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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 第269話 『検討』 感想3:確かにVS宿儺戦のMVPは憂憂! 瞬間移動も魂の入れ替えもチート過ぎるw だからきっと五条も生存してるはず!

2024-09-16 00:54:25 | 呪術廻戦
感想1感想2もあります)

なんか、今回は全体として、乙骨への罵声と、シン・陰の陰謀に話が集中してしまったので、ついつい言い忘れていたけど、

確かに、今回のMVPは、憂憂だよね。

いや、どう考えても、彼がいなかったら、そもそも高専側の被害を最小限に抑えながら、宿儺に休む暇を与えない波状攻撃は不可能だったから。

それに、魂の入れ替え特訓がなければ、乙骨は、乙骨五条になって無量空処を使えなかったし、虎杖は、それこそシン・陰の簡易領域など短期間で彼の能力の底上げをすることができなかった。

結局、五条亡きあと、宿儺に対峙できたのは乙骨と虎杖くらいだったわけで。

そういう意味では、宿儺に肉体を奪われたとはいえ、伏黒が不在だったのは、構造的に不満が残る戦いになったよね、読者的には。

ともあれ、話を戻すと、憂憂は、ディフェンスもオフェンスも強化したのだから、マジMVP。

以前にも、渋谷事変の現場にいた冥冥と憂憂がいきなりマレーシアのクアランプールのホテルにいたから、なんか空間移動の術式を持っているんだろうとは思ってはいたけど。

にしても、瞬間移動とか呪術でさすがに無理じゃない? というのが本音。

だって、完全に、物理法則を凌駕するような能力だからw

まぁ、無量空処がある時点で、何でもありなんだけどさ。

そういう意味では、羂索の反重力とか、九十九の質量とか、物理法則を直接イジる術式をだしていたのも、後々、憂憂のテレポーテーションwがでてくるための言い訳のためだったんだろうな。

だって、ブラックホールまで作ってたんだから、九十九はw

それならワープもありか、ってねw

でもさ、今回の感じだと、まだなにか憂憂は能力を隠しているような気がするだよね。

で、それがきっと五条の復活や、天元の処置なんかに意味を持ちそうな気がしている。

乙骨五条の登場も、家入が外科的に脳を入れ替えたんじゃなくて、憂憂が二人の脳をそのまま物理的に入れ替えただけなんじゃないかな、ってね。

だったら、五条の脳は、リカが反転術式を使って乙骨のボディを直していた時に同じく直されたはずなので。

やっぱり、五条の復活はありなんじゃないかな。

で、今のところ、楽巌寺とか、日下部あたりは、五条に天元殺しをしてもらうべく、五条の生存を秘匿しているとみたw


まぁとにかく、憂憂のチートの前では、箒に乗って空を飛ぶなんて児戯に等しいw

うん、間違いなく、憂憂がVS宿儺戦のMVPだよw

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呪術廻戦 第269話 『検討』 感想2:乙骨の復活って羂索の「体を渡る術式」からしたらさすがに無理がありすぎじゃない? 実は魂の移動でしかなくて、そうなると五条悟も生還してたりして!

2024-09-16 00:54:05 | 呪術廻戦
感想1感想3もあります)

いろいろあったけど、とにかく乙骨は生き残ってました。

その生き残っていた乙骨を目にして「憂太 テメェ バカヤロー」と真希が罵倒していた、というのが、前回の最後の疑問のオチだったわけだけど。

ただ、その乙骨の復活の仕方がちょっと腑に落ちない。

乙骨の説明によると、リカが乙骨の本体を反転術式で直してくれていたから、羂索の「体を渡る術式」が切れても、元に戻ることができた、ということなのだけど。

え、でも、羂索の術式って、脳を物理的に移植する必要があったんじゃないの?

だとしたら、羂索の術式が切れたら、乙骨の脳は五条の頭部に残ったまま、にされたんじゃないの?

で、それも憂憂が瞬間移動で回収して、もう一回五条の頭部を切開して脳を取り出して、乙骨の頭部に戻した、ということ?

それ、全部、家入がひとりで行ったの?

別に家入の他に救護班がいてもおかしくはないし、医師がいてもおかしくはないけどね。

うーん。

それに乙骨が反転術式で直した五条のボディはどうなったの?

あるいは、乙骨の脳を移植したときに取り出した五条の脳はどうしたの? そちらも五条のボディに戻したの?

