BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

義妹生活 第12話 『 と 』(or “tomorrow and tomorrow”) 感想:結局、家族愛と恋愛感情をすり合わせてひとまずの解決を見た終点。

2024-09-20 01:17:07 | 義妹生活
沙季も悠太も自分の気持ちに蓋はせずに互いに告白して、でも今の居場所を壊さないようにしてさしあたっての決着を見た最終回。

前回が、沙季が工藤先生に諭してもらったとしたら、

今回は、悠太が夏帆に心に蓋をする愚を犯さないように忠告してくれた。

正直、工藤先生にしても夏帆にしても、最終話直前に登場して、沙季と悠太の二人に必要な忠告だけして消える?という、文字通りのデウス・エクス・マキナ過ぎて、どうかと思ったけど。

まぁ、でも、沙季も悠太もとにかく自分たちの親の幸せを奪いたくないから、家では兄妹を演じ、学校では可能な限り他人のふりをして過ごす。

まぁ、高校はそうやって過ごして、大学に行ったらなんとかしよう、・・・ってことだろうけど。

でも、大学に行ったら、お互い違う相手が見つかってしまうだろうから、それまでななんだろうね。

そういう意味では、この、禁断の関係?を二人でどう対処するに至るかの、ひたすらの心理劇だった、ということなのだろうな。

評価は難しい。

ただ雰囲気は嫌いではなかった。

あと、沙季のCVが新鮮で良かったのも大きい。

あの声はいいね。

それに比べて、工藤先生と夏帆が、あまりにもベテランで、せっかくアートな空気があったのに、ちょっと雰囲気を崩された感じがしたのは残念。

でもまぁ、不思議な話ではあった。

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義妹生活 第11話 『兄 と 妹』 感想:膠着状態を動かす第3者の登場で、これ、次回、沙季も悠太も自分に正直になって終われるのかな?

2024-09-13 09:32:38 | 義妹生活
なんだかんだいって、ずって見ている、不思議な作品。

前回あたりから、だいぶ苦しくなってきたけど。。。

でも、次回、多分、最終回?なのかな。

正直、尺が足りない気もするけど、だからといって2クールで演るようなものでもないよね?

ここに来て、沙季にしても悠太にしても、自分の気持ちを客観的に見るために第3者と出会うという状態。

沙季はオープンキャンパスで訪れた、読売センパイも通う女子大の倫理担当の工藤教授と、

悠太は自習室に通うことでお昼ご飯をともにするようになった夏帆と、

それぞれあまり縛られずにすむ交流を始めることになった。

・・・って書きながら、なんかやっぱりプロットとしては四角四面な進め方で、これで、最後、沙季と悠太が、義理の兄妹をこえて、普通に付き合うようにならなかったら怒るぞ!という気分になってきたw

まぁ、工藤教授が一般論として語った、自己防壁の高い子が心を許せる相手を見つけたらそこに安堵感を覚えて、それを恋愛と誤認する、というのは、あまりにももっともらしすぎて、いや、やっぱり沙季の場合には当てはまらないだろうと思ったり、というか、そう信じてるw

悠太は夏帆のふるまいが、実は沙季と似たものであることに気づいて、逆に、沙季の真意に気づいていくという感じかなぁ。。。

まぁ、とにかく次回を待つ。

しかし、読売センパイ、確かに高偏差値女子大生だった。

あの大学、国立の女子大だから、つまりはモデルはお茶の水女子大ってことだよね


だったら読売センパイの偏差値高めのいささか鬱陶しい物言いにも納得w

なんかもう、最後は、3年後くらいでで、沙季も悠太も別々の大学に進学してそれなりの経験を積んだところで、やっぱり互いに惹かれ合ってることに気づいて終わり!というのでも良くなってきたw

ていうか、あのOPの子ども時代の二人が出ている意味、きちんと活かされて終わるんだよね?

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義妹生活 第10話 『縁 と 未練』 感想:どうにも緊張感のある話になってきたなぁ。

2024-09-06 00:02:14 | 義妹生活
なんていうか、沙季にしても悠太にしても、もはや縛りプレイのような恋愛をしているようにしか見えなくて、なんだかしんどくなってきた。

無駄に緊張感が高い、というか。

ていうか、これ、どうするんだ?

いや、どうするもなにも、緊張関係がずっと続くだけで。

むしろ、これ、両親のほうが鈍感すぎるというか。

親の無神経ぶりは、なんか昭和のドラマ、今更見せられているくらいひどいw

どう見ても父親が最低なわけだけど。

まぁ、でも別居するわけにも行かないから、この状況は少なくとも高校を卒業するまで続くわけで。

でもまぁ、出会いがそもそも親の再婚で会ったとき、というのだから、もうどうしようもないよなぁ。。。

ところで、あの夏帆という子は、どう絡むの?

