私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜 第7,8話

2023-10-18 21:33:18 | ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜  韓国ドラマ

デヨプの父そしてファイン翁主の義父が自分の祖父と父の敵と知って動揺を隠せないバウは、ファイン翁主と袂を分かつ決意をし、彼女と尚宮を残して別れを嫌がる息子と相方のチュンベを連れて家を出る事に・・・寺の僧侶からも相方のチュンベからも「過去の復讐を考えても何も生まれない」と諭されてもなかなか踏ん切りがつかないバウだが、彼女たちが男達に拉致された事を知り、ファイン翁主たちを助ける事にするのだ。

父を見たバウの様子がおかしかった事に気づいたデヨプは「父がお前の敵なのか?」と妙に話が早い。当時はそれだけ敵味方の争いが多かったのだろう。そんな二人は、ファイン翁主を拉致した男達が彼女たちを生かして移動している事から、拉致の黒幕はファイン翁主の父である王であることを簡単に突き止めるのだ。

王宮での権力争いはどうも、「ある程度分かっていてお互いに足を引っ張る」的な事が多いようで、『ファイン翁主の墓を動かせば空の棺の秘密が明らかになってしまう。そこで王がファイン翁主を登場させれば、デヨプの父の息の根を止める事が出来る・・・』という筋書きを、皆が自分の立場で解釈しての相手の腹の探り合いなのだ。

王の命の元に拉致されたファイン翁主を彼女の自殺に見せかけて再び助けるバウ。逃げて助けて、又捕まって又逃げて・・・そんな事を繰り返し、深まるファイン翁主とバウの仲。そしてそこからはじき出されてしまう事になるデヨプ。

デヨプは、ファイン翁主の「私が生きている事をあなたが知っていると分かったら、あなたも一生逃げ続けないと・・・」という言葉に、過去の戻ってやり直したいと思っている事だろうが、過去には戻る事が出来ないのだ。

三角関係からはじき出されたデヨプも切ないが、権力争いに巻き込まれたファイン翁主を助ける術を術を持っているのは、デヨプでもあるのだ。恋心を捨ててファイン翁主を助けて欲しい。助けられれば、彼の恋心も無事成就出来るような気がするのだが・・・

 


コンサートチケット問題

2023-10-17 21:43:06 | なんということはない日常

ジャニーズと日本郵便“ズブズブ蜜月”の背景 莫大な手数料収入と年賀状売り上げで大儲け

2006年の冬頃、当時の同僚から「嵐ファンなんです」と突然の告白を受けた頃、非常に独特なコンサートチケット代金支払い方法を聞き、驚いた事を思い出した。

『基本的にチケット代金は前払い制。その後、落選した場合は返金になるがその際の手数料は全部自分持ち。基本的にこれが全部郵便局で行われる』

コンサートは場所も日にちもどこが当たるか分からないので、全国どこの分でも申し込む。当然高額だ。遠方でも見られないよりは見られた方がいいということで、全額前払いでも本人たちが納得しているようだったので、そこまでは私も納得はした。しかし、返金分の手数料までも自己負担というのはどうにも納得が出来なかった。郵便局丸儲けではないか・・・

「クローズなファンクラブでの出来事で、コンサート観たさに、皆納得しているから問題にならないんだろう」と、別の同僚と話していたのだが、その同僚は前職が証券会社だったせいか、まったく別の観点からこの話に興味を持ったようだった。

前払いから外れたコンサート代の返金までかなりな日数がかかる事を確認したその同僚は「郵便局の手数料も高額ですが、その手続きが全部終わるまで事務所にはかなりの現金が眠っている事になりますよね?その間何もしないのは勿体ないです。私が事務所の財務担当者なら、その分はリスクが高い外貨で運用します」と言い出した。

もう、何年も前の事なので、正確には覚えていないのだが、それだけの資金が有れば、手数料が高くとも問題ないはずだから、利回りが出る外貨で短期間運用する事が出来る・・・というような話だった。証券会社出身のその同僚は、「私なら絶対そうします」と一人納得していた。

 

 


釜山国際映画祭でのチョウ・ユンファ

2023-10-16 21:34:21 | 香港(香港映画&中華明星)

釜山国際映画祭で今年のアジア映画人賞を受賞したチョウ・ユンファの記事

記事のタイトルは@後半戦を走る『チョウ・ユンファの人生本色』。男たちの挽歌のオリジナルタイトル@英雄本色にかけたタイトルだろう。

タイトルに走るという言葉が入っているのは、記事の中でも紹介されている通り、釜山に着いてすぐに海雲台をランニング(目撃者多数)、記者会見の翌日も釜山で10キロ程走る予定で、来月の19日には香港でハーフマラソンに出場予定と、走る事に熱心な事からだろう。