・・・といった疑問がどうしても残る。

やっぱり、こんな物理的な措置をあの短時間で滞りなくさらっとやれるのかな?

それとも、通常医学と反転術式を組み合わせることのできる家入なら、そんなこと朝飯前なのかね?

なんかね、疑問ばかりなんだよ。


で、こういった疑問を解消するには、やっぱり、羂索の術式で「体を渡る」のはあくまでも「魂」であって、物理的な脳はそのままではないか、ということ。

つまり、術式の移動で行っていたのは、前に書いたように、魂の移動だったということ。

そうなると、当然、五条悟の脳と身体が、ひと揃え残っているはずなのだけど、それはどうなったの?という疑問が残る。

そうすると、これもまたメタ読みになるけど、今回、乙骨復活の報からの怒涛の反省会、さらにはシン・陰の謀略の阻止、といった流れも、このエピソード自体が、羂索の術式の本質や、五条悟の体のことから、読者の目をそらすための、一話まるまる使ったミスディレクションに見えてしまう。

今回、やたらと説明ゼリフが多いのも、新情報や裏話の洪水で読者の脳を「焼き切ろうw」としているようにしか見えない。

だって、異常だよ、今回の情報量w

これで、次回、唐突に復活した五条が、天元を相打ちで処分して終わりということになっても驚かないよw

ていうか、乙骨に対する罵倒をするよりも、まずは、宿儺の戦力を削る上で最大の功労者だった先鋒・五条悟の死を悼むのが先なんじゃない?

五条悟が、マコーラを倒したり、宿儺に領域を使わせて、術式を一旦焼き切らせたり、とにかく宿儺の戦力を大いに削ってくれたからこそ、後の、五条よりは自力で圧倒的に劣る呪術師たちによる波状攻撃が意味を持ったわけで。

とにかく、五条悟の追悼を抜きに大反省会をするのはおかしすぎるでしょ?

それだと、高専のみんなが、人でなし、過ぎることになるw

ということで、

羂索の「体を渡る」術式の内容
五条悟の脳と体の行方

についてはまだなにかありそう。

ついでにいえば、五条の生死については、もしかしたら今回出てこなかった高羽が一枚かんでいるのかもしれない。


・・・とこんな具合に、今回の大反省会というイベントによって、いろいろと読者はごまされていると思うんだよね。

乙骨やリカに対する疑問といえば、今回のバレによれば、そもそも、高専の呪術師がVS宿儺戦をモニターで観戦していたのも、どうやらリカの中だったということのようだけど。

え、リカが顕現できるのって5分間じゃなかったの?とか。

じゃ、リカが乙骨とともに宿儺と戦っているときは、あのモニタールームはどうなってたの? とか、いろいろと矛盾がでてくる気がするのだけど。

もしかして、こうした矛盾も、高羽の「ウケればなんでもあり」の術式で、メタ的に解決するという暴挙に最後、作者は出るつもりだったりして?

なんか、マジでその線もありそうで怖いんですけどw

だって、VS羂索戦のとき、高羽って、ちゃんと漫才の舞台、具現化してたじゃないw

だったら、ワンちゃんあるかもw

五条悟、これで復活したら、マジウケるわ!・・・ってノリでw

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ワンピース-ONE PIECE- 第1126話 『落とし前』 感想2:ガープが生きていたのは朗報なだけでなく物語的に大きな意味を持ちそう。

2024-09-16 00:53:49 | ワンピ
感想1もあります)