センパイがただのウザい人になってきたから、一応、沙季をイライラさせるための新たな刺客として登場した、というのでいいのかなw

悠太も正しく息を抜ける相手がいたほうがいいだろうし。

理想は、悠太にしても、沙季にしても、それぞれ付き合う相手が見つかれば落ち着くのだろうけど。

マジでしんどい。

でもあと2話あるんだよなぁ。

ともあれ、学校で、義理の兄妹とわかったら、それはそれで面倒くさそうだけど。

逆に、あと2話で畳めるのかね?

不安になってきた。

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義妹生活 第9話 『義妹 と 日記』 感想:なるほど「義妹としての生活」を沙季が決意してタイトル回収か。。。

2024-08-30 12:00:38 | 義妹生活
なんとなく見続けてしまって、あぁ、なるほどね、沙季としては悠太のことが好きになって、恋心を抱いてしまったわけだけど、再婚してようやく安堵している母の幸せを壊したくないから、悠太に対して無理やり「妹」の場所に自分を置くことを決心した。

自分の心を固く閉じた。

日記帳のある引き出しの鍵を捨てながら、自分の心に鍵をかけた。

だから、義妹としての生活で、「義妹生活」。

うーん、切ない。


でもさ、これ、ただの自縄自縛にしかならないよね?

嫉妬の相手として、バイトのセンパイや、まだわからないけど、友人の真綾もいて、そんな人たちが常に目に入るところで、恋心に封印するのだから。

普通に考えたら、沙季ってただのMだよね?

それはこれまでのストイックに自立しなくちゃ、と焦っていたところにも見られるけど。。。

でもさ、これまだ9話でしょ?

ここで、想いを封印したなら、この先、その封印が決壊する流れが絶対来るよね?

ただひとつ冷静になると難しいのは、もともと人に関心のなかった沙季が悠太に惹かれるようになったのって、新しい家族として強制的に共同生活を始めたからだったわけで。

そういう意味では、二人の父と母が再婚したのが出発点なんだよね。

となると、このまま封印する路線もなくはないのか?

むずいなぁ。。。

しかし、髪を切りましたか。

さすがにそれは悠太にもメッセージとして伝わるでしょ。

行動と言葉が乖離することになれば、それだけで十分なシグナル。

悠太はどう、沙季と接していくのだろう?

うーん、やっぱりムズい。

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義妹生活 第7話 『感情 と 夏休み』 感想: 全編通じてほとんど沙季の朗読劇だったなw

2024-08-16 09:45:46 | 義妹生活
うーん、久しぶりだな、自分の気持ちを自問して「嫉妬」と答えさせる物語。

というか、最初の頃からは想定していない方向で、ストレートに沙季が悠太に恋心を抱いたのが意外。

いやまじで「ガチ」じゃん。

センパイの読み、凄いな、ちゃんと当たっていたw

でもまぁ、義妹だからそこは問題ないのだろうけど。

ついこの間まで他人だったわけだし。

ただ、まぁ、恋は相手あってのことだから、悠太のほうがどうでるか、だし。

そもそも今は、一応は家族として同居を求められる状況だから、そちらの制約条件の方が無駄に足かせになりそうだなぁ。

こういう展開自体は嫌いではないからいいんだけど。

問題があるとすれば、沙季にしても悠太にしても、交友関係も含めて世界があまりにも狭いので、なにもかもが性急な答えに飛びつきそうで。

なのでうまくいく気がどうもしない。

そういう意味では「義妹生活」とはよくつけた。

義妹となった沙季の生活であり、

沙季のことを義妹としての距離で扱う悠太の生活でもある。

演出の雰囲気はいいけど、物語として出口がないのがちょっと辛いかなぁ。

どうなるんだろうね。。。

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義妹生活 第2話 『取引と目玉焼き』 感想: いい意味で先が見えなくて面白い。

2024-07-12 01:02:29 | 義妹生活
第1話はとりあえずキャラと設定の紹介でほとんど終わってしまったのでどうなるのだろう?と思っていたのだけど、なんとなく今回で方向性はわかった。

意味のある物語というよりは、成長とか、文字通りの思春期とかを、沙季と悠太の二人を通じて、描いていく感じだね。

義理の兄妹?姉弟?という設定は、恋人とか友人とかとにかく二人でいるための外枠を無理やり押し付けないための、結構、無理した設定だよね。

今回あった、この間まで赤の他人だった二人の男女が、他に誰もいない部屋で二人で食事をしながら会話をする、そういう状況を生み出すための舞台装置。

そういう意味では、アート系の映画にあるようなテイスト。

嫌いではない。

事実上、沙季と悠太の二人の会話劇が全体の多くを占めるけど、二人の演技も悪くなくて、余韻や余白もある。

いいね、これ。

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