韓国でも公開当時に人気だったという男たちの挽歌。ドラマや映画の中で、チョウ・ユンファ演じるマークを模したキャラクターが登場してくるのを何度も目にした。ユンファが演じるマークというキャラクターは、仲間に相棒を売られ、さらには自身も組織の中で辛酸をなめる。恨みを抱え、その悔しさを晴らす為に何年も耐える。この義理人情に厚く、そして恨みを晴らすべくすべてを投げ打つ姿に、韓国人的な恨(ハン)の思いだけでなく、無常さや哀しさを見てシンパシーを感じたのだろう。

今でもお笑い芸人等がトレンチコート姿で爪楊枝を加えるコスプレ等を披露したりしている。

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釜山での記者会見の様子。

주윤발, "재치 넘치는 입담과 환한 미소, 훈훈해" l CHOW YUN FAT, "Witty talk, bright smile, heartwarming" [현장]


ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜 第5,6話

2023-10-15 19:39:23 | ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜  韓国ドラマ

ファイン翁主の生死はすっかり権力争いの一つの駒として扱われるようになってしまう。そんな星の元に生まれてしまい、自分で何かを選択する事が出来ない彼女だが、自分を助けてくれたバウと義理の弟であるデヨプが自分の事で諍いを起こす事だけは避けたいのだ。何とか二人を助けたいと弓を射る姿が凛々しくも痛々しい・・・

しかし、何も出来ないとは言っていられない。自分を狙った追手との戦いで傷を負ったデヨプに朝鮮人参を飲ませる為に、バウと一緒にエセ役人となり、詐欺で金を手に入れようとするのだ。以前の姿からは想像も出来ないファイン翁主の姿。自分の命は自分の思い通りにならずとも、自分の為に誰かが傷つく事だけは避けたいのだ。王女のプライドと優しさがなんとも切ない。

それぞれの方法でファイン翁主を助けようとするバウとデヨプ。デヨプが考え出したのは、父が隠し持っている、謀反以外はなんでも許されるという免罪符を実家から持ち出す事。

お互いの出自を知らない時には、友人になろうとした位の仲だ。デヨプが失火で両親の気を引いている間に、バウが隠された免罪符を持ち出すという連係プレー。しかしデヨプの父は火事の中でも、秘密の書類を確認する位、非常に疑り深い。(更にこの父はファイン翁主とデヨプを結婚させなかった事もあり、もっと他の秘密もありそうだ)

そして火の手が上がる中で、デヨプの父が自分の本当の敵であることを知ってしまうバウ。失火は無事に消火出来たものの、バウの心の中には復讐の炎が燃え上るのだ・・・

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ファイン翁主は、父である王が自分が生きている事を知りながら、それ自体を政争の具として使っている事を知ったら、又再び崖から飛び降りる事だろう・・・何よりも実の父と義理の父が自分の生死を利用して権力争いをしているのだ。


市ヶ谷GRATO(市ヶ谷・九段お昼時マップ32)

2023-10-14 20:35:48 | なんということはない日常

外濠公園沿いにあるイタリアンのお店。

オープンテラスがあり、入り口は全面ガラス張りなので、店内も明るい。向かいは外濠公園。満足して外に出た際に見える景色も大事だなと思う。

昼はパスタランチがメインのようで、ビアンコ、ロッソ、クリーム、和風、カルゴから選べるようになっている。

ロッソの「レンコンの入った鶏ひき肉のラグーソース~柚子胡椒の香り~」を注文。サラダと飲み物がついて1,200円。

鶏ひき肉は豚と比べて口当たりがホロホロした感じで食べ応えもたっぷりだった。

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今時だなと思ったのは、席につくとQRコードの入ったレシートを渡された事。携帯でQRコードを読み込むとメニューが選べるようになっているのだ。お店の前にあるメニュー板に『スムーズな料理提供の為、ご注文は一つの端末でお願いします』と書いてあった意味がやっと分かる。

もう一つ、ロッソはイタリア語で赤を意味し、トマト味のパスタの事を指す事も覚える。

 


