富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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パイナップル芽について

2010年05月30日 | その他
パイナップル芽は時おり当ブログに出てくる言葉ですが
何のことやら分からない方も多いと思います。
言葉通り、パイナップルのような形状をした芽の事を指しますが
例えが合っているのかということもありますし
珍しい現象ですからたぶん定着することもないでしょう。
ということで忘れ去られる前にいま1度解説させていただきたいと思います。
まず、現象としてこれは花芽になり損ねた葉芽ということです。
そして本体(親木)のほうはその時点でまだ花芽と錯覚していますから
花茎を伸ばし、花を咲かせ、開花を維持して、結実するまでの
潤沢な養分をこの葉芽に注入することになります。
そうすると、秋に出るような普通の仔とは異なり
秋までに5~6枚葉繰りして、しかも相当大きく育ちます。
そして形状は獅子葉状というかパイナップルの葉のようになりますので
とりあえずそのように呼んでいます。
次の年には本体もこれは葉芽だったと気が付くのか普通の生長に戻りますが
それまでの葉数の分だけアタリがあることになります。
数年後にはそれからてんこ盛りで仔の出る可能性が高いという
オイシイ話でもあり出現は大歓迎といった所です。
本日の白妙や先日のなどはモロにパイナップル芽で出ましたから
芽数が一気に増える可能性があって先々楽しみという意味で
一人盛り上がりしている次第です。

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白妙

2010年05月30日 | 白妙


あれから伸びた仔の天葉はなんだか地味柄になりました。




最初の頃は派手過ぎかなと思ったほどですから
柄の推移は慶賀並といったところでしょう。
上柄が少ないわけです。




それから出たパイナップル芽はまだ上々の柄です。
そしてあちこちから柄のあるアタリは出ましたがほとんど花芽。




一本だけ上柄の仔芽が残りました
これだけでも大喜びのはずですが
柄の仔も3度目となると感激も普通になってしまいます。
慣れとは恐ろしいものですね。
とはいえ白妙の最上柄はやはりすばらしいものです。

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