西武の「ハリポタ電車」新宿線&拝島線にも運行へ! 11月下旬まで1編成が「出張」
西武池袋線では豊島園の「スタジオツアー東京」開園を記念して、池袋~豊島園の間を映画「ハリー・ポッター」の「ハリー」「ハーマイオニー」「ロン」の3人が大きくラッピングされた電車が走っているが、それが期間限定で西武新宿線と西武拝島線で出張運行しているのだ。
今朝、朝6時台に出勤の為、そのラッピング電車に乗り込む。特にファンではないが、「何か今日はいい事があるかもしれない」と明るい気持ちになる・・・・それ位、3人の笑顔は迫力がある。
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私が生活の足として毎日お世話になっている西武鉄道を説明するにはとても複雑な路線図が必要だ。
二本柱と言える西武池袋線と西武新宿線はほぼ並走ともいえる路線なのだが、お互いに乗り入れている駅は所沢だけの為、それ以外の場所からお互いの路線を行き来するには複雑に入り組んだ路線を何度も乗り換える必要がある。
私は学生時代西武拝島線(拝島線は基本的に途中で西武新宿線と名前が変わるので、乗客的には西武新宿線となる)から西武池袋線にある学校に通っていた。
最寄りの西武拝島線(実態は西武新宿線)の駅から一駅乗って、隣の駅で西武国分寺線に乗り換え。西武国分寺線を一駅乗って隣の駅で再び西武新宿線に乗り換える。そこから一駅乗ると西武新宿線と西武池袋線が乗り入れている所沢なので、そこでやっと西武池袋線に乗り換え。距離にして9キロ弱。乗車時間は10分程なのに、一駅ずつ乗っては降り乗っては降りを3回繰り返して、やっと西武池袋線に乗る事が出来るのだ。居眠りをしている暇もなかった・・・そんな記憶が鮮明なので、『普段西武池袋線を走っている特別な電車がわざわざ西武新宿線の方にまで出向いてくれたんだな・・・』とちょっと有難い気持ちにもなる。
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ハリポタ電車が出張しているのは西武新宿線と西武拝島線となっていて、二つの路線に貸し出されたようにも読めるが、基本的には西武拝島線は途中から西武新宿線に合流するようになっており、日常的に使っている乗降客にとっては別路線の認識は殆どないだろう。
複雑な路線図が出来上がったのは、複数のライバル会社が合併したりしつつ今の形になったからとの事。
最寄りの駅から西武球場前駅に行こうとすると西武拝島線を二駅乗り、その後西武多摩湖線に乗り換えて三駅、それから西武山口線に乗り換えて更に二駅・・・12キロの距離を進むのに短く乗り継ぎをしつつ進まねばならない・・・それが面倒で、若い頃野球を見に行こうとしたときは、家から自転車に乗って見に行ったりしたものだった。