この恋は不可抗力 第7,8話

2023-10-13 20:45:54 | この恋は不可抗力 韓国ドラマ

ホンジョとご近所さんになった補佐官のクォンだが、シニョの存在を知り、二人の間に割って入る事になるのだ。シニョがライバルと知り一気に燃え上るクォンの恋心。ホンジョとシニョがその流れで自分たちが呪術に悩まされている事を明かさなければならなくなり、成り行きで「呪術は本物」という事を証明してみせることになるのだが、当然のようにそれは失敗。結局のところ、呪術については証明できず、シニョが本当に惚れ薬でホンジョを好きになった証拠をはっきりさせられず、ホンジョとシニョの関係は微妙なものになっていくのだ。

呪術の効果がなかったことがはっきりしてしまったので、両親がナヨンとの縁談をどんどん進める事に異を唱えたいものの、全てのトラブルをさすがに呪術のせいには出来ない。

しかし、誰かがナヨンにホンジョとクォンが一緒にいる写真を送った事から、話は全く別の方向に進んでく。(ナヨンが逆切れしてホンジョにビンタを食らわすのは想定内か・・・)ナヨンの暴走からホンジョは自分がストーカーされているかもしれない事を知り、不安な雰囲気になるものの、ナヨンの事もあり積極的に動く事の出来ないシニョ。ただ、この関係を整理したいと二人が祠の有った場所に呪術書が入っていた箱を返しに行った事で、ホンジョの身に本当に危険が迫っている事がはっきりするのだ。

盗まれたホンジョのパジャマを着せられた藁人形にはシニョの名前が付けられており、ホンジョだけでなくシニョまでもが狙われているのは一目瞭然。(呪いの藁人形は、木や柱に括りつけるのが定番かと思ったら、上から吊るスタイル。ビジュアルが微妙なのも、逆にリアルなのか・・・)

シニョは、ホンジョを遠くから見守る他はないのだ。そんな時に当然起こるトラブル・・・・

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ドラマでは、呪いというキーワードは前世と密接に関係あるものと決まっている。一体呪いは箱の中で何年眠っていたのか・・・

 

 


ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜 第3,4話

2023-10-12 21:00:38 | ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜  韓国ドラマ

母に生きている事を伝える為にバウ親子と共に王宮に向かうファイン翁主だが、彼女が生きていては都合が悪い義父は当然王宮にも刺客を送っており、そのままでは突入も不可能。変装して忍び込むものの、彼女の前に現れたのは父に使える尚宮のキム。

時代劇に出てくる尚宮(サングン)は徹底的に主人公よりの優しい尚宮か、自らがラスボスのように王宮のパワーバランスを牛耳りたい権力大好きの尚宮かの2種類だ。おまけに権力大好きな尚宮は、自分が使える人間に自分の事を信じさせる能力に長けている事が殆ど。このキム尚宮もまさにこんなタイプ。裏で自分が使える光海君と敵対するファイン翁主の義父とも駆け引きを行っているのだ。

そんなキム尚宮に「本当に消えてください」と言われショックを受けるファイン翁主。

苦労はしていても、育った環境から耐性のないファイン翁主は、ショックを受け、崖から飛び降りるのだ。(気持ちは分かる。邪魔だから死ねなんて、相当自尊心が強くない限り、打ちのめされて当然だ)

息子の言葉に後押しされてファイン翁主を助けるバウだが、彼女と息子と3人で生きていく手立てもないのだ。何も出来ないはずのファイン翁主に皿洗いの仕事までさせるようになるが、起死回生の手立てはない。そして助けに来るはずのファイン翁主の義理の弟であるデヨプも、ファイン翁主の生死を権力闘争の駒として使った父の為になかなか自由に動けないのだ。

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時代劇では、適度に優しく、しかし適度に権力も好きなどという中途半端な尚宮は出てこない事になっているのだ。多分そういう人もいたのだろうが、ドラマ的には面白くないのだろう。凄く優しい尚宮か、自分が使える主さえもこっそりコントロール出来る(ステレオタイプな表現でいえば)悪徳尚宮の2種類しかないように思える。王宮にいる尚宮同士の駆け引きも別の意味で面白かったりするし・・・


Booooo フラペチーノ

2023-10-11 21:27:37 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

「Booooo フラペチーノ」

チャレンジングなネーミングだ。ホームページには、ハロウィンに向けてのフラペチーノ故、『Boo!(ばぁ)と驚かせる』というコメントでこのフラペチーノを紹介していた。