今回の内容で一番驚いたのはガープが生存していた事実。

もちろん、黒ひげ海賊団の捕虜になっているわけだけど、なにしろ、海軍の大物中の大物だから、チャーチが無駄死にさせるわけもなく。

ワンピースをかけた大決戦の中で、ルフィやコビーに対する牽制に使ってくることは間違いない。

その一方で、かつて弟子だったクザンがガープにほだされる可能性も捨てきれない。

というか、クザンはクザンで、海軍の内情や、あるいは、世界政府やそれこそ五老星のことまで知ったところで、みずから闇落ちした感じしかしないので。

なにしろ、「だらけた正義」が信条だったのだから。

なので、それこそ世界の命運を賭けたここぞという時に、平気で黒ひげのもとから離れて独自の動きをとる気がする。

むしろ、それまでの間の時間稼ぎをするために、つまり、黒ひげの信用を買うために、ガープを捕虜にした可能性が高い気がする。

そういう意味ではガープを通して、クザンの過去ももう少し明らかにされたりして。

いや、ちょっとだけ思っているのは、クザンももしかしたらDの一族の一人なんじゃないかな・・・と。

その辺がわかってガープが目をかけていたのかな、って。

あと、クザンに対しては、どこかで、ベガパンクを自らの手で殺して傷心したボルサリーノがどこかで接触を図ってくる気もして。

世界政府に使える正義がわからなくなった愚連隊を、青キジと黄猿が形成しそうっだな、と。

なんだったら、コビーたちSWORDと組む可能性すらある気がする。

ということで、とにかく、ガープの生存は、黒ひげサイドの希望に見えてきたりしてw

ガープだったら、そのうち黒ひげと酒でも交わして、交友を深めたりしそうなところがちょっと怖いw

ていうか、もうイム様たちがラスボスなのは確定したから、他の無法者たちはみんな、潜在的に同盟相手と思っておいたほうがいいと思うのだよねw

ということで、ガープ、期待してるぞ!

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呪術廻戦 第269話 『検討』 感想:まさかの宿儺戦反省会のあとにシン陰の当主が始末されるという、どうでもいい?話が続いたよw

2024-09-16 00:53:23 | 呪術廻戦
感想2感想3もあります)

え、前回の最後にあった「憂太テメー」の罵声を発したのは真希だったの?

なんだよ、それ、真希、その前にパンダたちと歩いてたじゃんw

あまりにもしょぼいミスリードw

・・・ととりあえず悪態をつきながら読み始めたら、話はどんどんあらぬ方向へ。


出発点こそ、真希による乙骨の戦略ミスという非難から始まったけど、途中から、そこにいた生き残った面々が、各々、反省の弁を繰り返す。

まぁ、メタ読みすればどれもこれも、VS宿儺戦をライブ感だけで描いてきた作者の言い訳に過ぎないのだけど。

いや、まさに、この前、ここでも疑問に思っていたように、なんで、秤と宿儺は戦わなかったのだろう?という問いにも答えていたしw

要するに、読者に細部を突っ込まれる前に、先んじて、作中人物によって、読者の不満をガス抜きしておこう、という手管w

そういえば、日車はちゃんと生き残っていたけど、じゃあ高羽はどうなったのだろう?と結構、気になった。


で、そういったVS宿儺戦の反省会が進んでいくうちに、え? それ今、残り2話になったところで話題にする? っていうくらい唐突に、今回のエピソードの中心に躍り出てきた「シン・陰流」。

具体的には、「シン・陰流」の簡易領域の門外不出の縛りと、それを執り行ってきた当主の話。

結論だけを言えば、その当主は冥冥によって始末されて、新たな当主は日下部になったwので、もう門外不出の縛りはなくなったみたいなのだけどw

それでも、え、今、それする? という話だよね。

もちろん、領域内でみずからを守れる「簡易領域」は、その利用が任意であれば、今回のVS宿儺戦の前に簡易領域を基本装備でできたはずだったので、そりゃ、それの秘匿を墨守してきた当主が疎まれるのも当然といえば当然。

実際、冥冥もその理由で、当主を殺したわけだけど。


で、これだけなら、シン・陰流の話は、決戦後の落穂拾い的エピソードの一つでしかなかったわけだけど、最後に、気になる一言を、そのシン・陰の当主の婆さんが言っていた。

「天元?」・・・と。

え?ここで天元?

まさか、それって、目の前にいる冥冥のことじゃないよね?

まさか、冥冥が天元なんてこと、あるの?

・・・と一瞬思ったのだが。

でも、流れ的には、シン・陰の当主の居場所と、呪術界乗っ取りの意図を教えた女方言は誰か?とも取れるから、そちらなんだろうね。

要は、天元が冥冥に、シン・陰の謀略を伝えた。

当主は門弟の寿命を吸収して生きながらえていると言うから、長寿を保つ理由として天元がマークしていたのかもしれないけれど。

で、そうなると気になるのは、天元はいつ冥冥にシン・陰の謀略の存在を伝えたのかという疑問も出てくるのだが。

まぁ、どちらかというと、物語全体の流れとして、話題を「天元」につなげるためのネタとしてシン・陰のことを挟んだ、というのが妥当なのかな。

ということで、次回は、いよいよ、天元の行方と、死滅回游の締め、についてかな?


