
緑が萌えて新緑が一番美しい季節になった。
先月、緑摘みをした松の木と、刈り込んださつきの木も、大分落ち着いてきた。
空梅雨模様の庭で、青いアジサイの花が満開だが、何となく花びらに輝きがないのは、水が恋しい所為かもしれない。
蕾を摘まなかったので、二番咲きのバラが、心なしか、遠慮気味にやや小ぶりの花を咲かせて彩を添えている。
この季節で一番困るのは、雑草が勢いよく一面に広がることで、涼しくて雑草の少ないイギリスの庭が懐かしくなった。
ヨーロッパはJune Brideの季節で、今ごろは一番清々しくて美しい時で、バラの花が咲き乱れている頃だと思う。
イギリスで、やはり、美しいのはカントリーサイドで、ハンギングバスケットの花がことのほかに素晴らしい。
そんな田舎の村を訪ねながら散策し、疲れると古いパブに入ってギネスを楽しんだ。
ところで、わが庭だが、急に、庭に甘い香りが漂ったかと思ったら、実なりクチナシの一重の花びらが一斉に開き始めて、真っ白に木を覆っている。
八重のクチナシの方は、まだ蕾が固いが、咲き始めると、もっと甘い芳香を庭中に充満してくれる。
春を告げる沈丁花と同じで、私の庭の代表的な匂い花であるが、梅雨時に、真っ白な鮮やかな花を咲かせてくれる貴重な花でもある。
比較的、虫にやられる花木なので、手入れには注意をしている。
勢いよく枝を伸ばした萩が、えんどう豆の花のような形をした赤紫色の花をびっしりつけて風に揺れている。
秋までにもう一度咲くのだが、いくら掘り起こしても地下に根が残っていて、翌年また株が大きくなって勢いよく咲く非常に強い花木である。
門構えの槇の木の下に植えてある南天も、小さな白い花をつけている。
雨に打たれたり、植えてある木の数が少ない所為か、毎年、実つきが悪いのだが、今年は切り戻したりしたのでどうであろうか。
庭では、急にトンボの数が増えだした。近づくと留まっていたトンボ達が飛び立つ。
秋になるとこのトンボが真っ赤に染まって美しくなる。
草花が少ないので、蝶の訪れは殆どないが、たまに、綺麗なアゲハチョウが飛んでくる。
小鳥達は、最近では、殆ど雀だけである。
冬には、色々な小鳥が訪れてくるので小さくなっていた雀たちがわがもの顔で庭を移動している。
遠くの方で、まだ、ウグイスが鳴いている。
西洋朝顔が、少しつるを伸ばし始めたので、庭に直植えして木に這わせることにした。
この朝顔は、苗の時は、か細いつるを伸ばすのだが、これが、太く長くなって、大きな庭木を這い上がって、青い鮮やかな花を沢山付ける。
一つところから何本も花が咲き出すのが面白い。
梅雨が明ければ、愈々、熱い夏である。
先月、緑摘みをした松の木と、刈り込んださつきの木も、大分落ち着いてきた。
空梅雨模様の庭で、青いアジサイの花が満開だが、何となく花びらに輝きがないのは、水が恋しい所為かもしれない。
蕾を摘まなかったので、二番咲きのバラが、心なしか、遠慮気味にやや小ぶりの花を咲かせて彩を添えている。
この季節で一番困るのは、雑草が勢いよく一面に広がることで、涼しくて雑草の少ないイギリスの庭が懐かしくなった。
ヨーロッパはJune Brideの季節で、今ごろは一番清々しくて美しい時で、バラの花が咲き乱れている頃だと思う。
イギリスで、やはり、美しいのはカントリーサイドで、ハンギングバスケットの花がことのほかに素晴らしい。
そんな田舎の村を訪ねながら散策し、疲れると古いパブに入ってギネスを楽しんだ。
ところで、わが庭だが、急に、庭に甘い香りが漂ったかと思ったら、実なりクチナシの一重の花びらが一斉に開き始めて、真っ白に木を覆っている。
八重のクチナシの方は、まだ蕾が固いが、咲き始めると、もっと甘い芳香を庭中に充満してくれる。
春を告げる沈丁花と同じで、私の庭の代表的な匂い花であるが、梅雨時に、真っ白な鮮やかな花を咲かせてくれる貴重な花でもある。
比較的、虫にやられる花木なので、手入れには注意をしている。
勢いよく枝を伸ばした萩が、えんどう豆の花のような形をした赤紫色の花をびっしりつけて風に揺れている。
秋までにもう一度咲くのだが、いくら掘り起こしても地下に根が残っていて、翌年また株が大きくなって勢いよく咲く非常に強い花木である。
門構えの槇の木の下に植えてある南天も、小さな白い花をつけている。
雨に打たれたり、植えてある木の数が少ない所為か、毎年、実つきが悪いのだが、今年は切り戻したりしたのでどうであろうか。
庭では、急にトンボの数が増えだした。近づくと留まっていたトンボ達が飛び立つ。
秋になるとこのトンボが真っ赤に染まって美しくなる。
草花が少ないので、蝶の訪れは殆どないが、たまに、綺麗なアゲハチョウが飛んでくる。
小鳥達は、最近では、殆ど雀だけである。
冬には、色々な小鳥が訪れてくるので小さくなっていた雀たちがわがもの顔で庭を移動している。
遠くの方で、まだ、ウグイスが鳴いている。
西洋朝顔が、少しつるを伸ばし始めたので、庭に直植えして木に這わせることにした。
この朝顔は、苗の時は、か細いつるを伸ばすのだが、これが、太く長くなって、大きな庭木を這い上がって、青い鮮やかな花を沢山付ける。
一つところから何本も花が咲き出すのが面白い。
梅雨が明ければ、愈々、熱い夏である。