攻が公開中のアンディ・ラウのインタビューが掲載されていたのだが、立ち読みながらインタビューに非常に感動してしまった。

ハリウッドの映画人は自分達の作るものが一番だと思っているので、気に入った作品があるとオリジナルを鑑賞しようとはせずに、自分色の作品を作ろうとすること。(無間道しかり、shall we dance?しかり)
因果応報という考え方は決して理解することはないだろう。だからインファナル・アフェアも単なる勧善懲悪ものになってしまっているということ。
墨守という考え方についての考察等等・・・・

非常に率直に自分の考え方を語っている感じも好印象だし、また普段自分でもおぼろげながら感じていることをアンディの口から代弁して貰った感じで、朝から非常に気分が良かった。
更にリメイクするならという映画に@バタフライ・エフェクトを上げていることにも驚く。アンディ いい趣味をしているではないか。

こんなに誉めておいて、SPA!を購入しないのは、片手落ちかもしれないが、今週末墨攻を見に行くので、プラマイ0になるだろう。多分・・・

墨攻

小学館

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バリでの出来事

2007-02-05 22:22:18 | 韓国ドラマ・映画
韓国ドラマでも日本のドラマでも、誰か登場人物に感情移入して観るのが普通だと思うし、誰も感情移入できるキャラクターがいなければ、そのドラマに何の興味も湧かないのが普通だと思う。

が、何にでも例外はあるものだ。バリでガイドをする女性(演ハ・ジウォン)に出会う財閥の息子(演 チョ・インソン)と何も持たない男(ソ・ジソプ)。そして財閥の息子の婚約者でありながら、何も持たない男と偶然付き合っていた女性。

このバリでの出来事は、バリで出会った4人の男女の、これでもかこれでもかの愛憎劇が20話も続くのだが、本当に誰にも感情移入が出来ないドラマだった。
財閥の息子は何でも金で解決しようとし、何も持たない男はどこか世捨て人の風情。そして財閥の息子の婚約者は幸せな結婚も捨てられないし、昔の男も忘れられない。そして二人の男性から愛されるハ・ジウォンは最後まで誰が好きなのかはっきりしないのだ。特にハ・ジウォン演じる女性は、天然でありながら二人の男を破滅させるというなんとも不思議な役だ。とても普通の女性が感情移入出来るような役ではない。

があえて感情移入できるような安易なキャラクターを作らず、どこまでもどこまでもドロドロな恋愛模様に徹したことがこのドラマの麻薬のような魅力かもしれず。たとえ高価な麻薬でなくても、その妖しい光がちょっとまぶしく思えるとでも言ったらいいのか。

「結婚する以外だったら、お前になんでもしてやる」
ドラマも終盤、自分では何も出来ない財閥の息子(演 チョ・インソン)がハ・ジウォンに向かってこんな風にいう台詞があるのだが、こんな台詞をなんとも安っぽく、でもとても魅力的に口にするチョ・インソンが非常に印象的なドラマだった。

****
昨日の映画の感想を読み返すと、あまりにもそっけない感じだったので、今日はチョ・インソンをちょっと誉めてみようと、昔見たドラマの話を思い出しながら書いてみたりする。


バリでの出来事 DVD-BOX

エスピーオー

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ラブ・インポッシブル ~恋の統一戦線

2007-02-04 18:11:48 | 韓国ドラマ・映画
日曜日に掃除をしながら見るに丁度いいかとレンタルしてみる。

南北合同の遺跡発掘の場で出会った韓国のナンパな大学生と北朝鮮の女子大生。
ふたりが出会い、タイトル通りの恋の統一戦線という話が約90分弱続くのだ。

あえて見所シーンを探すなら、前半部分でナンパ大学生を演じるチョ・インソンと、後半部分で恋人同士になった二人の喧嘩シーンか。
特に喧嘩シーンはとび蹴りだの、はたくだの、非常に分かりやすい喧嘩が続く。
日本の映画だったらあんなシーンは多分ないだろう。韓国らしい場面だと思う。


ラブコメなので、設定にけちをつけてはいけないかもしれないが、予想以上の緊張感のなさ。がこれにけちをつけては、このDVDを観たこと自体が問題かもしれないので、このあたりでやめておく。

ラブ・インポッシブル ~恋の統一戦線~

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