最後に、乙骨の復活については、色々と疑問に思うことがあるので、それはエントリーを分けて次に扱うことにするつもり。

追記:乙骨の復活についても書いた。続きは感想2で。

感想2へ)
感想3へ)

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ワンピース-ONE PIECE- 第1126話 『落とし前』 感想:いよいよエルバフに上陸だ!と期待していたら、ナミを襲った謎の存在あり? それとも幻覚?

2024-09-16 00:52:53 | ワンピ
感想2もあります)

前回の流れからすれば、今回はいよいよエルバフに上陸し、ルフィがシャンクスとも再会か?

と思っていたのだけど、そんな簡単にワンピの物語は進まない。

どうやらしばらく寄り道をしながら、エルバフ編以降の展開の仕込みをしていく模様。

で、まずは巨人海賊団の船上で相変わらず宴を続けるルフィたち麦わらの一味とブロディら巨人たちの一行。

完全に飲めや歌えの無礼講w

しかも、巨人が中心なだけに何もかもがスケールがでかい。

そんな喧騒の傍らで、ボニーが、死んだ(停止した?)くまととにも水平線を眺めるのが切ない。

一緒に海賊になって二人で水平線を眺めることを楽しみにしていたボニーからしたら、念願の夢がかなった一瞬だったのかもしれないけれど。

うーん、このままくま、死んだままなのかな?

なんかパンクレコーズの知恵を駆使すれば再起動しそうな気もするのだけど。

最後は、革命軍のイワちゃんたちとともにくまも戦う可能性にとりあえず1000点、賭けておきたいw


そうしてひとしきりルフィ等の宴を見たあと、物語は、若干、エッグヘッド編の間の落穂ひろいのようなエピソードに移っていく。

一つは、バルトロメオが、シャンクスの海賊旗を焼いて「落とし前」を付けさせられた話。

今一つは、黒ひげの一行についてで、クザンが、ボニーを逃がしたけど、代わりにガープを捕らえた、という話で、ついでに、カリブーが黒ひげ海賊団に合流するところも描かれていた。


で、まずはバルトロメオだけど、どうやら知らないままシャンクスの旗を焼いてしまって、周りに迷惑をかけた、だから、落とし前として、ルフィに毒をもれ、と言われたわけだが。

さすがは、ルフィ大好きのバルトロメオ、見事その毒を自分で飲みきり、麦わらの一味とは関係ないことだ、俺の命でチャラにしてくれ、と懇願。

男だねぇ。

結局、毒は偽物でバルトロメオは生き残り、あわてて部下たちとその場をあとにしたわけだが、そんな逃亡を赤髪海賊団が許すわけもなく、沖合で見事に撃沈、バルトロメオならびに彼の部下の生死は不明。。。

うーん、でもこれはきっと、思いも寄らない人たちに救出されて、後日、ルフィのもとに参上する流れかなw

キャベンディッシュや、船団数の多いオオロンブスあたりが拾う形かな。

あるいは、巨人族のハイルディンに助けられて、そのままエルバフに連れて行かれる流れかな?

その場合は、念願のルフィたちとの再会も果たされる。

あ、でもきっとシャンクスもいるから、ちょっとは大変になるのかな?

船長どうしはさすがにまずいから、赤髪と麦わらの幹部どうしで腕試しとかおこなわれたりしてw

ちょっとはそういう展開に期待したいw


一方、黒ひげの方で大きなネタは「ガープを捕らえた」といっているところ。

そうか、ガープ、死んでなかったかw

そりゃ、クザンがあのまま見殺しにするはずはないよね。

これは、最終決戦を前に、ガープとクザンの師弟対決がもう一度あって、互いに拳を交えたあとで、ルフィたちのもとに駆けつけそうだな。

いやちがうな、二人はやはり海軍側だから、二人してコビーたちに合流するんだろうなw

で、カリブーのことは・・・、まぁいいやw


こうした閑話休題的な小話を挟んだうえで、最後に、あら、びっくり、ゴールデンサニー号が流されて、どこかに行ってしまった、という話へ。

最後に、酔いから覚めたナミが、ゴールデンサニー号?の中で、あれ?と言って終わり。

ルフィも探されていたから、きっと、ゴールデンサニー号の中にはルフィもいるのだろう。

ナミが目覚めたところは、巨人族に飲まされた、「緑の妖精」と呼ばれる酒アブサンによって見せられた幻覚の可能性もあるけれど。。。

ともあれ、バルトロメオの話も黒ひげの話もショートブレイク的なものだったから、このナミの話から次の話につながるのだろうな。

なんか、流れ的にスリラーバークのときのような気もするけれど・・・。

そういえばモリアも消えたんだっけ? 関係ある?


