イチビ(莔麻・以智比)
<アオイ科イチビ属>
インド原産の一年生草本だが、
手入れのしていない畑には毎年見られます。
空き地全体を覆っていたりして、繁殖力は旺盛な帰化植物です。
茎は円柱形で直立し、上部で分岐して、
高いものはに2メートル以上にもなり、短い軟毛がある。
葉は互生、心臓形で長さ8~10センチ、
長い柄があり、両面、特に裏面に短い軟毛があり、
手触りはビロード状の感覚がある。
夏から秋にかけて茎の上部の葉脈に花序をだし、
直径1,5~2センチほどの黄色い5弁花をつける。
果実は12~15の袋状の分果に分かれる。
強い茎の皮から繊維をとるために古くから栽培されていたものから、
野生化した。
今は、もっとも強害の雑草になっている。
上はイチビの実
とても奇妙な感じがして、一目で帰化植物だと思ったものだ。