富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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2005年05月08日 | 
麻生さんに褒められましたので今度は帝を。

まず質問。(お答えいただかなくても結構ですが)
買うとき同じ値段だったらバリバリの若木と
花芽の跡で埋め尽くされた葉数の多い
大きな古木ではどちらを選びますか?
逆に言うとこんな木が二本あったらどっちを出すかでも同じですね。

以前だったら間違いなく若木のほうを手に取っているでしょうが
今は古木のほうを選びます。

なぜなら葉数の多い大きな木はそれだけ力があり
仔が出さえすればしめたもの。
すぐに大きくなり仔に仔を生じて株立ちになるのも早いのです。
葉や根の力というのはそれだけすごいものです。

今回の帝もそんな古木でしたが6年でようやく生まれ変わりました。
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私の棚で上のほうからたくさん仔が出てくれました。

一昨年の6月にはまだ前作の下葉がいっぱい残っていますが
現在はようやく2枚残すのみになっています。

姿については日を強く取るから葉が短くなるのですが
通年、午前中は5%、日中は50%遮光で通しますと
さすがに夏は天葉までぽつぽつとアントシアニンが出てきます。
年によってはもっと多く出ますが限度を超えない限り
冬の間に消えてしまいますから気にならないものです。

この木は中斑があまり上等じゃないので
もっと柄の良い帝、または大江丸縞、大洞丸なども
この姿で仕上げられたらとちょっと夢見ています。
コメント (4)
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