ということで、どうやらエルバフに着くのはまだまだ先になるらしいw


感想2へ)

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小市民シリーズ 第10話 『スイート・メモリー(後編)』 感想:やっぱり米澤穂信の作品って地味だよね。一応2期に期待はするけれど。

2024-09-16 00:19:14 | Weblog
10話というよりも、全10話の感想に近いけど、なんというか、後味の悪い終わり方だよね。

いや、原作、売ってしまった理由も今更ながら思い出した。

簡単にいうと、スカシすぎ。

何なのこの二人? 小鳩くんと小佐内さんって、いうのもあるし。

日常の細々したことを推理してドヤ顔する小鳩ってなに?ってなるし、

その小鳩の推理せずにはいられない傾向を利用して策略を達成する小佐内って気味悪い、となる。

まぁ、9話と10話まで来ると、小鳩くんがちまちましたことを首尾よく解決してきたの、って、小佐内さんから見たら、一種のケイパビリティプレゼンで、こんなに探偵的な性癖をもったひとはいないから、使わない手はない、ということで。

要するに、
「春期限定いちごタルト事件」は、なんだか小鳩くん、すげぇ、って話で
「夏期限定トロピカルパフェ事件」は、いや小佐内さん、こえぇ、って話。

小鳩くんを小佐内さんの関係性も、ホームズとモリアーティみたいな関係。

まぁ、そういう物語が進むうちに、関わった人間の内面も徐々に暴かれて、それまであった事件の意味合いも変わっていく・・・という、ちょっと変わった感じの「叙述トリック」的なひっかけが、米澤穂信の得意分野ってことなのだけど。

ただ、読まされる側は結構げんなりする。

意地が悪い、趣味が悪い、性格が悪い、とにかく胸糞悪い。

それが、こんなどうでもいいような高校生の日常に関わるような話でやられるとなおのこと。

そのうえ、主人公たちが未成年ということもあり、犯罪も「若気の至り」のような過ちとしてカウントされてしまい、そのネガティブな経験を経て、登場人物たちが成長することで、当初抱いた動機に対して本人による反省も加えられて、「たしかにやったことは悪いけど、でも・・・」というコメントを付けないではいられないようになる。

でも、なんか、そういう構成そのものが、あまりにもあざとい。

そういうところで、米澤穂信ってどうにも好きになれない、って思って、そういえばブックオフに出したのを思い出した。

まぁ、好きか嫌いか、でいえば、嫌いな方。

そのことを、9話、10話で思い出した。

結局、小佐内さんが酷い、ってだけなんだけどねw

そういう意味では、来春から始まる2期の「秋期限定栗きんとん事件」は、今回破局した小鳩くんと小佐内さんの関係改善の話だったように記憶している。

あまりちゃんと思い出せないのは、やっぱり読みながらあまりおもしろいとは思わなかったからなんだろうな。。。

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杖と剣のウィストリア 第10話 『ボクたちのユメ』 感想:ウィルとイグノールが友情を育むところはガチで『ダンまち』流だよね。

2024-09-15 23:26:15 | ウィストリア
前回から本格的に始まったダンジョン実習。

そこで、謎の組織?の謀略で、パーティメンバーの分断をされたウィルたち。

ウィルは、エルフの英才イグノールを助けたことで、二人だけでまずは生き延びることを迫られるわけだが、そこで語られる、意外なまでの、イグノールの、俺、実は売れ残りなんだよね、という劣等感。

なぜなら乳兄妹のエルフであるエルノールはあっという間に塔に選ばれ、いまや五杖の一角を占めているから。

イグノールひとり、置いてけぼりの劣等感。

同じ時、同じく二人で生存しなければならなくなったリアーナとコレットの間でも、動揺の会話がくり広げられていた。

リアーナの場合は、同期にウィルの幼馴染で同じく今や五杖の一人であるエルフィがいた。

ということで、最上級生でトップであっても、全然誇れるものではない、なぜなら、自分たちよりも優秀なものはとうの昔に青田買いされて塔にスカウトされているから。

その意味での、売れ残り。

要するに、エリートにはエリートの間での微細な優劣関係があって、トップ学生でも劣等感の塊になる、ということなのだけど。

そこでコレットの言う通り、いや、そんなこといったらウィルはどうなる?って話でw

そうしている間に、ウィルとイグノールは信頼関係を築き、ついには、イグノールからウィルの手を握るという、豹変ぶりw

エリート学生、みんなちょろいなw

そのあたりはもう完全に『ダンまち』クオリティw ニヤニヤするしかないw

そうやって友情や信頼関係を育みつつも、ラスボスは残っているわけで。

次回は、そいつらと直接、ウィルたちでやり合うという流れだねw

実際、最後にはラスボスのモンスターも登場したわけだし。

まぁ、首無したちの正体はこれから明らかにされるということで。


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負けヒロインが多すぎる! 第10話 『さようならには早すぎる』 感想: 文化祭といえば、アヴァンギャルのちセピア色にしたがる、マケ作者が多すぎるw

2024-09-15 02:27:54 | マケイン
前回は、小鞠の頑張りにみんなが応えて文化部の展示を完成させたところで終わり。

それを受けて今回は文化祭当日の話。

しかし、この高校、文化祭は1日だけなのか?

あんな生徒会長がいるくせに、意外と淡白。

で、この文化祭、結局、小鞠回の後編・・・みたいなものだったのね。

まぁ、センパイ二人にそれぞれ違う意味で憧れながら、けれども、男子のセンパイには恋心に発展しちゃったから、その余波で、女子のセンパイともちょっとうまくいかなくなりそう・・・

・・・と思わせておいて、しかし、古都センパイが実は複雑な意味で小鞠に感謝もしている、というややこしさ。

そして、その3人全員の舞台裏を聞かさせる無害な男、ぬっくんw

ぬっくん、ホント、聞き上手w

しかし、杏菜の出番が減ると普通の高校生活の恋バナになるのはすごいなw

まぁ、杏菜の代わりに、朝雲がヤバい光線、出してたけどw

あれ、小鞠と朝雲って、文系腐女子とリケジョの組み合わせで、結構「混ぜるな危険w」の取り合わせだと思ったけどどうだろう?

まぁ、朝雲は誰と組んでもヤバいけどな。

なんていうか、小鞠の恋愛だけやたらとしっとり描いているのは、やっぱり作者が文系男子?だったりするからなのかな?

杏菜や檸檬の素っ頓狂な恋愛に比べて、小鞠のパートは、なんかあまりに普通にセピア色すぎてあれれ???と思ってしまった。

いや、単純に、この回だけ、ちょっとノリが違いすぎて。

杏菜の出番が減るとこんなにまともになってしまうのか?と。

逆にいうと、4Kラッコ、すごいな、その存在感w

裏返すと、小鞠、作者に優遇され過ぎじゃない?

やっぱり物語としては、ラッコと焼塩が突っ走ってくれている方が面白い。

じゃないと、ぬっくんが、ただの性格のいい比企谷になってしまうからw

それだけ、ぬっくんが没個性なのがいけないのだけどw

にしても、生徒会3人、さすがに色物過ぎて、ちょっとどうかと思った。

あの3人が暴走して、その分、杏菜がまともに見える展開が待っているとしたら、それもちょっとなぁ。。。

ヤバいキャラは、杏菜ひとりで十分なんだけど。

そういう意味では、ちょっと中だるみかも。

っていっても、あと2話だけどw

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転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第178話『にひひ』 感想:あれ、もしかしてタオの百華拳・魂撃って、竜殺しも可能な人類最強なんじゃない?

2024-09-14 09:43:04 | 第七王子
前回の最後で、塋竜ギルガメッシュが存在する「永久の銀世界」のなかに、ふと笑みを浮かべて参入してきたタオw

ギルガメッシュとシルファの「銀世界」に完全に置いてけぼりを食らっているのかとばかり思っていたのだけど・・・

さすがは百華拳!

