富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

羆⑦

2005年01月17日 | 建国殿
画像は10月11日。
もうこの頃は成長も止まり、オレンジ味を含んだ黄樺色に
柄が沈んできました。
こんな風に四季折々、微妙に変化を見せる柄というのが
心を捉える魅力となっているのでしょうね。
ルビー根もこの柄があってこそ映えるというものです。
今は柄にもう少し緑味を加え、静かに春を待っているところです。

羆にも柄の色、柄の冴え方残り方によって何タイプかありますが
芸としては果たしてどれが良いのか?
今は腰斑がきれいに残るホンちゃん羆(いわゆる昔言うところの五十鈴川)が
一番人気ですが(確かに美しいこと溜息ものです)
いざ自分で育てるとなれば腰斑まで出なくとも
丈夫で(やはり安心できます)十分以上にきれいなこちらのほうを選んでしまいます。

金牡丹など、昔は墨が多く柄の冴えた小型木(生育困難ですが)に人気が集まっていて
墨のない柄の冴えない大型木は見向きもされなかったのですが
今はそれなりに変化もするし丈夫で良く増えるということか
人気が逆転してしまっています。

羆も同じような道を歩むのかちょっと注目するのも面白いですね。

次回からは作の話をと思っているのですが
思っていることを通じる言葉に変換する機能がどうも不調で
果たして続くのかどうか・・・不安です。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする