熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

梅雨時のわが庭

2009年06月16日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   我が家の庭は、洋式なのか和式なのか。
   最初家を建てた時に、東金の植木屋さんに頼んでやってもらったのは、門かぶりが高野槙の古木で、副木として玉造の大きなつげ、そして、鬼門に金木犀。
   庭の周りは、道路などに面した外周には、小さな玉つげの行列、それに、隣家との境界の生垣には伽羅と大きなもっこく。
   全く、和風の感じだったのだが、その後、自分の好みで、庭の真ん中の空間に芝を張り、回りには木や花を植え続けたので、今では、何が何だか分らない庭になってしまった。
   新緑の季節になって、急に枝を伸ばし葉が茂り始めたので、ジャングルのようになっているので、一寸、憂鬱になっている。

   今、庭に咲いている花木は、この口絵写真の花ざくろ、アジサイ、くちなし、バラ、それに、ブラジルを思い出して植えたフェジョアである。
   くちなしだが、八重は、豪華で素晴らしいのだが、芳香が強い所為か、小さな黒い斑点のような虫がつくので写真にならない。
   風車のように少し巻きかげんで沢山花開く一重は、秋に綺麗なパイナップル状の実をつけるのが、中々風雅で良い。

   草花では、まだ、都忘れとイングリッシュ・ビオラが、元気良く咲いていて、ユリの花が一気に咲き始めて華やかになってきた。
   ユリは、やまゆり、すかしゆり、てっぽうゆりなど色々植えたのだが、今、咲いているのは、派手な花を上に向けて咲くすかしゆり。カサブランカは、まだ、蕾が固い。
   ユリは、チューリップのように、球根の中に花芽がビルトインされているのではなく、芽が出てから途中で花芽がつくので、元気に伸びた苗でも花が咲かないことがある。
   花芽が出始めた頃に、薬剤散布のタイミングがずれて、花芽を落としたり、花形を歪にしてしまった苗があり、折角、咲こうとしていたのに、申し訳ないと反省している。
   虫も細菌も生きなければならない、これもエコロジーだとは思うが、綺麗に咲いて花は花なのである。

   これらの季節の花々を、適当に切っては、あっちこっちで買ってきた花瓶などに生けて楽しんでいる。
   無節操に植えた花木であり、草花なのだが、いつでも、何かの花が咲いていて、花を手折って、客を迎えられるのは、幸せなのかも知れないと思っている。

   梅雨に打たれたユリやバラはかわいそうだが、アジサイは、アマガエルを背負って雨の中で輝いている。
コメント
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