気を練り上げることで、様々な状況に対応可能。

というか、このスタンピードに参加する前にタオが爺さんと高山で行っていた修行は、やはり、気の練り方の速度と量をともに増加させるのを狙ったもので、その結果、どうやら銀世界的速度にもついてきたらしい。

前回の説明でもあったけど、銀世界の極意は、脳の処理速度の大幅増強による残像の排除にあるから。

そうなると、気を練るために大量の空気を吸い、その酸素を体にめぐらしつつ気を練っているタオが、原理的に銀世界に対応できてもおかしくない。

しかも、気の場合はそれだけでなく、気配察知の領域展開wをすることで、その領域が一種の拡大された身体になるため、何かがその領域に侵襲してきたらいち早く察知し、対処することも可能になる。

つまり、攻防一体の戦闘の型となる。

なんか、簡易領域を展開した日下部がオートで敵の攻撃を振り払うみたいなものだけどw

問題は、それだけ深い気の呼吸をどれだけ続けられるかにある。

そういう意味では、ギルガメッシュに対して百華拳・魂魄が可能な限り初見殺しになればよかったのだが。。。

ただ、流れ的には持久戦になりそうな雰囲気だし、ギルガメッシュの中にあるダンジョン・コアがさらなる力の解放をしそうなので、このままタオのワンサイドゲームということにはなりそうもない。

やはり、タオの渡した秘伝の丹薬で、体力をドーピングしたシルファも加わって、ドーピングによってブーストされた銀世界を駆使しつつ、タオの必殺・魂撃で、ギルガメッシュをノック・アウトする展開かなぁ。

どうやらギルガメッシュ自身は、自分の終わらない銀世界に介入してきて自分にダメージを与えたタオに興味津々のようだから、戦いが終わったら、タオの仲間になりそうな感じもするけれど。

でもまぁ、それもギルガメッシュのダンジョン・コアがどう反応するかによるのだろうけれど。。。

しかし、魂撃、確かに胃袋の中で手榴弾を爆発させるような凶悪な技だよね。

発剄みたいなものと思っておけばいいのかな?

どうやらタオの放った魂撃はしっかり、ギルガメッシュのダンジョン・コアにも到達したようで、なんだかヒビが入ってたしw

で、眷属の竜を使った物量での勝負に切り替えろと支持したダンジョン・コアの意向に逆らってギルガメッシュが単騎での勝負に臨んだところ、タオの魂撃にやらそうになったところで、「破獄・超獣巍峨ー星篩う天辺」が発動。

さて、次回、どうやってタオをシルファは、このSS級を叩く?

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義妹生活 第11話 『兄 と 妹』 感想:膠着状態を動かす第3者の登場で、これ、次回、沙季も悠太も自分に正直になって終われるのかな?

2024-09-13 09:32:38 | 義妹生活
なんだかんだいって、ずって見ている、不思議な作品。

前回あたりから、だいぶ苦しくなってきたけど。。。

でも、次回、多分、最終回?なのかな。

正直、尺が足りない気もするけど、だからといって2クールで演るようなものでもないよね?

ここに来て、沙季にしても悠太にしても、自分の気持ちを客観的に見るために第3者と出会うという状態。

沙季はオープンキャンパスで訪れた、読売センパイも通う女子大の倫理担当の工藤教授と、

悠太は自習室に通うことでお昼ご飯をともにするようになった夏帆と、

それぞれあまり縛られずにすむ交流を始めることになった。

・・・って書きながら、なんかやっぱりプロットとしては四角四面な進め方で、これで、最後、沙季と悠太が、義理の兄妹をこえて、普通に付き合うようにならなかったら怒るぞ!という気分になってきたw

まぁ、工藤教授が一般論として語った、自己防壁の高い子が心を許せる相手を見つけたらそこに安堵感を覚えて、それを恋愛と誤認する、というのは、あまりにももっともらしすぎて、いや、やっぱり沙季の場合には当てはまらないだろうと思ったり、というか、そう信じてるw

悠太は夏帆のふるまいが、実は沙季と似たものであることに気づいて、逆に、沙季の真意に気づいていくという感じかなぁ。。。

まぁ、とにかく次回を待つ。

しかし、読売センパイ、確かに高偏差値女子大生だった。

あの大学、国立の女子大だから、つまりはモデルはお茶の水女子大ってことだよね


だったら読売センパイの偏差値高めのいささか鬱陶しい物言いにも納得w

なんかもう、最後は、3年後くらいでで、沙季も悠太も別々の大学に進学してそれなりの経験を積んだところで、やっぱり互いに惹かれ合ってることに気づいて終わり!というのでも良くなってきたw

ていうか、あのOPの子ども時代の二人が出ている意味、きちんと活かされて終わるんだよね?

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