注文の際には「バァ フラペチーノ」と言えばいいんだろうか。いやいや「ブーフラペチーノ」か・・・

ただ、私は「バー」とか「ブー」とか言う勇気もなく、席を確保後に、おもむろにモバイルオーダーで注文。スタッフの人はレジが込み合っている際「モバイルオーダーもお使いいただけます」とレジに並んでいる人に声をかけているが、カタカナや英語に自信がなくモバイルオーダーで注文する事になるとは・・・・

ネーミングよりも、いたずら心たっぷりのフラペチーノの一番の特徴はその見た目と色だろう。

その真っ黒な色合いは、イカ墨の黒や中華デザート『黒ごま汁粉』を思い出させる。

そんな食べ物の味を想像しながら黒いクリームを口に入れるとその味はフラペチーノの甘さそのものなのだからなんだか舌がびっくりする。更にカップの下の方に見えるほのかな黄色はパンプキンプリンだ。トロっと甘いクリームと、その下から柔らかいパンプキンプリンが次々と口の中に入っているのだ。

見た目から連想する味のギャップに最後まで不思議な気持ちになりながらデザート感たっぷりのフラペチーノを楽しむ。


この恋は不可抗力 第5,6話

2023-10-10 20:55:29 | この恋は不可抗力 韓国ドラマ

市役所での仕事の出来る補佐官のクォンが、自分の前でごくごく普通の姿を自分に見せてくれる事にご満悦のホンジョ。

時空を超えた避ける事の出来ない運命VS身近な生身の人間対決だ。嫌だ、嫌だといいながら、堂々と愛の言葉を囁かねばならないシニョの苦悩はなんとも情けないままなのだが、どうやらこの対決を補佐官のクォンがキチンと受け止めようとしているのだ。

ホンジョを巡る三角関係がきっちり出来上がっているではないか。市長の娘であるナヨンとの関係もそのままに(シニョの父親はナヨンに息子の事をお願いするとまで言っているではないか・・・)この三角関係のトラブルを乗り越えられるとも思えない。

更に呪術のせいで「嫌い嫌いも好きの内」というだけでなく、会うチャンスがどんどん増え、良いも悪いも二人の思い出がどんどん生まれていくのだ。

それはシニョにとっても同じ事のようで、二人のやり取りは、長年付き合ってすっかり気ごころの知れたカップルのように息がぴったりだ。補佐官のクォンがやきもきするもの当然だ。

満月の夜に災難を避ける呪術を行うも、ホンジョのミスで惚れ薬の解毒は失敗。漢字をすっかり使わなくなった韓国だが、弁護士試験、公務員試験に合格するには漢字の習得は必須との事。この二人が漢字の間違いについて、あれやこれやもめているのも、そんな理由からだろうか。

とにかく、運命は変えられないようになっているようだ。

 


イコライザー THE FINAL

2023-10-09 18:48:00 | 映画鑑賞

元CIAという身分を隠し、修行僧のような生活をしながらも、助けが必要な者のためには自分の力を惜しげ無く遣う男マッコールが、舞台をアメリカからイタリアに移して再び帰って来た。

シチリアのワイン農場で怪我を負った彼は、アマルフィ海岸の小さな街で助けられる。コーヒー文化のイタリアでも紅茶を飲む習慣を崩さない彼を受け入れてくれる街の人々。理不尽な出来事を目にすると、助けが必要な者のために自分の力を惜しげ無く遣う。自分なりの方法で人と関わり、そして自分なりの方法で誰かを助けていた彼が、助けられ、そして街の人に受け入れられる。静かな怒りで一瞬にして悪を抹消するマッコール本人に訪れた穏やかな時間。

しかし、安寧な時間は長く続かず。恐喝及び強要、みかじめ料だけでなく、地上げで利益を上げようとするマフィアの振舞いで海辺の街は不穏な空気に包まれるのだ。

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彼がイタリア・マフィアの情報を流す相手は、かつて自分が所属していたCIAの捜査官。何故彼がその女性捜査官を選んだのか。それにも彼なりの信念があるのだ。信念がある男の生きざまは、それがたとえ不器用であっても、胸を熱くするものあり。

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監督アントン・フークァがイコライザーの最後の舞台に選んだのはイタリアのアマルフィ海岸。キラキラと輝く風光明媚な街として描く事も出来たのに、落ち着いた色調で美しい街で静かに暮らす人々とマッコールとの様子を丹念に描いている。その様子がきっちりと描かれているからこそ、彼の静かな怒りが見ている方にもしっかり伝わってくる。

 

 


