マユミ(真弓)の実
<ニシキギ科ニシキギ属>
山野に生える落葉低高木。
私のカメラでは写せなかったが、
コゲラがマユミの実を啄みによく来ていた。
樹皮は灰白色で、老木になると縦に裂ける。
若枝は緑色で白い筋のあるものが多い。
葉は長さ5~15センチの楕円形または倒卵状楕円形で先は鋭く尖り、
ふちには細かい鋸歯がある。
裏面は淡緑色で、脈が目立つ。
5,6月、前年枝の基部から長さ3~6センチの柄のある集散花序をだし、
直径約8ミリの淡緑色の花をまばらに開く。
雌雄異株。
花弁と萼片は4個。
雄しべは4個あり、雄花は花糸が長く、雌花は短い。
葯は黒紫色~暗紫色。
蒴果は四角形で、淡紅色に熟して4つに裂けると、
赤い仮種皮に包まれた種子が現われる。
昔この材で弓を作ったことから真弓の名がある。
材は白く緻密で狂いが少なく、よくしなう。
マユミの実はかなり遅くまで残る。