ジュウニヒトエ(十二単)
<シソ科キランソウ属>
名前は平安時代後期の公家女子の服装からきている。
幾重にも重なり咲く様からだろう。
高尾山などで見つけたりするとやはり嬉しいものだ。
花は唇形で長さ約1センチ。
上唇は2つに、下唇は3つに分かれている。
花色は白か淡紫色。
茎の先に4~8センチの花序をつけ、下から上に咲きあがる。
葉の縁には波状の鋸歯がある。
全体に白い縮れ毛がが生え、灰色がかって見える。
アジュガ(AJUGA)
<シソ科キランソウ属>
よくグラウンドカバーやコンテナで楽しまれている。
群生するとなかなか見ごたえがある。
セイヨウキランソウから作出された園芸品種で、ピンクや
白、クリーム色などが作られている園芸品。
キランソウ(金瘡小草)
<シソ科キランソウ属>
別名、ジゴクノカマノフタ。キランソウの名前の由来は不明だが、
古くから民間薬として使われていた。
薬草として使うと病気が治りジゴクノカマノフタが閉まる
と言う意味があるらしい。
花の長さは約1センチ。筒状の花は上下に分かれる。
根生葉を地面に張り付くようにロゼッタ状に広げる。
葉の裏側は紫色を帯び、全体に粗い毛が生える。
モモイロキランソウと言うのもあるらしい。
タチキランソウ(立金瘡小草)
<シソ科キランソウ属>
私は初めて見た。野川公園で、群生していた。
また新種?かと思ったら、タチキランソウと言うのだそうだ。
キランソウの種類は本当に調べたら、たくさんありますね。
タチキランソウはキランソウによく似た植物だが、
花冠の上唇が大きく2裂する。
名の通り茎が立ちあがることが多い。
タチキランソウはキランソウより日陰に生える傾向があるそうだ。
タチキランソウは人里から山地までが多い。
俳句は十二単(じゅうにひとえ)が入っている句を調べてみました。
うつし世の十二単に囲まれて 後藤 比奈夫
花野より十二単の風の色 鷹羽 狩行
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