ハント

2023-10-08 19:46:03 | 映画鑑賞

1983年の全斗煥軍事政権下、安全企画部(旧KCIA)に所属する海外次長パク(演:イ・ジョンジェ)と国内次長キム(演:チョン・ウソン)。大統領を狙ったテロをきっかけに組織の中に入り込んでいる北のスパイ「トンニム」を探し出す事に注力する安全企画部だが、部内は決して一枚岩ではない。お互いの命令系統の違い、組織内での権力争いなどから部内でも盗聴が日常茶飯事のような中で、スパイを探し出す事は困難を極める。

北をアカと呼ぶ韓国内でも、捜査には圧倒的な制圧を目指す暴力的な体質が暗い影を落とす。力でねじ伏せようとする圧力の元、疑心暗鬼の中で生死をかけて駆け引きが行われる。

ワシントンDCでの大統領退陣を要求する韓国系移民によるデモ、東京の街中での情報提供者を巡る銃撃戦、ソウルの大統領府前での大きな混乱・・・エンタメの要素を感じさせつつ激しい銃撃戦の中でも、イデオロギーの違いから起こる緊迫したやり取りが執拗に続く。

警察官出身の国内次長キムの脳裏に、制圧に関わった光州事件での様子が何度もよぎる姿が描かれる。暴力の元で事実は曲げられ、人の命は非常に軽く扱われる。実態がないはずのイデオロギーが暴力と連携を取ると、とてつもないエネルギーを持ちそれを止める事は簡単には出来ないのだ。

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イ・ジョンジェが脚本、監督を務め、盟友であるチョン・ウソンとのダブル主演だ。チョン・ウソンが格好良く撮られているのは勿論、イ・ジョンジェ本人もキチンと格好良くスクリーンに映っている。

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イ・ソンミンとファン・ジョンミンは友情出演。韓国バージョンのチラシには「大統領を除去せよ」と書かれており、チョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンの姿も入っている。


この恋は不可抗力 第3,4話

2023-10-07 20:13:26 | この恋は不可抗力 韓国ドラマ

補佐官クォンが水を飲んだかはっきりしない中で、弁護士のシニュの「自分にも一つ呪術を譲って欲しい」という願いに嫌々ながら付き合う事になるホンジョ。シニュは名門出身ながらも、彼の家は代々短命の様子。それは遺伝という名の呪いのせいらしいのだが、シニュの場合は更にその症状は深刻らしく、医学の力では解決できない事を呪術に頼るという一周回って神頼み方式での一発逆転を狙っているのだ。

職場でなじめないホンジョのエピソードや、補佐官クォンがどうやらホンジョに普通以上の興味を持っているらしいエピソードを挟みつつ、二人の距離は二人が望むかどうかに関係なく、どんどん近づいていくのだ。そしてわきが甘いホンジョの神頼みのせで、自分が惚れ薬を飲んでしまった事を防犯カメラの映像から知る事になるシニュ。呪術の効き目を防犯カメラで確認することになるなんて、なんともコメディらしい展開だが、嫌だ、嫌だといいながら、堂々と愛の言葉を囁かねばならないシニョの苦悩はなんとも情けない。

解毒の方法を知るべく、再び施設にいる巫女の元を訪ねる二人だが、前世から続く解決出来ない因縁が二人の間にはあるらしい。コメディチックな展開が前世の因縁問題登場で、運命の恋に昇格する瞬間がどうやらこの先に待っているらしい。

しかし、二人の運命の恋に立ちはだかるのは補佐官クォン。家族の問題を抱え人知れず悩む彼がホンジョのご近所さんとして、市役所とは別の姿で彼女の前に現れるのだ。

時空を超えた因縁の前に身近なライバル登場だ。

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最近、前世だのタイムスリップだの、現世だけでは解決出来ないストーリーのドラマを見過ぎているせいか、「これが上手くいかないのも前世で何かやらかしたからだ」などと考えたくなるではないか。まぁ、あまり問題を深刻に考えたくない時は、そんな風に現実逃避するのも気が楽になる。ドラマが息抜きになっていると前向きに考えよう・・・


アーモンドクロッカン

2023-10-06 21:23:48 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

出勤前に立ち寄るスターバックスだが、基本的に季節のフラペチーノを頼む時以外はコーヒーを飲むだけなので、スイーツが並んでいるショーケースは基本的に素通りなのだが、今回はケーキやドーナツが並んでいるショーケースの中に新顔のペストリーがあったので思わず注文してしまう。

