マルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)
<バラ科シャリンバイ属>
本来は海岸の岩場などに生えるが、排気ガスに強いので、
よく街路の植え込みなどに見られます。
枝は車輪状に出る常緑低木で、
強い剪定にも耐えるので庭木にもよく植えられる。
葉は枝先に密に輪生状に互生し、質が厚く表面に光沢がある。
5月頃、枝先に白色の直径2センチほどの5弁花を多数つける。
果実は球形で黒紫色に熟し、白粉をかぶる。
葉が細長いのはシャリンバイまたはタチシャリンバイと呼ばれ、
大島紬の染料になるようだが、
東京近郊で見られるのはマルバシャリンバイが多いようです。