大振りのデニッシュの上にたっぷり掛かっているカラメルアーモンド。アーモンドとカラメルの香ばしい香りはコーヒーのいいお供だ。

ザクっとした歯ごたえのデニッシュとカリっとしたアーモンドとカラメルの歯ごたえ。微妙な食感の違いが楽しいだけでなく、食べ応えがある美味しいペストリーだ。

コーヒーと一緒にふわっと溶ける柔らかいドーナツもいいが、それとは違ったカリっとした歯ごたえのあるスイーツも美味しい。甘すぎないペストリーなので、軽めの朝食にもピッタリだと思う。

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デニッシュ生地の上にたっぷり掛かったアーモンドが特徴のペストリーなのに、何故デニッシュ生地を上にして写真を撮ったのだろう。写真の撮り方を間違ってしまった・・・・

 

 


この恋は不可抗力 第1,2話

2023-10-05 21:30:10 | この恋は不可抗力 韓国ドラマ

以前のトラブルが尾を引き、市役所での勤務になじめないホンジョは、担当する業務の為、古い祠の取り壊しを担当する事に・・・

公園内にありながらも祠は個人所有。祠の持ち主である一見するとスペックの高いイケメン弁護士のシニュは「祠を管理していた巫女さんの許可が取れたら取り壊してもいい」と何やら彼女に条件を提示するのだ。条件の出し方からして非常に面倒くさい感じなのだが、なんと彼女はその巫女に気に入られ、家族もなく職場でもなじめない事を慰められ、更にはその祠の下に埋められていた箱までも譲り受ける事になるのだ。

巫女から、彼女と自分に因縁があることを告げられたシニュ。常に悪霊に取りつかれている自分の状況を打破するために、木箱の中に入っている物を知りたがり、更にその木箱に「呪術書」が入っていると知ると、呪われている状況から脱するために、弁護士らしからなぬ必死さを見せて、呪術書の中の一つを彼女から譲り受けようとするのだ・・・・

自分が木箱の持ち主だとも知らず、怪しい数々の呪術には興味がない様子だったホンジョだが、市役所の憧れの補佐官クォンと親しくなりたいと一心から、恋する水を作って、自分の恋愛成就を願うのだ。

恋愛成就の水を今時のボトルに入れて持ち歩くのでは雰囲気は出ないような気がするが、さりげなく水を会議室の席に設置し、自然に飲んでもらえるように演出するも、本当に飲んでもらえたかどうかは分からないのだ。こういう脇の甘さが次のトラブルに繋がっていくのだ。

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呪いと前世は密接な関係があるようで、どんなドラマでも前世で必ず遂げられなかった思いや恨みは、必ず現世に引き継がれる事になっているらしい。


ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜 第1,2話

2023-10-04 21:14:29 | ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜  韓国ドラマ

「ポッサム」と言ったら包むという意味。私はちょっとお高めのポッサムキムチの事しか思いつかなかったのだが、辞書で「ポッサム」を調べると、一番最初に出てくる意味は『良家の娘が二人以上の夫を持つ運勢にある時、厄除けとして未婚の男を袋詰めにして誘拐し、一夜を共にさせた後に殺した事』という物騒な意味がヒットする。人を袋詰めにして運ぶことから、ポッサムを隠語として使う事になったのだろうか・・・

ドラマの中では「ポッサム」は再婚を禁じられていた未亡人を秘密裡に結婚させるため、未亡人を袋詰めにして誘拐することを指しているようで、チョン・イル演じる主人公のバウは、喧嘩の仲裁や借金の取り立て等、日銭を稼ぐ仕事の一つとして、大きなお金になる「ポッサム」も生業の一つにしているのだ。

そんな中、相棒のわきの甘さから、バウは嫁ぎ先で未亡人となった王の娘を間違えて誘拐。しかし王女の義父は自分の保身と権力闘争から嫁が亡くなったと王に告げる事を選択し、ユリ演じるファイン翁主の自殺を偽装し、王女の世話係の口封じまで画策。権力の前では、人の命は飛んでもなく軽く扱われるのだ。

帰る場所の無くなってしまったファイン翁主は、彼女が生きていてはまずい義父が送った追手に命を狙われるも、それを助けようとするのは義理の弟であるデヨプ。(演じるシン・ヒョンスは、高橋一生を思わせる風貌だ)

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誘拐された事で死んだ事にされてしまったファイン翁主と、「どうせ死んだ人間」と自分の事を卑下するバウの、」自分の人生を取り戻すドラマのようだ。最初からフル回転でストーリーが進む。